紅茶係

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

近頃私は、
紅茶係を拝命する機会があります。
皆様のお顔を拝見出来ない
寂しさはありながらも、
美味しい紅茶を入れるという務めを
粛々とこなしております。

機会が多くなりますと
自然と茶葉との対話も増え、
関係も深くなるような気がいたします。

「どうしたらお前は、美味しい紅茶になってくれるのかい」
「好きにしろ」

まあ嗜好品ですから、人それぞれと申しますか。
最低限の推奨されるやり方を除けば、後はこだわりの領域ですよね。
(細かくは、以前ギフトのブログにも認めました)

話は少しずれますが数年前までは、
紅茶係専任の使用人が少なく、
フットマンたちもある程度の頻度で紅茶係を担当しておりました。

分かりやすく申しますと、
百合野がいれていることもあれば、
佐々木がいれていることも。

なので当時はティーアドバイザーの資格取得と同時に、
紅茶をいれる修行が始まりました。
これも今は昔の慣習ですね。

そこでよく教官に、
紅茶の味には性格が出るんだ、
などと言われました。
簡単に言うと、
穏やかな人は優しめな味になって、
しっかり者は濃い味になる。
ということのようです。

そこから、
より個性やこだわりに基づいた変化をしていくのだとか。
面白いもので大体その通りだったのが、当時の印象にあります。

今で言いますと、
滝ノ川や水道橋は濃いめですね。
これは慣れもあってのことなのですが、
手際よく大胆に紅茶をいれますので、
自然とそうなります。

白川などは逆に優しめ。
生来の陽気で、人を重んじる性格が出ている気がいたしますね。
彼に関しては、今後の変化も楽しみです。

後はフットマンたちですが、
伊織は、それぞれの紅茶の正解を出すと言われ、
金澤は職人的なこだわりを持ち、
(紅茶毎にいれ方を変えているなんて話も)
あー隈川の紅茶も美味しいですねぇ。
どちらかといえば、金澤タイプなイメージです。
そもそも伊織は効率主義で、
金澤は職人的であるというのが面白いところで。

……この辺りでやめますね、キリが無いので。
興味があれば、またティーサロンにてお聞きください。

ちなみに私が今、
紅茶をいれて欲しいのは、雛森です。
彼には伊織も隈川も感じるので、上手そうだと思うんですよねぇ。
お嬢様を差し置いて、私が味見いたしましょう。
お任せくださいませ。

あ、私は、
当初は優しめな味だと言われましたよ。
今はどうでしょう。
ご機会あれば、お確かめくださいませ。

「エクストラティー」

佐々木じゃないですか。
あ、忘れるところでした。
先月のエクストラティーは、
ありがとうございました。
甘いミルクティーって、
何であんなに美味しいんでしょうね。

また何か考えましたらご披露いたしますので、お待ちくださいませ。

言い残しはもうないですね!
では、失礼いたします。

才木