Antoinette

お嬢様、お坊ちゃまご機嫌麗しゅうございます。
冴島でございます。

ゴールデンウィークも過ぎ去り気温も上がっていよいよ初夏を感じさせる日が増えてまいりましたが体調などお変わりございませんでしょうか。

今月5月14日、29日には大旦那様の命によりケーキサロン”アントワネット”を当家フットマン古谷と共に開催させていただきます。

ケーキやキッシュなど8種類程からお選び頂きお召し上がりいただく限定メニューでございます。

すでに1回目14日のアントワネットにご帰宅頂いたお嬢様、お坊ちゃまはありがとうございました。

今回は大旦那様に命を頂いた際にアントワネット未経験者の私から古谷に助力を請うたところ快諾いただき共に開催させて頂く運びと相成りました。

私冴島、アントワネットを任せて頂くのは始めてでございますが、経験者の先輩古谷に胸を借り共に精一杯お仕え致します。

今月29日、月末ということもありお忙しいかとは存じますがお暇がございましたらぜひご帰宅くださいませ。

 

冴島

日誌

ご機嫌麗しゅうございますお嬢様。

中島でございます。

 

つい先日まで咲いていた桜も散り

2025年もあっという間に5月でございます。

 

最近は気温の寒暖差も激しく少しずつ初夏を感じるようになりましたね。

そんな5月はお嬢様にとってどんな月でございますか?

4月から環境の変化があった方もひと月経過し

新生活にも慣れてきた頃でしょうか。

 

私は最近、僅かな期間の差でございますが後輩の使用人も増えたり、偉大な先輩方の舞台を観劇させていただいたりと刺激多き日々を過ごしてございます。

 

 

今月もティーサロンにてリラックスしていただけるよう温かい紅茶を用意してご帰宅をお待ちしております。

 

新しい紅茶などもぜひお楽しみくださいませ。

さくら

いかがお過ごしでございますか。桐島でございます。

舞台無事終えました。応援してくださり、ご覧になってくださったお嬢様、おぼっちゃま本当にありがとうございました。

大きな体と給仕ぐらいしか特徴のない私がなにかを求めてトライした事でございますが、給仕以外でもこんなに喜んでくれる事を見つけられて凄く自分にとっての良い経験になりました。

人生で初めての数々の事を、3ヶ月余りで溜め込んで恐らくいまは200kgに体積が増えたんじゃ無いかと思うくらいでございます。

初日で足がすくんだり、腹式呼吸でベルトが弾けたり、毎回20m3秒くらいで反対側から走り込むハウススチュワートが見られたりと沢山のことがございましたが。

1番はこんなに暖かく応援してくださる方がいたんだなぁと実感いたしました。

始まる前からの応援のお言葉、壇上からの景色、ご感想。

私の大切な宝物です。

これからはまたお給仕をより良いものにできる様努めて参りますのでどうかよろしくお願いします。

それではまたお屋敷でお会い致しましょう。

かおやかに長れし藤の花

ご機嫌麗しゅうございます。お嬢様。

葉山でございます。

天気予報は5月も10日を過ぎれば毎日のように最高気温が真夏日の日々との予報を出しており、春は私の知らない間に何処かへ行ってしまわれたご様子。
来年はもう少し長く春の麗らかな日々を感じさせていただきたいものです。

さて昨年、私はこともあろうか執事日誌にも書いたとおり藤の花を見に行くもすでに花は終わっており藤棚にはつるさえも残っていなかった。そんな苦き思いをした記憶。

待っておりました、ええ、待ちわびておりましたとも。
はやる気持ちを抑えながら藤の花を求めてお散歩へ

 

都内、藤の花の名所に着くとまず驚かされたのはその人の数。
藤棚の下を歩いて進める藤の花のトンネルでは皆、上を見上げながら各々が持ち寄った撮影機器で優雅に垂れ咲き乱れているその様を一心不乱に手中におさめようと撮影しておりました。

藤はマメ科のつる性植物で、長い房状の花を垂れ下げるように咲かせます。花の形が蝶のように見えるのも特徴です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

藤の花の魅力について考えてみました。
香りは柔らか、陽の光に透ける花びらは儚くも品のある美しさで桜ほど華やかではないのに心に深く染み入る。きっとその儚さと品のある美しさが心の奥にある感情に語りかけるからでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一年越しで存分に堪能し心から満たされた気持ちで帰路につくのでした。
帰り道、天神さまのすぐ近くにある老舗の和菓子のお店で「くず餅」を買いました。

帰ってスッキリとしたハーブティーと共に楽しむといたしましょう。
憩いのひとときを。

語呂頃

だいぶ日ものびてまいりました。
季節の変わり目を強く意識する頃合いでございますが、お嬢様方におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

