ララミディア大陸に思いを馳せて

皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。

何年かに一度ではありますが、恐竜展を観に行きたくなることがあります。
新たな化石の発見や再検証などによりアップデートしていく恐竜の変化にロマンを感じるからです。
幼少期に恐竜図鑑で見たものとは違い、ティラノサウルスは実は毛に覆われていたのではないかいう説が出てきたり、ウルトラサウルスやらウルトラサウロスやらは実は居なかったりと、何かと変わっていく恐竜事情、ロマンの塊です。

今夏注目の恐竜展は、現在の北米大陸の西側にあたるララミディア大陸をテーマにした展示で、 四足歩行恐竜の代表格とも言えるトリケラトプスのほぼ完全な全身骨格標本の来日が見所です。
トリケラトプスは現代の動物に例えるならばサイにエリザベスカラーを逆向きに付けたような外観で、映画などでは肉食であるが故に常に超スピードで人間に襲いかかってくるティラノサウルスに対して、何となく人間の味方をしてティラノサウルスと戦ってくれたりする、草食の可愛らしい恐竜です。
その役割はステゴサウルスでも担えるような気はしますが、ステゴサウルスは荷物運搬用として使われることが多いように思います。

幼少期の恐竜図鑑から変わらぬ姿でいてくれる安定のトリケラトプスの全身骨格標本、この夏に是非とも見たくはあるのですが、問題は展示会場。
何と都外であるパシフィコ横浜とのこと。
時節柄、県境を跨いでの移動は憚られます。
近いようで遠い横浜への道……。
標本レンタル契約の都合もあるでしょうから、展示の延長は望めないでしょう。
事態が早々に収束することを祈りながら、部屋に籠もって太古に思いを馳せる日々を送っております。