日誌

ご機嫌麗しゅうございますお嬢様。
山岡でございます。

2年半毎月行ってきた事のはずなのに、
只今だけ何故か急に
この日誌がお嬢様の元へ届く頃の未来を考えながらしたためることが
非常に難しく感じております。

何を書けばよいのか。
何ならお届けしてよいお話なのか。
梅雨は明けているのか。
時勢はどうなっているのか。

全然読めません。
それくらい目まぐるしい変化の中を過ごしているということでございましょうか。

という事で6月を振り返ってみることに致しましょう。

まずは梅雨入り。
したとは言えそこまで連日雨続きという事もございませんでしたね。
むしろこの日誌をしたためた日、日本のどこかでは40度超えの地域があったそうな。
私は暑いという環境がとても好きなので、
嬉しい限りです。
どんどん気持ちの良い汗をかき、
「デトックス」を感じたい次第でございます。
とは言え熱中症にはくれぐれも気をつけなくてはいけませんね。
お嬢様方も十分ご自愛下さいませ。

お次はブルームーン。
6月は2回開催させて頂きました。
ティーサロンでのブルームーンは初の試み。
私もバーテンダーとしてお仕えさせて頂きましたが、
カクテルを作り慣れている者もいない者も、
環境自体が慣れない事ばかりでしたが何とかそちらも落ち着いて参りまして、
これからより快適なブルームーンをお届け出来るかと存じますから、
今後ともよろしくお願い致します。

そして藤堂会。
昨年に引き続き藤堂執事のお誕生日会に参加させて頂きました。
この日誌がお嬢様の元へ届く頃、
まだアーカイブは残ってございますでしょうか。
まだご覧になられてない方がいらっしゃったとして、
チケットは手に取る事が出来るのでしょうか。
どのような催しが行われたかは秘密とさせていただきますが、
どうか藤堂執事の元気なお姿をご覧頂き、
ご一緒にお楽しみ頂けますと幸いでございます。
私にとって藤堂執事があのお歳でこれだけご健在でいらっしゃるのは、
もう奇跡のように感じております。
私の将来にあの歳まで生きて尚元気にお嬢様をお迎え出来る未来は見えません。
もっと早く天に召されると思います。
まぁ何が言いたいかと申しますと、
「何事も永遠では無い」ということですね。

毎月例のごとくあっという間に過ぎた6月も、沢山の思い出に囲まれながら振り返る事が出来ました。
お嬢様の中にも沢山の思い出が残っていることを願っております。

お暑うございますね。

司馬でございます。
皆様、お健やかでいらっしゃいますか?

―うりうりがうりうりにきて、うりうりのこし、うりうりかえる、うりうりのこえ。

いきなり読みにくい文章で、失礼いたしました。

―瓜売りが瓜売りに来て 瓜売り残し 売り売り帰る 瓜売りの声。

きちんと直せば、こうなります。
早口言葉というよりも、役者の方が、発声や滑舌の稽古で使われることが多い文章でございますね。

さて、今年は梅雨明けが殊の外早く、すでに夏本番に突入いたしました。
水筒や日傘、冷たいタオルや日焼け止めなど、お出かけの支度はくれぐれも万全にと、大旦那様よりも仰せつかっております。
また、とかく食欲不振になるものでございますが、健康を保つには、冷たいお飲み物ばかりではなく、しっかりとしたお食事も必須でございますね。

自然というものはよくしたもので、夏にとれる野菜、とくにキュウリやスイカや冬瓜などの、ウリ科の食物は体の熱を冷ます効果があるということです。
司馬のお勧めは、冬瓜のスープでございます。
熱々をお召し上がりになれば、最初は大量の汗をおかきになりますが、やがて、すーっとした涼味を感じてくることでございましょう。

夏の盛りに、熱々のスープというのは、お気に召しませんか?

それでは、井戸水で冷やしたトマトやキュウリを、そのまま丸かじりというのはいかがでございましょう?
「となりのトトロ」での印象的なシーンを思い出しますね。
これも、また夏の風物にふさわしく感じられます。
礼儀作法には少しばかり外れますが、夏の日差しの中では、それもまた一興というもの。

というわけで、この暑さもしばらくは続くことでございましょう。
無理なご辛抱は禁物でございます。
お体が慣れていないうちは、一休みをしながら、夏の楽しさだけをご堪能下さいませ。

着るエアコン

皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。

早くも猛暑日が訪れておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
暑さ対策は万全でいらっしゃいますか?
皆様のお手荷物にもハンディファンが増えてきており、毎年この時期になると試してみたくなる私ではあるのですが、持ち歩くのがどうにも億劫で、保冷剤を入れて首に巻く接触冷感マフラーで酷暑を凌いでおります。

