雨模様

お嬢様。雨は好きですか。

私は嫌いです。

髪はくるくる、頭は痛い、何より寒い。

そして思い出したくないことは大体雨の日です。

不思議と嫌な事、大切なものをがなくなる時は雨模様でした。

何故でしょうかそんな時の空を見上げるとぼんやりとキラキラしていて綺麗なのです。

くすんだ空なのに、何故でしょうかね。

近頃は雨が多くふと見上げますがやはりくすんだ嫌いな空。

このような空を綺麗だなんて。

申し訳ございません自身の事ばかり話してしまいました。

退屈に思っていらっしゃらなければ幸いでございます。

願わくば貴方様の見る雨模様がくすんだ空で在ることを。

改めてお嬢様。

雨は好きですか。

私はきらいです。

第二十七回限定紅茶の魅力

まだまだ厳しい寒さとすでに始まった鼻のムズムズや目のかゆみと戦うお嬢様、お坊ちゃま。
いかがお過ごしでしょうか?
紅茶係の白川でございます。

今日は慌ただしい日々の中で、落ち着いたティータイムにぴったりな一杯をご紹介。
それでは参りましょう。
限定紅茶の魅力の幕開けでございます。

それはあなたにとってどの様な紅茶でございますか?

???「それは、香りの華やかさと味わいに芯のあるしなやかな強さをあわせ持った紅茶でございます。」

いやはやなんとも、これは素晴らしい紅茶の予感。
本日は、お屋敷ではグルームオブチェインバー、ティーサロンではフットマン、紅茶だけでなくあらゆるお酒にも精通しますこの方、大河内と共に限定紅茶の〝ミストバレー〟の魅力に迫ります!

ミストバレー、その名の冠する通りそれはネパールの霧深き茶園で作られた紅茶でございます。
ネパールの紅茶というとあまり聞きなれないお嬢様も多いと存じますが、その歴史は隣接するインドのダージリンとあまり差異は無く、高い品質により近年は価値も上がり注目されている紅茶、それがネパール産の紅茶なのでございます。

当ティーサロンではより香りと味わいを楽しんでいただく為に、旬であり最も特徴が良く出るセカンドフラッシュをご用意いたしました。
隣接するダージリンと似ているとされるネパールの紅茶でございますが、似ている様で違いもございます。
それは香りでございます。
ダージリンは比較的フルーティーな香りと言われますがミストバレーは、

大河内「華やかな香りとわずかに感じます薫香、味わいはそのコクと確かな旨味、ですが後味はすっきりとしたこの感動をお嬢様にも是非、感じていただきとうございます。」

ここでお知らせでございます。
ただいまギフトショップではご好評につきもう幾度となくリバイバルされております大河内の手掛けました焼き菓子〝茶とリキュールのためのフィナンシェ〟がお目見えでございます。
それはカクテルをフィナンシェに落とし込みたいとの大河内の発想から生まれ、黒糖、シナモン、アニス、ラム酒とホワイトキュラソーなど様々なスパイスやお酒を入れたにも関わらず、それぞれが主張し過ぎないしっとりとしたほのかな甘味があらゆる一杯に合うフィナンシェでございます。
もちろん紅茶をはじめ、コーヒーやお酒など様々な飲み物と合い、私といたしましてはウイスキーやブランデーのロックかストレートをゆっくりと楽しみながらが至高かと。
是非、お嬢様だけの最高の取り合わせを見つけ出していただければと存じます。

最後でございます。
実は、はじめ大河内には違った紅茶での依頼をお願いしましたところ、

大河内「今はミストバレーの出来が良いので是非とも限定紅茶であるミストバレーの素晴らしさをお嬢様にお届けしとうございます。」

いやはや伊織をはじめお嬢様の事となると融通の効かない使用人の多いこと多いこと。
そんな大河内が是非、お嬢様に味わっていただきたい限定紅茶〝ミストバレー〟は三月までのご提供でございます。
お早めにお試しくださいませ。

次回はどの紅茶にいたしましょう?

