三月

ご機嫌麗しゅうございますお嬢様

山岡でございます

毎度申し上げているかも知れませんが

早いものでもう三月でございますね

一月は行く月

二月は逃げる月

三月は去る月等とも申しますからね

いつも以上に時が経つ事があっという間でございます

梅の花なんかはもう巷で咲いているとの事で

花粉も含め色んな事が例年よりも早うございますね

桜の花はこれからが見頃でございましょうか

是非お嬢様様と一緒にお花見をさせて頂ければ
非常に嬉しゅうございますが

使用人という立場をわきまえぐっとこらえ

御屋敷でお待ちしております

お花見などなさいましたらば

是非とも今年の桜の様子などお聞かせくださいませ

巷では某コロナウイルス等も流行ってございますから

お身体だけは十分にご自愛くださいませ

どうやら小中高等学校では卒業式を行う事が
出来ないまま卒業してまう学校なども
あるようでございますね

卒業と言えば「旅立ちの日に」でございますが

私がもし現役の小中高等学生だったとして

この曲を歌えないまま次のステップに進めと言われても

なかなか心の整理がつかないような気が致します

各所でイベントの延期や中止
テーマパーク等も閉鎖してございますし
オリンピックも危ぶまれておりますね

年中マスクが無いと簡単に喉鼻を痛めやすい
私と致しましては
このマスク不足の現状もなかなか辛いものでございます

不安な時期に差し掛かってしまいましたが

こういう時こそご自身を信じ周りを信じ

チームワークで乗り切りいつも過ごす事が

大事かと私は存じます

お嬢様には微力ながら私が
そっとお力添えさせて頂きます故

どうぞいつも通りお外の世界でご活躍くださいませ

私共はいつでも

御屋敷でお戻りをお待ちしております

それでは

桃の花の下で

司馬でございます。
皆様、お健やかにお過ごしでございますか。

ようやく暖かな陽射しが降りそそぐようになり、春の気配が濃厚となって参りました。
三月といえば、雛祭り。
“桃の節句”と申しますように、この季節に咲き誇るのは桃の花でございますね。
庭園の木々も、春の訪れを祝福するかのように、梅、桃、桜と順々に、華やかな装いが繰り広げられております。
そろそろ、厚手のお召し物もお役御免でしょう。

さて、古来より桃の花には邪気を払う力があると伝えられております。
西遊記において孫悟空が盗み食いをしましたのは、西王母が開く宴に供される仙桃でございましたし、三国志演義で劉備、関羽、張飛が義兄弟の契りを結んだのも、満開の桃花の下でございました。日本では、鬼退治で有名な桃太郎が代表といったところでございますね。

せっかく咲き誇った当家自慢の庭園でございます。お部屋のバルコニーからご覧いただくのもよろしゅうございますが、今宵はたくさんの灯りをご用意し、大勢の賓客を招いて、ガーデン・パーティーなど催しましょうか。

・・・はっ?もう、ひな祭りは終わってしまった?季節外れの宴なんて恥ずかしいと?

いいえ。そのようなことは心配ご無用。三月後半は、当サロンのアニバーサリーをお祝いいただく大切な時季でございます。ゲストの皆様方がおかしく思われるはずもございません。なによりも、お嬢様方のお顔に笑顔が浮かべば、花々もとても喜びます。どうぞ、縁起の良い桃花の下、心おきなく一夜の宴をお楽しみくださいませ。

早速、使用人たち総出で、テーブルセッティングに取りかかるといたしましょう。

では、今回はこの辺りで失礼いたします。

使用人古今東西

ご機嫌麗しゅうございます、香川でございます。

今年もはや六分の一が過ぎました。
いかがお過ごしでしょうか。

三月はひな祭りがございますので、ティーサロンでも三月前半は呼び方に変化をつけさせていただいてございます。

いざお呼びしてみた瞬間に、ああ今年もこの時期になったのだなぁと実感致します。

さて、そんなひな祭りでございますが、
正式にはどんな飾りが一般的なのかはあまり詳しく存じ上げてございませんでした。

長じてからでないと気づけぬものもあろうかとは存じまして、この度お調べしてみることに。

その結果どうやら十五人飾りというものが一セットとしては本格的なもののようでございます。

お内裏様とお雛様、
三人官女に五人囃子。

ここまでは香川も存じ上げておりましたが、さらにあと五人、

隋臣というボディーガードのような役割の者が二人と、
お供をしたり日々の雑用を行う仕丁と呼ばれる子どもが三人控えておるようでございます。

仕丁は調べてみますと笑い上戸、泣き上戸、怒り上戸の三者とのことで、確かに表情豊か。
そんな豊かな表情の子どもに育つようにとの願いが込められているのだそうで。

表情なら当家の使用人も負けてはいませんよ。
お嬢様の雛壇の隅にでも加えて頂くことを夢見て。

それではお帰りを心よりお待ちしております。

6年

影山でございます。

わたくしがお嬢様にお仕えして6年の月日が流れました。

3年の月日が流れた時にわたくしの中でひと段落つきまして、これから先はどの様にお仕えしていく事が、わたくしにとってもお嬢様にとってもいいものかと考えたものでございます。

