心の中の一輪の薔薇

お嬢様、お坊っちゃま、ご機嫌いかがでございましょう、金澤でございます。

お嬢様は今頃どこで何をされているのでしょう・・・
今どちらでこの日誌を読んでいただいているのでしょう、社会勉強中でしょうか、学業の合間でしょうか、電車の中でしょうか、バスを待たれているところでしょうか、番号札の番号が早く来ないかなと待たれているところでしょうか、カウンターに腰掛けコーヒーとドーナツを食べながらでしょうか、別宅でお寛ぎ中でしょうか、お布団にもぐり込み夢を見る前でしょうか・・・
本宅のお屋敷から離れ普段は別宅で一般社会の生活をされているお嬢様、今どこで何をされているのでしょう・・・
私は只々お嬢様がお元気であればと思いながら夜空の月を見ています。

私がお屋敷に来てから6年半の年月が経ちました。
スワロウテイルは今月で10周年を迎えます。長きに渡り携われていることに誇りを感じております。
振り返れば思い出が蘇ります。多くのお嬢様方と出会い、多くの使用人と出会い共に過ごしてまいりました、それは本当にかけがえのない大切な思い出です。

スワロウテイル10年間の中でお嬢様はどんな思い出をお持ちでしょうか?お屋敷のティーサロンでお過ごしいただく時以外にもお嬢様の時間にはスワロウテイルがあったことでしょう。

使用人としてスワロウテイルがどういう場所であるべきか思うこと・・・
普段お屋敷の外ではお嬢様が何をされているかはわかりません。でも分かることはいつも頑張っていること。辛い事や悲しい事もあるでしょう、もちろん楽しい事や嬉しい事もあるでしょう。でも世の常は辛い事の方が多いようです。

お茶を飲みホッとしよう、 安心できる使用人の顔を見に、 使用人の分際でドキドキさせるにくたらしい奴の顔を見に、 ご帰宅のきっかけは何でもよろしいのです!
お嬢様が癒される場所であること、 お嬢様が元気になる場所であること、 お嬢様が自分でいられる場所、 スワロウテイルはお嬢様の場所であり続けること。

いろいろなご事情によりご帰宅がままならないお嬢様もいらっしゃる事と思います。また春といえば新たな旅立ちの季節でもございます、お屋敷から離れられるお嬢様もいらっしゃることでしょう

サン=テグジュペリの言葉を借りまして

「砂漠が美しいのは、どこかに井戸を隠しているからだよ・・・」

スワロウテイルはお嬢様の心の中に…
これからも大旦那様はお嬢様のためにスワロウテイルをお守り続けて下さいましょう!

運命に導かれお屋敷のお嬢様となられました。

この時代に世界でたったひとつの場所で出会った人々
お嬢様が主人公の素敵な物語です!
個性的な脇役が多いのがスワロウテイルの良いところ
これからどんなお話が続いてゆくのか!
次のページをめくってまいりましょう!

『 明かりの灯るところへ 』♪