バレンタインティー

2月14日はバレンタインデー。

そんな素敵な日に私と影山でエクストラティーをご提供させていただく機会を頂戴いたしました。

バレンタインは想いを届ける日。

使用人皆の想いものせてお届けさせていただこうかと存じております。

甘党の影山の意見と組み合わせたレシピ。
ですが甘いお茶ではございません。
甘さはお嬢様に加減していただこうかと存じております。

当日お待ちしておりますね。

日誌

お嬢様、今年もよろしくお願いいたします。

百合野でございます。

年の瀬は忙しかったかと存じますが、年末年始は素敵に過ごせましたでしょうか。

私はお屋敷のカウントダウンパーティーを拝見しながら年を越しました。
目の前でお嬢様にお届けできた演目もオンラインに切り替わり2年目でございます。

少しずつ形を変えて時間は進んでまいります。

パーティーを見ながらティーサロンも変わったな…なんて追憶しておりました。

去年は様々な気付きがあった一年でございました。

私のこの言葉がどれだけ伝わるかは分かりませんが、お嬢様のお顔を見れる、そしてお言葉を頂戴できる有り難さは去年が一番深く理解出来ました。

様々な事情がある中、想いを届ける機会を授けてくださってありがとうございました。

今年は「大切なものを大切にする」という目標を掲げてまいりたいと思います。

想いを届けられる時間というものに感謝をいたしまして、ゆっくりと進んでまいりたいと存じております。

それでは改めまして、2022年もどうかよろしくお願いいたします。

百合野

鑑みる

お嬢様、年末はどの様にお過ごしでございましょうか。
百合野でこざいます。

師走は何かとお忙しいかと存じます。
どうかご無理なさってご体調を崩されないようにご自愛くださいませ。

私の周りでもお屋敷の事や自身の執務、ティーサロンでのお給仕の事、それぞれの使用人が各々の責任感を持ちながら日夜勤しんでおります。

それ故、時にぶつかる事もございますが、そちらも考え抜けば、自己欲求ではなくお嬢様に向けた想いへの拘り。

100点はございませんが、最高を目指す事に意味があるかと存じます。

来年はより崇高な想いを届けられますように。

今年も一年お世話になりました。
どうか良いお年を。

百合野的紅茶の淹れ方その③ 鮮度とレシピ

さてさて、紅茶に関して2回ほど日誌を書かせていただきましたが今回で最終回でございます。

こちらの日誌からご覧になられたお嬢様は先に
『百合野的紅茶の淹れ方』の
1回目と2回目をご覧になられるとわかりやすいかもしれません。

今回は『紅茶の鮮度とレシピ』についてお話させていただきます。

初回にお伝えしましたが美味しい紅茶を淹れるポイントは

・茶葉とお湯の量のバランス
・茶葉の鮮度
・お湯の温度
・抽出時間

でございます。

諸説ございますが、紅茶を淹れる際の「ジャンピング」や「ゴールデンドロップ抽出」よりも何倍も大切だと思っております。

では早速
「茶葉の鮮度」

についてお伝えいたします。
大切なのは

・購入してからどれくらい立っているか
・保存方法は正しいか

でございます。

賞味期限とは別で、高温多湿に弱い紅茶葉でございます。
直射日光は避け、冷暗所で保存をし密封された状況での管理が望ましゅうございます。

こちらを守れば賞味期限を過ぎたものでも味が劣化しない可能性がございます。
※賞味期限を過ぎても必ず大丈夫というわけではございません。

逆も然りでそちらが守られておりませんと、期限内でも味が劣化いたします。

特に茶葉の近くに香りの強いものを置いてしまいますと香りを吸ってしまう習性がございますので、香気が劣化いたします。

では、実際茶葉が劣化するとどうなるかと申しますと

・抽出してもなんとなくお湯の味が残る
・味に深みが出ない
・香りが弱い、もしくは香りが整わない

という現象が起こりますので、一つ参考にしていただけたらと思います。

※補足
逆に…
