最早部屋着

いかがお過ごしでございますか、桐島でございます。

最近は凄く冷えて来て、絶好のランニング日和でございますね。皆様、走ってますか?
私はと申しますともちろん…実は少しサボり気味でございます。

何故かと申しますとアレを出してしまいました…

そう…

コタツ

神が創りたもうた神器でございますね。

これが部屋に設置されますと桐島のやる気は5分の1に、活動範囲は100分の1に狭まります。

私から様々な物を奪って行くおこた、本当になんて罪な存在なんでしょう、愛が憎しみに変わりそうでございます。

思えば出会ってからもう5年。

雨の日も、風の日も、嵐の日も、ちょっと脚がむくんでだるい日も、私を暖かく包み込んでくれたおこた、、もうおこたなしでは生きてはいけない体でございます。

そうしてまたおこたと出会う季節がやって来ました。

もう離さないぞーっと飛び込みましたが、気づいてしまいました。

布団が破れてました。

私の愛が重かったのかそれとも経年劣化なのか、どうやら布団の買い替え時の様でございます。

という事でお値段以上の物を求めて桐島はこれから出かけて参ります。戻ってもどうか呼ばないでくださいませ、きっと私は出れません。

だからわたしに、影はございません

お嬢様、おぼっちゃま。
奥様、旦那様。

ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

さて、10月。
10月といえば、皆様何を思い浮かべますか?
近頃は、ハロウィンもあり、
お屋敷でもパーティーがありましたり、
内外問わず色々ございますけども。

私としては、あまり馴染みがなく。
なのでそういったお祝いを、
皆様とともにさせて頂けるのも、
中々楽しゅうございます。

元来ですと、特徴のない月。
変わり目の時期で、移ろい変化していく、
自然に思いを馳せる時期ですね。
日本的には、神無月でございますから、
何か他の月にはない、
ひっそりとした雰囲気が漂うものです。

賑やかな時間を楽しんで頂く、
これも一つ大事なこと。
しかし逆に、
穏やかなお時間をしっかりと
過ごして頂く。
これも大事なことでございます。

そんな時間の為に、
我々使用人はお傍に仕えておりますから。
なんなりと、ご用命ください。

私としては、
書庫の少し古臭いような、
蔵書たちが放つ香り、
それこそ八百万の神がおられそうな、
静謐な空気。
その中に居る時が1番、好きでございます。

もし活字を追うような
ご気分でない時は。
アポロンでもいれながら、
ジャック・オーランタンのお伽噺でも、
お読み致しましょう。

私、ホラーも嗜みます故。
思えば、神がいないということは、
魑魅魍魎が跋扈する季節。
ということでもありますね。

皆様の見えない、後ろの世界。
ご想像して頂くのも、楽しいもの。
大丈夫、後ろにお控えしているのは、
我々使用人でございます。
我々は、皆様の影に、ございますから。

才木

モンスター!モンスター!

司馬でございます。
皆様、お健やかにお過ごしでございますか?

いよいよハロウィン・シーズン到来でございます。
“恐怖”をお祭り気分で盛り上げるこの行事、すっかり世間に定着いたしましたね。
ホラーメイクをした人々もちらほら見かけるようになり、目を楽しませていただいております。

ホラー映画は大好きでございまして、われながら子供じみているとは存じますが、奇怪なるモンスター達の活躍には、いつも驚かされたり、肝を冷やされております。

思えば、映画界が始まって以来、実に多くのモンスター達がホラー・アイコンとして登場してまいりました。
吸血鬼、フランケンシュタインの怪物、人狼、シリアルキラー、宇宙生物、生ける屍・・・・・・。
数え上げればきりがございません。
また、おそらく皆様が思われている以上に、描写されているモンスター達の生態が、伝承などの由来よりも、映画オリジナルの設定だったりすることに驚かされることもございます。
たとえば、人狼の弱点が、銀の銃弾であるという決まりごとなど。

これらの作品は決して、高尚とは申せませんし、芸術的などと評価を受けることもまれでございます。
しかしながら、強烈な印象を残し、現実では絶対にありえない場面を体験させてくれるという長所がございます。
鑑賞する人々には、リアルに存在する恐怖に、ある種の耐性をもたらす効果すらございます。
巧みに作られたホラーは、一級の娯楽として永遠に歴史に残り、愛され続けることでございましょう。
映画史を振り返れば、証明の必要もございません。

