黄色いアイツ

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

使用人といたしましては、
皆様に姫様・殿下とご挨拶しておりますと、
いよいよ一年が経ったのだなと感じます。
当然アニバーサリー期間もございますし、
それもまた節目に感じるのですが、
その足音に気付かされる
ということはよくございますね。

最近のことで申しますと、
寒さが厳しい日々が続きましたので、
春は二度と訪れないのではないか、
などと思っておりました。
そんな私の考えとは裏腹に、
突然暖かさがやって参りまして、
名を呼ぶのもやぶさかなアイツも
再び現れ始めております。
遠き春を瞼の裏に感じても、
お前だけは懐かしく思いたくない。

と憎々しさを語るような場でもないと
存じますので、この辺りで。
皆様のお戻りを心よりお待ちしております。

才木

国道6号線

お嬢様、お坊ちゃま、ご機嫌いかがで御座いましょう、金澤でございます
とある使用人の大きなクシャミを聞くと春が来たなと思う今日この頃でございます。

さてお話は道路の思い出
日本全国大小様々隅々道路網が張り巡らされておりますが、今回は東京~仙台間を通るルートです。
高速道路を除き、主な幹線道路は国道4号と国道6号になります。

十数年前、私は東京~仙台間を車で度々行き来していた時期があります。高速道路を使ったりもしましたが、スケジュールに余裕がある時はあえて下道でゆっくり北上したり南下したりしていました。そこで通るルートはよく6号を選んでいました。4号の方が道路的に道端もありバイパスも多く整備されているので走りやすいのですが、6号の雰囲気が好きでまた海沿いということで好んで選んでいました。

車の天井に釣竿をぶら下げ、茨城、福島、宮城の気になる漁港に立ち寄ってはちょいと釣りをしながら移動するのが楽しみでした
地元の釣り人の方との会話もとても楽しいものです
また6号沿いのラーメン屋さんや食堂に寄るのも楽しみです、地元の店っぽい所をあえて選んでいました、美味しいお店にあたった時は嬉しいものです
懐かしい思い出です。
またいつか釣竿を持って6号線ルートで東北の旅に出かけたいと思います。

さて今宵の晩酌は磐城 壽の純米をぬる燗でメヒカリの干物と湯豆腐で一杯やりつつ、Googleマップを見て旅の仮計画でも立てるとしましょう!

夜中に車を走らせる時は眠気の吹っ飛ぶ熱い曲ですかね

『 世界はそれを愛と呼ぶんだぜ 』♪

 

3月

ご機嫌麗しゅうございます。
八幡でございます。

今月は私コーヒーデーとカクテルデーを務めさせていただきます。
ひと月に2つのイベントを任されるのも初でございますので少々緊張しております。

期待に応えられるような美味しいコーヒーやカクテルをご用意いたしますので是非召し上がりいただけると幸いでございます。

コーヒーデーは八幡渾身のレシピカードもございますので是非お待ちしております。

2月14日への道

影山でございます。
2月14日のエクストラティーにお越し下さいましたお嬢様、誠にありがとうございました。
今回はわたくし主に試飲係でございまして、全体的なものは全て百合野が行っておりました。
元々はクッピーをベースにして二種類作る予定でした。
クッピーとキャラメルカスタードをブレンドしたsweetを。
クッピーにチョコレートをブレンドしたbitterを。
sweetはすぐに配合が決まったのですが、bitterのブレンドの落とし所に少し悩みました。
二人で味を確かめながら、『bitter感を出すならもう少し濃さが欲しいですね』
とわたくしが言った後の不思議な間。同じ目線先。
お互い思った事が完全に一致した為、不思議な間が生まれたのでした。
『ゴシックで試してみます?』
『全く同じ事考えてた』
(二人笑う)

エクストラティーは不安や緊張が拭えないものですが、こういった思い出も生まれたりします。

お嬢様にとって

良いバレンタインデーであったなら嬉しゅうございます。

梅は咲いたか 桜はまだかいな

皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。

この度、大旦那様のお許しを得て、当家自慢のヴァンドゥールである的場氏の多大なる助力を受け、ギフトショップにて私め吉川の名を冠したフットマンクレープボックス「花見月」を提供させていただく運びと相成りました。

的場氏との共同作業は思いのほか楽しく、私めの稚拙なアイデアを百にも二百にも膨らませてくれる当意即妙さには感嘆いたしました。
感謝の念に堪えません

レモンペーストと塩バニラの絶妙なバランスで、あっさりさっぱりとお召し上がりいただける逸品となりました。
試作の段階で一旦やや濃厚にも調整していただいたのですが、適度に軽いほうが飽きずに最後まで楽しめると判断し、現在の塩梅となりました。

梅が咲き、桜が綻びはじめるこの時期、ご時世的に盛大な酒宴を催すことは憚られますが、こちらのクレープボックスを携え、庭園にて紅茶片手にゆるりと花を愛でるのも一興かと存じます。
まだ寒さの残る時期ですので、同時に提供開始される富田パーカーをお召しになっての花見を推奨いたします。

弥生

桜の蕾も膨らみはじめ一雨ごとに春めいてまいりました。

お嬢様いかがお過ごしでしょうか、乾でございます。

今月は桃の節句から始まり啓蟄、そして春彼岸・春分の日といよいよ春が近づいてまいります。

桜も咲き始め、月末には満開となる事でしょう。

ただ、別れの季節でもございますので何か儚げな感じもございますので、人恋しくなる事もございますね。

もしかしたら、新しい環境に対しての不安もあるかもしれません。

でも、お嬢様は大丈夫でございます。

ご自分を信じて下さいませ。

そして何があっても我々はお嬢様の味方でございます。

ただ、お疲れになりましたらお屋敷にお戻りくださいませ。

いつでもお待ちしております。

今月は雛人形を折ってみました。

お気に召していただければ幸いでございます。

Unicorn

目に見える景色すべてが色めく。そのような季節が到来いたしました。

不意に聞こえる伊織のくしゃみに感動さえも覚える能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

今月はティーサロンにおける春の催しが目白押しでございますね。

まず3月の前半といたしましては「プリンセス期間」と称しまして、

日本の伝統行事「ひな祭り」をお楽しみいただく期間でございます。

いつもならば「お嬢様」「お坊ちゃま」とお呼びしてございますが、、

この期間だけは特別に「姫様」「殿下」と。

我々も最初の数日間は慣れぬことに戸惑いを隠せずにおりますが、

ようやく「姫様」という言葉が口に馴染んできたと思った矢先に、

儚くも終焉をむかえてしまうのが「プリンセス期間」。

お嬢様、その刹那性をも、どうかお楽しみくださいませ。

そして、3月の後半は当館の「アニバーサリー期間」でございます。

開館記念日の3月24日をお嬢様とお祝いする期間でございまして、

毎年当館のキュイジニエ青木が特別なお料理をご用意いたします。

私もそろそろ食事に合わせたワインのご選定をせねばなりませんね。

何とご覧の通り今年は「お重」が数年ぶりの復活を遂げました。

懐かしいと感じられるお嬢様もいらっしゃるのではないでしょうか。

シェフの愛情が籠ったお弁当箱と手の込んだ特別なメインディッシュ。

スペシャルが盛り沢山のアニバーサリー期間。お楽しみくださいませ。

今月で社会勉強が一区切りのお嬢様もいらっしゃるかと存じます。

どうか最後の最後でお疲れがでませんように、祈っております。

来月からはまた新たな世界がお嬢様の眼前に広がることでしょう。

少しでもお支えできますようお仕えいたします。

能見