ご別宅で作るスプリッツァー

敬愛せしお嬢様へ

夏もまさに真っ只中でございますね。
向日葵が大輪の花を咲かすのが楽しみでございます。

世はウィルスの対応に迷走し、当家のみならずお外にてお酒をお召し上がり頂けなくなって久しゅうございます。
ご不便をお掛けすることもあり、使用人として申し訳ない限りでございます。

さて、こうなるとご別宅でお食事と共にお酒を…ですとか
お友達と(対策は取った上で)少人数ホームパーティといった場面が増えるのやもしれません。

ご別宅に出向し、相応しき上質のカクテルをお届けできれば幸いでございますが、それもなかなか叶いませんゆえ、

「ご別宅で簡単に作れるカクテル・真夏編」
として、時任流スプリッツァーの作り方をお伝えいたしましょう。

〈基礎ver.〉
スプリッツァーとは、白ワインをソーダで割ったカクテルでございます。
それだけでも美味しゅうございますが、お好みの味に整えるため、レモン果汁やシロップを少量加えるのが一般的でございます。

レシピとしては
1.大きめのグラスに氷を入れる
2.白ワインを45ml入れる(お好みで増減)
3.レモン果汁、ガムシロップをお好みで
(レモン果汁10ml、シロップ5mlぐらいがベーシックかと)
4.冷やしたソーダをたっぷり入れて混ぜる

と言うところでございます。

〈時任sp.〉
かつてbar『ブルームーン』でご用意しておりましたレシピでございます。
昨月にギフトショップにてご用意させて頂いた「スプリッツァージュレ」も、このレシピを元にしております。

-材料-
白ワイン
味のはっきりしたものがベストなので、チリ産のシャルドネワインをよく使用しておりました。

レモン(の皮)
レモンは普通に街で売っているもので構いません。
ただしお手数ですがよく果皮を洗ってくださいませ。
果汁は必要ありません。


氷は有れば細かく砕いた「クラッシュドアイス」がベストでございます。(なければ普通の氷でも構いません)

シロップ
アイスティーに使っておられるもので充分でございます。

ソーダ水
こちらも街中で売っているもので充分でございます。冷蔵庫でよく冷やしてくださいませ。
ついでにグラスも冷蔵庫で冷やしておくとより美味しいスプリッツァーが出来上がります。

-レシピ-
1.レモンは皮を指先サイズの破片状に10~12枚ほど削いでおきます。裏の白い部分をなるべく残さないのが美味しさのポイントです。
2.グラスに氷を入れ、白ワイン60ml、シロップ10ml、ソーダ水をたっぷりと入れて混ぜます。

この時
白ワインを入れる→ちょっと混ぜる→シロップを入れる→ちょっと混ぜる→ソーダ水を入れる→ちょっと混ぜる
という手順で行いますと、氷とよく馴染んでおすすめでございます。

3.レモンピール(皮)を入れます。
グラスの上、水面付近で、
削いでおいたレモンの皮を、潰すと申しますか曲げるように絞って、そのままグラスの中に皮も投入します。10~12枚全部絞って入れてしまいます。

4.もう一度優しく混ぜたら出来上がりです。

レモンピールの香りとほろ苦さがよく染みた
当家自慢のスプリッツァーがこれで出来上がります。

夏に最適のお品でございますゆえ、ぜひ一度お試しくださいませ。

Day Dream

まさに夏模様とうだるような暑さが連日のように続いておりますね。

アウトドアではきっと日焼けをしていただろう能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

とんでもなく暑い日には自室に籠るのも一つの正解でありましょう。

自室にてアイスコーヒーをいただきながら、世の中が落ち着いたら、

どのようなことをやってみたいかということを空想しておりました。

まず何と申しましても、お屋敷での季節の催しでございましょうか。

もしかするとご存知ないお嬢様もいらっしゃるかも知れませんが、

夏祭りやハロウィン、そしてカウントダウンなどのパーティーを、

以前はお屋敷のティーサロンにて毎年開催しておりました。

まだ季節の催しに参加したことのない使用人も多くおりますので、

そのようなフットマンがどのような化学反応を見せてくれるのか。

鬼が出るか蛇が出るか、未知数に期待するのもワクワクしますね。

お嬢様とこれから見られるそんな景色が私も楽しみでございます。

あと私個人としては、フランスへの短期留学でございましょうか。

ソムリエとして、現地の風を感じながら沢山の学びを得たい。

異文化やワインを通じて、お嬢様に色んな世界を知って欲しい。

知れば知るほど興味深く、面白い世界でございますので。

そんな気持ちがあり、最近はより書物を読むようになりました。

ブルゴーニュの風景写真や生産者の歴史や拘りについての本です。

ウェブ上にも沢山の情報があるので環境的にも充実しております。

少しでもお嬢様に還元できますように、より精進いたしますね。

世情が落ち着きましたら、やってみたいことを2つ挙げました。

その他にも、沢山のお屋敷とお嬢様との未来予想図がございます。

これからのお屋敷での夢、お嬢様もございますか?