それでは次回まで、
ごきげんよう!お嬢様、お坊っちゃま。

古谷でございます

お屋敷もまたひとつ節目を迎えます

今日という日に至るまで

これまで出会った

すべての方に感謝の想いをお届けするべく

これからも

伝統を紡いでまいりましょう

くちだし

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
隈川でございます。

私は性格柄、余計な口出しをしないということにとても難しさを感じます。

自分から見て「恐らくうまくいかないこと」に挑戦しようとしている人に対し、老婆心ながら自身の経験則に基づいた改善案を口出ししてしまうことが多くございます。

しかし、こちらは良かれと思っても、それは自分自身で失敗したときに初めて本当の意味で理解できることだったりもするので、相手にとっての学びのチャンスを奪う行為にもなりかねないわけです。

なので最近は思い直してなるべく他人事には口を出さず、信じて見守ることに努めております。私自身も色々な失敗から沢山のものを得ておりますから。(現在進行形で)

心配はしつつも、ちゃんと信頼する。
円満な人間関係において必要なことに存じます。

隈川

la Seine

自然由来の目に見えぬ微粒子が我々の生活を脅かす季節になりました。

強靭な精神で打ち勝つという考えが浅はかだったと悟る能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

今月24日をもってティーサロンの設立から18年の月日が経ちます。

ひとえにお嬢様、お坊っちゃまのお支えあっての道のりでございました。

この場をお借りして、改めまして多大な感謝を申し上げます。

いつも屋敷の使用人へ目を掛けてくださりありがとうございました。

その半分以上の時間、屋敷にお仕えしているのかと頭を巡らせますと、

言葉ではなんとも言えぬ感慨深さが私の心の中を満たしてまいります。

その殆どの時間、給仕に課外活動に奔走してきた自負はございますが、

継続は力なり、と言うは易し、事に移すにはこれほどまでに困難かと、

ひとりで思い悩んだことも一度や二度ではございません。

しかし、その生まれてきた逆境を乗り越えて今を迎えられたのは、

志を同じくして日々懸命に給仕に励んだ仲間がいてくれたから。

そして何よりも。

お屋敷を愛してくださいましたお嬢様の笑顔がずっとあったからこそ。

たくさんの紆余曲折があったドラマのワンシーンのような日々も、

今となっては宝石のようにキラキラと輝いて見えます。

これからの日々もたくさんの季節をご一緒させていただきます。

少し早いご挨拶となりますが、19年目もよろしくお願い申し上げます。

能見

北国の春♪

お嬢様、お坊っちゃま、ご機嫌いかがで御座いましょう、金澤でございます。

昨年の春の事を思い出しております。
4月に入ったばかりの頃、使用人同士で計画し、みちのく4人旅に行ってまいりました。

1台の車に乗り込み、ひたすら北上します。
一気に目指したのは、陸前高田の奇跡の一本松
そこからゆっくりと南下してそれぞれの地域を巡ろうという旅でした。

 

 

 

 

 

 

各地域にある震災の伝承館を訪れながら皆で色々な事を考え語り合いました。

気仙沼に物凄く気に入っている町の魚屋さんがあるのですが、そこで沢山の海の幸を買い込み、その晩は宮城の地酒で盛り上がりました。

この旅で4人とも「ホヤぼーや」に心を奪われました。

 

 

 

 

 

 

次の日、寒風沢島で釣りをしたのですが、佐々木氏がでっかいアイナメを釣り上げ、その後半年は自慢していました。

その後は松島で一晩泊まり、翌日仙台市内を巡り帰路についたのでした。

旅はいいですね!
ひとり旅好きな私ですが、気の合う仲間で出かけるのはやっぱり楽しいものです。

思い出を分かち合えるのは素敵な事です。

日誌

3月に入り

これから少しずつ暖かくなるので

山登りでも挑戦しよ…かな…

 

しない…だろな

佐々木でございます

姫様

美味しいチョコレート

お召し上がりくださいませ

 

佐々木