ご挨拶

敬愛せしお嬢様へ

当家執事が一員、時任でございます。
お庭の桜も開き始めたこの日、当館はお嬢様、お坊っちゃまがたのお力に支えられ、無事に11周年を迎えることが叶いました。

本日サロンにお立ち寄り下さいました御方には、執事たちより当家を象徴する薔薇の花をお贈りさせて頂きました。
お忙しい御身ゆえ遠くお見守りくださる御方にも、今後お立ち寄り頂けました日々にて、変わらず微力を尽くしてお仕えさせて頂き、薔薇の代わりとさせて頂きたく存じます。

11年。大変長い時間でございます。
小学校3年生が成人式を迎えてしまうまでの時間でございます。
過ぎてしまえばあっという間のようでございますが、一つ一つが大切なものを綿々と積み上げてきた年月でございます。
その間にお屋敷を作り上げて下さった、育ててくださった多くの先人に深く感謝を申し上げます。

私ども使用人は、これから先の幾年月も、拙い足取りながらも、よりお嬢様、お坊っちゃまがたにお寛ぎ頂けるように勤めを重ねてゆきましょう。
それが今の、そして未来のお嬢様、お坊っちゃまの御役に立てることを願い、周年のご挨拶に代えさせて頂きます。

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…あぁ、肩が凝った。
私にこう言った堅苦しい御挨拶は向いておりませんね。
まったく、諏訪野執事も椎名執事もどちらに行かれたのやら。

あれ?懐中時計は…ああ、執務机に置いたのでした。
…三時四十一分。あぁ、まだこんな時間ですか。ひとつお茶でも淹れてから御勤めに戻りましょうかね。

ん?

この時計動いてないじゃないですか。
これは大変、早くお嬢様をお迎えに上がらないと!
め、メガネメガネ、メガネはどこだ。あっ、掛けてた。
ああ、呼び鈴が鳴り続けている…はいはいお嬢様、すぐにお迎えに上がりますよ。

…おかえりなさいませ。
今宵も暖かな紅茶とお食事で、あなただけの大切な時間をお過ごしくださいませ。

いつでも。いつまでも。

がんばってBIGになろう!

お嬢様、お坊っちゃま、ご機嫌いかがでございましょう、金澤でございます。
春の風を感じる日も多くなってまいりました。しかしまだまだ寒い日も多くございます、風邪などには十分お気をつけ下さいませ。

さて今私はお屋敷での勤めを終え自室で神津島の焼酎 盛若をお湯割りで一杯やりつつ、衝動買いしてしまった車雑誌をペラペラと見ております。
見ている本は外国車専門雑誌、それも超のつく高級車がいっぱい、
一台ン千万円のスーパーカーがズラリ!
使用人の身分では絶対に手の届かない車達です。本の中に少しだけセレブな気分を味わっております。
スーパーカー!憧れますね~運転してみたいな~

華のある車たちにフッと思う…
当家の使用人がもしお坊っちゃまだったらどんな車が似合うかな?
華のあるTactの面々で考えてみた

環さん、 フェラーリ F12ベルリネッタ
(画像を載せたいのですが大人の事情がありますので気になりましたら検索をして下さればと存じます)
ん~思い浮かびます、軽井沢の隠れ家カフェのテラスでカプチーノを飲んでいる姿が、ハッと思いジャケットからモンテグラッパのペンを取り出し、束になっていた紙ナプキンを一枚取り何かを書いています、どうやら素敵な歌詞が産まれた瞬間のようです!
緑の木々の間に佇む赤いフェラーリ いいですな~

百合野さん、 アストンマーチン ヴァンキッシュ
そこは西新宿にそびえ立つ高層高級ホテル、正面玄関の車寄せに到着すると後部座席からギターケースを取り出す、今日は曲の打ち合わせのようだ。
車係にキーを渡し「お願いします」とどんな時も穏やかでジェントルマンな対応が実にスマートだ
シルバーのアストンマーチンが照明の光でキラキラ輝いている

隈川さん、 シボレーコルベット Z06
温厚なイメージな彼だがプライベートではヤンチャな少年の心を持っている
オールバックがビシッとキマッたところでこの日は横浜横須賀道路をぶっ飛ばし南へ!どぶ板通りにあるあの店にオーダーしておいたスカジャンを取りに行くのだ
ブラックのコルベットは矢のように走る!
こらこらスピードおさえて