結果としてその後わたくしは執事歌劇団として活動させて頂ける事になりまして、お給仕だけではなく、歌や踊り、お芝居でもお嬢様に笑顔をお届け出来たらと思い活動を続けてまいりました。

そして気がついたら6年でございます。

その間に沢山の使用人との出会いと別れがございました。
言い方はおかしいかもしれませんが、生きてさえいれば又会う事も出来ます。
その様に思わなければこの6年という期間の中での別れの数に押し潰されていた事でございましょう。

気がついたら周りの使用人は皆昇格しており、それぞれがそれぞれの役割を考え、お屋敷を支えているのでございます。
わたくしはまだまだ未熟な部分が沢山ございます。

ですが使用人、特に歌劇団メンバーとのコミュニケーションが増えたおかげで、人との関わりの大切さをより知る事が出来ました。
これから先はどの様な道のりになるのでございましょうか・・。

とりあえず瑞沢とご飯でも食べにいきましょうか

ラムレーズンと松の実のパウンド

敬愛せしお嬢様へ

三寒四温とは良く言ったもので、暖かな日々が続きもう春かと思えば、突然凍えるような夜がやってまいります。

まだまだコートは手放せませんね。
お風邪に気を付けてお過ごしくださいませ。

寒い夜には自室で暖かな紅茶などよろしいかと存じますが、そのお供になればと、今月3月よりギフトショップにてパウンドケーキを提案させていただきました。

大人っぽくラムを薫らせて、レーズンと松の実を散らしました品でございます。
そのままでも良うございますが、バターやクロテッドクリームなどを厚めに乗せていただきお召し上がりになると、また格別でございます。

紅茶やコーヒーと合わせて、ぜひお楽しみくださいませ。

弥生

弥生の空美しく晴れ渡り、少しずつ春めいてまいりました。

お嬢様いかがお過ごしですか、乾でございます。

さて今年もお嬢様にフットマンケーキとして、「いちごのタルトレット」をご用意さ
せていただきました。

昨年のいちごのオムレット同様、苺の美味しいこの時期に召し上がって頂けるように
ご準備いたしましたので召し上がって頂ければ幸いでございます。

この度の「いちごのタルトレット」は通常の苺のタルトと違いカスタードクリームを
あえて使用せず、苺本来の美味しさと生クリームの優しい甘さを楽しんでいただける
様に、また見た目も苺を花びらに見立て愛らしさを演出する様パテシェにお願いし完
成いたしました。

私の我が儘で抽象的な説明をくみ取り試作を重ねてくださった当家パテシェには本当
に感謝しております。

有難うございました。

「いちごのタルトレット」はお食事の後でも召し上がって頂ける軽いケーキでござい
ますので是非お試しくださいませ。

また、ご感想など頂戴できましたら嬉しゅうございます。

ではお嬢様、いえ今の時期は姫様でございますね・・・

改めまして、姫様のお帰りをお待ちしております。

振り返り、3年

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

……いえ、3月でございましたね。
姫様、殿下。
ティーサロンの
アニバーサリーもございまして、
日々お仕えさせて頂く皆様に、
感謝の気持ちをお伝え出来る大事な月。
恐れ多くもそのタイミングに
アントワネット係も拝命致しまして
嬉しく存じます。

私自身のことを申しますと、
3月はフットマン見習いとして
御屋敷の門を叩いた月でもございます。
あれからもう3年も経つということに、
驚きを感じます。
色々な意味で
「3」という数字には何かと縁を感じるところです。
様々な変化がございました。
沢山の経験を致しました。
後ろを振り返ればきりがない。
そんなことを思います。

とはいえ諸先輩方の背はまだ遠く、
気づけば続く後輩達も多くおりまして。

今回アントワネット係を
山岡と共に拝命致しました。
後輩と何かペアになって
お務めを果たすのは初めてのことです。

先輩と、と言うと、
桐島とのエクストラや時任とのカクテルを思い出します。
私自身に、
2人のように貸せる胸があるかは
いささか不安の残るところではございますが、
そのような立場になること自体に
年月の重みを感じます。

結局、私は私の速度でしか
歩けない訳ではありますが、日進月歩、
少なくとも前に進まなければいけませんね。

長々と申しましたが、
要は感謝というお話にございました。
まずはアントワネット。
山岡と共にお待ちしております。

そして今後も皆様の限りのある一時が、
より安らかになものになるよう。
誠心誠意お仕えして参りますから。
何かあれば直ぐにお呼びください。
姫様、殿下。

397

才木