そんな私が最近気になっているデバイスが『着るエアコン』とも呼ばれているウェアラブルサーモデバイスです。
充電式カイロと逆の原理で、電源を入れると肌に密着したステンレスパネル部分が吸熱して身体を冷やすという仕組み。
冷風によって冷やすわけではなさそうなので、「エアコン」というよりも氷に近いものようです。
設定によって吸熱のみならず発熱モードにも出来るようで、冬場でも使えます。

よし、ちょっと買って試してみるか、と思ってはみたものの、試すには価格がお高め。
良さげなワインが三本ほど買えてしまうくらいのお値段です。
しかし今、勇気を出して買ってしまえば、暑さが続きそうな9月ごろまでは使えるでしょう。
決断が早ければ早いほど、涼しさが得られます。
今買うか、買わないか、この二択しかないのです。
執務の最中、モーニングコートを着用しながら涼しげな顔をしている私を見かけたら、あ、買ったな、と察していただければ幸いです。

7月

ご機嫌麗しゅうございます。
八幡でございます。

今月から昨年大好評でございましたクラクラクラッカーをご用意いたします。
程よい塩気がお酒ととても相性の良い焼菓子でございます。
私好みの味付けでございますのでお嬢様、お坊っちゃま、是非召し上がり下さいませ。

ティーサロンでご感想をお待ちしております。

文月

暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか、乾でございます。

 

7月は1日の海開きや山開き、7日の七夕や小暑、18日の海の日、更に23日の大暑や土
用丑の日など夏本番に向けての年中行事がございますね。

 

まだまだご注意が必要ですが、今年は夏のご旅行なども良いかも知れません。

例えば海水浴、高原でのキャンプ、七夕祭りなど地方でのお祭りをご覧いただくなど
様々なプランがございますが、お嬢様が今年の夏になさりたいことをお教えください
ませ。

 

はい?私が夏にしたいことですか・・・

今年は猛暑になりそうですからどうしましょうか・・・

きっと、まもなくお分かりになることと存じますのでしばしお待ちくださいませ。

 

さて、今月は金魚でございます。

 

 

では、お屋敷にてお嬢様のお帰りをお待ちしております。

Tropical Vacation

酷暑が続いておりますが、ご体調はいかがでございましょうか?お嬢様。
百合野でございます。

今までは夏は得意、暑い事よりも寒いことの方が苦手。
と私個人的に思っておりましたが
この暑さはかなり危険を感じてございます。

先日お外での撮影中にフラフラとした感覚を初めて覚えまして
今年の暑さは本格的に気をつけなければならないと感じました。

そんな中、爽やかなデザートプレートのご案内をさせていただきます。

実は私、自身の楽曲のタイトルのお食事を作って頂くのが一つの夢でもございました。

そうそう簡単には叶わないので、オリジナルメニューなどを作る時に自分自身で使用してみようかな、程度で考えておりました。

そんな最中、私からお願いしたわけでもございませんでしたのに、私の楽曲「Tropical Vacation」をタイトルとしたデザートプレートを今月のお品として、作ってくださいました。

これは…パティシエや考案者に頭が上がりません。

しかも、マンゴー風味のトロピカルケーキにキャラメリゼバナナ、パイナップルマンゴージュレとプリンにチーズケーキ。

さらにはカッサータまで。

どちらをとっても美味しそうではございませんか…。

お嬢様、どうか一度は召し上がってみてくださいませ。

それではティーサロンでお待ちしておりますね。

百合野

追記…ちなみにカッサータとはフルーツ等を混ぜ込みました、アイスケーキの事でございます。美味しゅうございますよ。

天晴

お嬢様、お坊ちゃま、
ご機嫌麗しゅうございます。
小瀧でございます。

時間が経つのは早いもので、私がティーサロンでお給仕をはじめてから一ヶ月が経ちました。
時間が経つと共に、少しずつ、少しずつ肩の力が抜けてまいりました。

梅雨も明け、晴天の日々が続いております。
ふと、「天晴(あっぱれ)」という言葉の意味が気になり、辞書を開いてみました。

私が用いた辞書によりますと、「天晴(あっぱれ)」は感動詞アハレ(哀れ)を促音化したもので、「天晴」は当て字。みごとなさま。とのこと

では、「哀れ」とは何たるか?と開いてみると

はじめは「尊いさま」や「愛着」など様々な感情に対して用いていたが、次第に「悲哀」や「憐憫」を表すことが多くなった。また、感動詞「アハレ」としては、「感動」や「人情」、「風情」を表している。と

驚きました。
日々の生活の中でいつの間にか見聞き親しんでいた言葉にも、私の知らない歴史や多くの意味があったのですね。
お嬢様、お坊ちゃまもふと気になったことがございましたら、辞書を開いてみると思わぬ発見があるかもしれません。

まだまだ至らぬ点も多くございますが、
「天晴」な使用人に至れますよう日々精進して参ります。

夏も始まったばかりでございますから、くれぐれも体調を崩されぬよう、ご自愛くださいませ。