満開のツツジに今年もたびたび目を奪われた香川でございます。

立夏を過ぎ、気温も高めの日も増えてまいりましたね。
まだまだお身体も慣れていない時期。睡眠時間はしっかりと確保なさってくださいませ。

そう、もう暦の上では夏なのでございます。
新緑と言っておるうちに、早いものでございます。

そうこうしておるうちに今年も半分、、なんて。

…、一日一日を改めて大切にしたいものでございます。

司馬執事の5月4日の日誌から一年経っていたという想いから、ついこちらにも綴ってしまいました。

英語にも語呂合わせがあるのだなと、ぼんやり昨年思ったものでございますが、日本語は漢字、ひらがな、カタカナとございますから、その幅はやや広いのではないかと、こちらもぼんやり思ってもございます。

こういった問いにも最近のAIは即座に回答するのでございましょうか。

何かしらの回答はするにはするのでございましょうが、やはり判断はこちら側によるのでございましょうか。

そのあたりも気になるところでございます。

さて語呂合わせ。
今月のアフタヌーンティーセットのデザートの一つに、抹茶のチーズケーキがございますね。
上には南天が飾られてございます。

なんてん。
難を転じて福となす縁起物。

何事も気持ち心持ちが大切、などとは言われますが、何も考えずにいるよりは縁起物としてとらえると、何やらありがたいものに思えてまいります。

ちょっとしたことでも言葉を変えてみると、見え方も変わってくるかもしれません。

お嬢様が5月も健やかに乗り切れますように。

お疲れの際はいつでもお戻りくださいませ。
ティーサロンにてお待ちしておりますね。

日誌

お嬢様、お坊ちゃまご機嫌麗しゅうございます。
近衛でございます。

大旦那様より、ティーサロンでのお給仕の役目を賜ってからそろそろ一ヶ月が近づいてまいりました。

緊張し通しの日々のお給仕ではございましたが、お嬢様、お坊ちゃまのティーサロンでの時間が、より良い一時となるようにとの思いで努めさせていただきました。

これからも日々のお給仕を怠らず、そのための勉強も励む次第でございます。

……なかなかこうして何か日誌を書くというものも、言葉にしようとすると難しゅうございますね。
なかなか慣れぬものでして今回はこの辺りで筆を置かせていただきます。

またティーサロンにてお嬢様のお話を拝聴できる日を心待ちにしております。

執事散歩 自然公園編

敬愛せしお嬢様へ
ようやく春らしい暖かさが日常となってまいりました。
まだ夜に肌寒い日もございますゆえ、薄手のお上着は持ち歩いていただきたく存じますが
厚手のコートはようやくクローゼットルームの奥にて安眠を得られそうでございますね。

さて、春らしさも溢れてまいりましたところで
時任もお暇をいただいた日にまたフラフラとお散歩を嗜んでまいりました。
いつもは町中をそぞろ歩くことが多うございますが
良き季節でございますゆえ、この日は大きな庭園を訪ねてお散歩させていただきました。

 

 

 

 

 

季節の花が咲き誇っておりまして、青空とのコンストラストが素敵でございました。
来訪のお方々は皆お写真を撮られるのに夢中の様子で、老ご夫妻にシャッターを頼まれることもしばしばでございます。
多くの民衆に楽しまれる庭園、もしかしたら当家もかくあるべきなのかもしれません。

 

 

 

 

 

湖の近くには、優雅に水鳥がお散歩しておりました。
周囲の多くの方がその姿を収めようとシャッターを切られる中、意に介さず優雅に歩みを進めるその姿に、大物モデルの如き風格を感じました。
地中海の猫は観光客に慣れすぎていて、カメラを向けるとポーズを取るなんて言われますが
この鳥たちもそれに近しいのかもしれません。

 

 

 

 

 

広大な芝生の英国式庭園もございまして、それは立派な広葉樹が多くの人々を陽光から守る屋根のように枝を広げておりました。
ジブリ映画のワンシーンのようでございますね。
もしくはミキプルー‥いえ、何でもございません。

子供達がはしゃぐ遊戯施設や、時が止まっているような森の奥のレトロな売店など
のんびりと、かなり長いお時間お散歩を楽しませていただきました。
しかしさらに奥には山地があるようでございまして
元気そうなご老体の方々が矍鑠たる足取りで野の斜面を上っていかれるのを拝見し、思わず感心してしまいました。
次回またお伺いさせていただくことあれば、登山装備で来ようと思います。

登山?

そう申しますれば、山というものに久しく触れておりません。
先達の執事方からよく山の自然の良さを聞かせていただいておりましたので
機があったら山の自然にも触れに行ってみるといたしましょう。

 

そのまま野生の執事に返ってしまわないようにだけ、気をつけます。