葵さん、 ランボルギーニ アヴェンタドール
暴れ牛のように荒々しいエンジン音を轟かせながら青山通りを爆走!
表参道のとある店の前に止め、誰に贈るのかな?花束を買って車に戻ると、「写真撮っていいですか?」と声をかけられる、車の前でキメッキメにポージングする葵さん、
声の主の女性「…」「あの~」「じゃあ…」
最初は車を撮るつもりだったのだけど、その後写真を見返しているうちに…恋が芽生えてしまったようだ
もう葵さんったら

他の使用人も考えてみたいですな~いろいろ想像(妄想とも言う)をするのは楽しいです。

桐島くん、 ローバーミニ
大きな体で小さい車に縮こまって運転する姿
環八通りで渋滞に巻き込まれてしまっている
ぼーっとしてたら前が進んでいて後ろの車からクラクションを鳴らされ、慌ててクラッチをつないだらエンスト、またブッブーと鳴らされてしまう。
自ら可愛がられポイントを作ってしまうそんな所が彼の良いところでもある
車が故障したら直してあげますよ

……
あら?
盛若が無くなってしまった
空いたボトルを名残惜しみつつ今日はこのくらいに
明日はお休みなので私は、10万キロ走破のオンボロ国産車で海方面に生しらすでも買いに行きます。

『 Rock’n Rouge 』♪

古谷でございます

海の世界で生きる舞姫。

異なりし場所で生きる、地上の彼に心惹かれた彼女はすべてを賭してまで、水のなき晴れた海へと昇ります。

たとえその声奪われようとも、その身を焦がすほどに溢れ出る、彼に抱いた切なく儚いその想い。それでも想いは届かなかった。泡のようにやがて消えゆく、それはあまりに切なく悲しい物語。

儚く立ち上る泡のような気持ち。決して叶わない願い…。

「スプモーニ」と申しますカクテルをご存知でございますか?イタリア語でspumare(泡立てる)という意味の言葉から生まれたこのカクテル。甘みの中に、ほろ苦い余韻が後をひく、泡立つこのグラスを眺めていると、掴めない気持ちすら飲み込んでしまいたい。そんな今にも弾けてしまいそうな、儚き想いが込み上げてくるかもしれません。

「人魚の涙」

アクアマリンのもうひとつの名前。

もしもこの世に涙の色に染められた、そんなスプモーニがあるとしたら、その色はアクアマリンの輝きの如く、きっと儚い色をしているに違いありません。そしてそのお味はあまりにも爽やかで、甘くほろ苦い。海の舞姫、人魚の想いを表すような、そんなお味でないかと存じます。

スワロウテイル開館記念日。当日までまもなくでございます。

何かのおわりが何かのはじまりのために在るのだとしたなら、たとえこのカクテルが儚く消える泡のように、切ないお味をしていたとしても、貴女を前へと進めるような、そんな新たなる門出のグラスになれば幸いでございます。

よろしければお召し上がり下さいませ。11周年記念カクテルとして、当日ご用意致します3月のバースデーカクテル。その名前は、

「Tear–moni」ティアモーニ。

古谷

子供の頃、欲しかったもの

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
隈川でございます。

お嬢様は子供の頃に欲しいと思ったものを覚えていらっしゃいますか。

例えば、自転車、お人形、プラモデル、文房具など。人によって思い出すものはそれぞれかと存じます。

かくいう私は幼少の頃『自由の女神像』を欲しがっておりました。

はい、その『自由の女神像』でございます。

テレビか何かに映った『自由の女神像』を見た三歳くらいの頃の私は、何故かそれが欲しくて仕方がありませんでした。

大人になった今は『自由の女神像』を見ても特別な思いは抱きません。

それでも、あの頃の私には『自由の女神像』がとても素敵なものに見えていたのです。

大人になったことで見えるようになったものもございますが、見えなくなったものもあるのかもしれません。

隈川

イチゴチョコ

影山でございます。

3月からは新しい紅茶が仲間入り致します。

昔好きだったあの紅茶を思い出すいちごの香り

お砂糖やミルクをお好みで加え、一時の安らぎをお嬢様に。

わたくしが紅茶係を務める際は

当人が入れる紅茶にひけをとらない様に沢山練習致しましょう。

日々作り試飲を……。