私、古谷と申します。

お嬢様、いかがお過ごしでしょうか。

ご挨拶が遅れましたが、私、先日より当家にお仕えし、お給仕をさせていただいております、古谷(ふるや)と申します。

まず、右も左もわからぬ若輩者であるが故、すでにお給仕させていただきましたお嬢様には至らない点が多くございました事をお詫び致します。

まだまだ未熟者ではございますが…

大旦那様からお給仕のお許しをいただいた事、
先輩方とご一緒に務めてゆける事、

そして、何よりお嬢様のお世話をさせていただいている事に誇りを持ち、由緒正しき当家の伝統を守る一員として、私、精進して参りますので宜しくお願い致します。

それでは、お嬢様。

お早いご帰宅お待ちしております。

そして、
お会いできる日を、私、楽しみにお待ちしております。