茶葉には香りを吸う性質がございますので、消臭剤の代わりとして使われている方もいるそうでございます。

余談でございますが、海外メーカーの茶葉などは輸送、そして代理店などでの管理の期間もございますので、新品で購入した場合でも若干劣化している可能性がございます。

最後に

「レシピ通りに淹れているけれど美味しく感じない場合の対策」

をお伝えいたします。

今まで知識的な事ばかりお伝えしておりましたが、きちんと淹れていても美味しくないと感じる場合への対処をご案内いたします。

・茶葉とお湯を指定の量入れる

・茶葉入りの状態で、2分→3分→4分…と抽出しながら少量ずつ味見をする。

こちらでお好みの味や理想の味に近づくはずでございます。

そちらが確定いたしましたら、次回からはそのタイミングで茶葉を抜けば、お好みのレシピが作れるという事でございます。

逆にこちらでも美味しいタイミングが存在しない場合は茶葉が劣化している可能性がございます。

また、抽出方法がティーバッグの場合は抽出中にティーソーサーなどでフタをするだけで美味しくなる可能性がございます。

ぜひお試しくださいませ。

以上、
『百合野的紅茶の淹れ方』でございました。

何度もお伝えしますが、あくまで私の主観での紅茶に対する知識でございますので、ご了承くださいませ。

3回に渡りお付き合いくださいましたお嬢様、誠にありがとうございました。

少しでも紅茶の事を好きになるきっかけが作れましたら幸いでございます。

ではまた、ティーサロンでお待ちしております。

百合野的紅茶の淹れ方その②『お湯の温度』

またまたこちらの日誌を覗いてくださってありがとうございます。
前回の『抽出時間』に続きまして
今回は『お湯の温度』についてお話させていただきます。

今回も私個人的な見解からのご案内でございますのでどうか、ご了承くださいませ。


では早速
・沸騰したてのお湯でなく86度程度のお湯で淹れたらどうなるか?

答えは
渋みが弱く、水色は薄めな紅茶が出来上がります。
同時に紅茶が持つ魅力の、コクや、香り(マスカテルフレーバー、モルティーフレーバー等の特有の旨味)などが損なわれます。

つまり温度が高いお湯ほど、茶葉の持つ成分を100%引き出す事ができるという事でございます。

※補足
逆に…
渋みが弱い代わりに、茶葉が持つ「甘味」を感じやすくなるとも取れます。
渋味が出やすい茶葉はこちらの方法で柔らかくする事ができます。

お湯の温度と抽出時間の関係性が分かってきたお嬢様は
もしかしたらお気づきかもしれませんが

『水出しアイスティ』はこちらの延長上にございまして
温度が低い中で長時間抽出するという方法でございます。

お湯の温度が低いと覚醒作用のある「カフェイン」が出づらくなり
集中力などを高める「テアニン」が抽出されます。
上記の通り、渋味はかなり低く、茶葉特有の甘味がほんのり出てまいります。

いかがでしたでしょうか?

今回もまた一つ紅茶の事をお伝えできて嬉しゅうございました。

次の日誌では
茶葉の鮮度の保ち方と、レシピ通りに淹れているけれど美味しく感じない!という場合の対策を綴ってまいります。
ではまた、ティーサロンでお待ちしております。

百合野的紅茶の淹れ方その①『抽出時間』

自室で紅茶を淹れる時あまり美味しく淹れられない。
というお声を耳にする時がございます。

伊織が動画で基本的な紅茶の淹れ方をご案内しておりますが、こちらでは百合野個人的な伝え方で紅茶の事をご案内をさせていただこうと思います。

※個人的な見解としての案内でございますので、予めご了承くださいませ。

少し遠回りな案内をさせていただきますが私としては、紅茶の事を知って頂く事で美味しく淹れる事ができるかと思いますのでそちらをご案内させていただきます。

お茶の味は

・茶葉とお湯の量のバランス
・茶葉の鮮度
・お湯の温度
・抽出時間

で決まります。

それでは…
極端な例え話をさせていただきます。

・3分レシピの紅茶を1分で淹れたらどうなるか?

