お暑うございますね。

司馬でございます。
皆様、お健やかでいらっしゃいますか?

―うりうりがうりうりにきて、うりうりのこし、うりうりかえる、うりうりのこえ。

いきなり読みにくい文章で、失礼いたしました。

―瓜売りが瓜売りに来て 瓜売り残し 売り売り帰る 瓜売りの声。

きちんと直せば、こうなります。
早口言葉というよりも、役者の方が、発声や滑舌の稽古で使われることが多い文章でございますね。

さて、今年は梅雨明けが殊の外早く、すでに夏本番に突入いたしました。
水筒や日傘、冷たいタオルや日焼け止めなど、お出かけの支度はくれぐれも万全にと、大旦那様よりも仰せつかっております。
また、とかく食欲不振になるものでございますが、健康を保つには、冷たいお飲み物ばかりではなく、しっかりとしたお食事も必須でございますね。

自然というものはよくしたもので、夏にとれる野菜、とくにキュウリやスイカや冬瓜などの、ウリ科の食物は体の熱を冷ます効果があるということです。
司馬のお勧めは、冬瓜のスープでございます。
熱々をお召し上がりになれば、最初は大量の汗をおかきになりますが、やがて、すーっとした涼味を感じてくることでございましょう。

夏の盛りに、熱々のスープというのは、お気に召しませんか?

それでは、井戸水で冷やしたトマトやキュウリを、そのまま丸かじりというのはいかがでございましょう?
「となりのトトロ」での印象的なシーンを思い出しますね。
これも、また夏の風物にふさわしく感じられます。
礼儀作法には少しばかり外れますが、夏の日差しの中では、それもまた一興というもの。

というわけで、この暑さもしばらくは続くことでございましょう。
無理なご辛抱は禁物でございます。
お体が慣れていないうちは、一休みをしながら、夏の楽しさだけをご堪能下さいませ。