ちなみに、私の好きなモンスターは吸血鬼―ヴァンパイア―でございます。
ブラム・ストーカーの作品をもとにした作品はもちろん、現代を舞台にしたモダン・ホラーにも惹かれてしまいます。
英国貴族的な優雅さ、そして威厳を兼ね備えている名優が吸血鬼を演じているならば、もはや言うこともございません。
こういう嗜好は、昨今の風潮からすれば、少々古めかしいかもしれませんね。

さて、今年もお屋敷にモンスターが現れる日がやって参ります。
当家に出没するお化け達は、姿こそ恐ろしゅうございますが、決して危害は加えず、陽気な性質の者たちばかりでございます。
どうぞ、恐怖と笑いが混じりあうこの奇妙な期間を、こころゆくまでお楽しみくださいませ。

では、今回はこの辺りで失礼いたします。

継続は力なり

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
隈川でございます。

今年も気がつくとあっという間に10月。私と水瀬が屋敷に仕えて、5年の月日が経ちました。

初心忘れずべからず、でございます。
今後も精進したく存じます。

そういえば、今年は秋花粉にあまり悩まされておりません。

花粉に備え、体質改善を目指して漢方薬を飲んでいるのですが、これがなかなか効いているようです。

それとも毎日飲んでいるミーシュカに含まれるルイボスの抗アレルギー作用が効いているのでしょうか。

どちらにせよ良い感じでございます。

ハーブティーも漢方も、医食同源を基とする東洋医学による体質改善は継続することが大切ですからね。

それにしても、飲んだり食べたりは簡単に続くのに体を動かすこととなると途端に続かないのはいったい何故なのでしょうか。

前世で何かの呪いにでもかかったのでしょうか。

10月

八幡でございます。
10月になり肌寒い日も増えてまいりましたがお嬢様は体調は崩されておりませんか?

つい先日私は長い付き合いの友人が海外へ移住するということで、友人達とその友人が移住する前にお酒をいただいてまいりました。

それこそ昔は友人達と曜日を決めて、その曜日はほぼ必ずと申してもいい程お酒をいただいておりました。
お嬢様には聞き馴染みのない単語かもしれませんが世間で言う飲み会というものでございます。

基本的には
月、火、水、木、金、土
この曜日はほぼ必ず皆でお酒をいただいておりました。

ただそれぞれ皆違う道を進むようになり皆が集うペースも半年に1度でしたり、下手したら1年に1度の時もございました。
今後更に集うペースが下がると思うと寂しゅうございますね。
こんなに心寂しく思うのは10月の雨のせいですかね。

では

One Way

今年の秋のファッショントレンドは何と「豹柄」だそうです。

世間の寛容な心に感動の余り涙が止まらぬ能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

秋も深まり、気候的にも過ごしやすい毎日が続いております。

非常に快適なツーリング日和になりそうな予感が致しますが、

残念ながら私の愛車アリア号は車両点検に連れられました……。

元気で戻ってくることを、今か今かと待つことに致しましょう。

それまではゆっくり旅行雑誌を拝見し、イメージトレーニング。

計画を立てるだけでお腹一杯になるのも世の常でございます。

恐らく今秋、私は沢山の空想旅行を楽しむことになるでしょう。

お嬢様も行楽へお越しの際は、お土産話を頂戴しとう存じます。

一年の終焉。振り返るのは少し早いですが、感じざるを得ません。

昨年の今頃は自らも驚くほど、環境の変化が沢山ございました。

今年はその変化を受け止め、自分の中へと深く落とし込む段階。

この一年間で、少しは私も成長できておりますでしょうか。

一律の合格点が存在しないものが一番難しい。そう思うことが、

お屋敷に居る年数を重ねるごとに、少しずつ増えて参ります。

今年に入りまして新しい子を教育する機会を沢山頂きました。

その度にその子の個性や成長曲線を考えなくてはなりません。

お屋敷の未来のエース達が少しずつ力を付けていくことでしょう。

後ろ姿が逞しくなってきたことが教育係として嬉しゅうございます。

さぁ。来年の今頃にはどんな未来図が描かれているのでしょうか。

後輩たちの持つ未来価値可能性がとても楽しみでございますね。

勿論、それに負けじと私も頑張ります。

来年に見る景色が、今年のそれより素敵でありますように。

能見