答えは
香りはするものの渋みやコクがほとんどない紅茶が出来上がります。

※補足
逆に…
香りだけ知りたい時はざっと淹れても大丈夫でございます。
あまり強い紅茶が得意でない場合は1分の方が美味しく感じる場合もございます。


・3分レシピの紅茶を5分以上で淹れたらどうなるか?
答えは
紅茶にもよりますが、茶葉が奥底に持っている苦味等、雑味が出てまいります。

※補足
逆に…
茶葉が持つ成分を知るには長時間レシピはありです。(どんなに抽出してもある程度以上味が変わらない茶葉も存在します)
ミルクを入れるとまれに濃いめのミルクティとして秀作が生まれます。


紅茶は
香気→味の深さ(旨味)→苦味やエグ味(雑味)
という順で抽出されます。

この構図を知っていると紅茶を操る事ができるかと存じます。

個人的にはゴールデンルール以外の事も知っておくと色々な状況に対応できるかと思います。

紅茶に関してはついつい長くなってしまいますので

続きはまた次回。

この後の日誌では
・茶葉の鮮度の保ち方
・お湯の温度について
・メーカーのレシピ通りに淹れているけれど美味しく感じない!という場合の対策

等を綴ってまいりたく存じております。

ではまた、ティーサロンでお待ちしております。

眠り姫(Sleeping beauty)

お嬢様7月から私のオリジナル紅茶『眠り姫』をご用意させていただきました。

こちらの紅茶…
考案段階からかなり制作期間がかかってしまいました。

実は去年の11月にデカフェティを研究しているという日誌を書かせていただいておりました。

しかし、なかなか出来上がりませんでした。
理由は様々な壁があったからでございます。

前作「リリス」の時は最高のほうじ茶を探し、そちらに合う紅茶をブレンドするという作品でございましたので、掛け合わせる種類とブレンドレシピの研究で終わったのでございますが…

デカフェには様々な壁がございました。

まず第一の壁

・デカフェティは味が…

そうなのでございます。デカフェは特殊な製法で茶葉からカフェインを抜いておりますので味が損なわれる場合がほとんどでございました。

そして第二の壁

・デカフェティは香りが…

どんなに良い香りの茶葉でもデカフェ製法により最終的に香りが抜けてしまいます。

・デカフェティは危険?

デカフェにはいくつか製法がございますが、その中には化学薬品を使ってカフェインを抜く方法もございます。諸説ございますが、そちらがお身体に影響を及ぼす可能性があると言われております。

さぁ、たくさんの壁がございます。

まずは安全面。

眠り姫は「超臨界二酸化炭素抽出法」という身体への影響が全くない製法でのデカフェにこだわらせていただきました。

続いて香り。

いかにも着香感のある香りは避けたかったので、あくまでも自然かつデカフェ製法にも負けない香りを特殊な製法でお願いいたしました。

最後に味。
ここが一番大変でございました。
アタックが薄い、後味がない、濃くすると苦い、桃の香りが消える。
色々な茶葉といくつかの製法でチャレンジいたしましたが、なかなか納得のいくレベルの茶葉には仕上げられませんでした。

そして研究を重ね、苦味はなく後味があり、ミルクに負けない茶葉がようやく完成いたしました。

そこまで完璧なものが出来上がるともちろん膨れ上がるコストでございました。
なんと、完成したにも関わらずこれでは現実的にお出しできないという悲しい結末になってしました。

しかしながら、諦めきれなかった私は、作ってくださる方に直接交渉をいたしました。
何度も断られては、気が変わったら連絡をいただきたいと最後に残しながらもお願いを続けた所…

なんと承諾してくださいました。

とてもお待たせしてしまいましたが、ストレートでもミルクでも、アフタヌーンティーとしてもナイトキャップティーとしてもお勧めできる紅茶が完成いたしました。

アイスティにしてミルクとシロップでデザートティとしてもこの季節はお勧めでございますよ。

本当にお勧めでございますので、一度は飲んでみてくださいませ。

百合野