是非、お聞かせくださいませね。

能見

いかがお過ごしでございますか。桐島でございます。

熱い夏がやってまいりました。夏は苦手という方も多くいらっしゃるかと存じますが、私は月日を重ねるごとに好きになってまいりました。

元々ドアマンとしてお屋敷に仕えていたという事もございまして年々暑さに慣れ、暑いからこその楽しみがふえたというのが大きいかと存じます。

特にトレーニングなどは普段はそこまで汗をかかないですが夏になると大量にかきますので凄く充実感がありその後のシャワーも含めて凄く日々に張りが出るのでございます。

後は体重が減りやすいとありその分美味しいものが食べれるので嬉しさは倍増でございます。

熱い夏それぞれの楽しみ方がある方は存じますが是非とも嫌だなぁという気持ちではなく凄く有意義な物に変えて頂ければ幸いでございます。

それではまたお屋敷でお会いいたしましょう。

ララミディア大陸に思いを馳せて

皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。

何年かに一度ではありますが、恐竜展を観に行きたくなることがあります。
新たな化石の発見や再検証などによりアップデートしていく恐竜の変化にロマンを感じるからです。
幼少期に恐竜図鑑で見たものとは違い、ティラノサウルスは実は毛に覆われていたのではないかいう説が出てきたり、ウルトラサウルスやらウルトラサウロスやらは実は居なかったりと、何かと変わっていく恐竜事情、ロマンの塊です。

今夏注目の恐竜展は、現在の北米大陸の西側にあたるララミディア大陸をテーマにした展示で、 四足歩行恐竜の代表格とも言えるトリケラトプスのほぼ完全な全身骨格標本の来日が見所です。
トリケラトプスは現代の動物に例えるならばサイにエリザベスカラーを逆向きに付けたような外観で、映画などでは肉食であるが故に常に超スピードで人間に襲いかかってくるティラノサウルスに対して、何となく人間の味方をしてティラノサウルスと戦ってくれたりする、草食の可愛らしい恐竜です。
その役割はステゴサウルスでも担えるような気はしますが、ステゴサウルスは荷物運搬用として使われることが多いように思います。

幼少期の恐竜図鑑から変わらぬ姿でいてくれる安定のトリケラトプスの全身骨格標本、この夏に是非とも見たくはあるのですが、問題は展示会場。
何と都外であるパシフィコ横浜とのこと。
時節柄、県境を跨いでの移動は憚られます。
近いようで遠い横浜への道……。
標本レンタル契約の都合もあるでしょうから、展示の延長は望めないでしょう。
事態が早々に収束することを祈りながら、部屋に籠もって太古に思いを馳せる日々を送っております。

夏2

影山でございます。

前回夏服ドアマンに触れましたが、
今回は使用人の夏服について語らせていただきます。

夏の期間は燕尾服に紛れて涼しげな姿の白い夏服姿のフットマンが、一人誕生いたします。

今日は誰なのかなと予想しながらティーサロンに向かうのも一つの楽しみではないかと存じます。

わたくしは毎年言い続けてますが、
『桐島の夏服を見たい』

毎年その姿を見るのを楽しみにしています。

先日ドアマンを務めていた際に

ふっとドアを開けた向こう側に、
白い桐島がいた時の衝撃が忘れられません。

お嬢様をいつでも守り抜けるよう鍛えぬかれたあの肉体。

はちきれそうでございます。

お外に出るのも難しい時期ではございますが、

お散歩の際は
是非ティーサロンにお立ち寄り下さいませ。

葉月

厳しい暑さが続いておりますが、お嬢様いかがお過ごしでしょうか。

乾でございます。

お嬢様、暑い夏はやはりアイスクリームでございますね。

今月はギフトショップにて「乾のキウイアイスクリーム」をご用意いたしました。

遠い日の夏休みの少々甘酸っぱい思い出をイメージし、あっさりとしたミルクアイスにキウイの甘酸っぱさを加えております。

また、お嬢様がお召し上がりやすいようにクッキーサンドアイスクリームにしてございますので是非お召し上がりくださいませ。

さて、今月の折り紙はイルカの親子でございます。

例年、南の島でお楽しみいただいておりますダイビングも中止となっておりますので、こちらの折り紙で和んでいただければ幸いでございます。

来年こそはお楽しみいただけるとよろしいですね。

では、お嬢様のお帰りをお待ちしております。

猛暑ですね

司馬でございます。皆様、お健やかでいらっしゃいますか?

庭園に蝉の声が激しく飛び交い、強烈な日差しも降り注いでおります。暦の上で8月はもう秋に入りますが、例年のことを考えますと、まだまだ暑さは続いていくことでしょう。

賢明なるお嬢様方におかれましては、暑さ対策も万全にお過ごしのことと存じます。ですが、まだまだご用心を怠りなく、また、冷たいものをお望みでございましたら、すぐに御持ちいたしますので、ご遠慮なくお申しつけ下さいませ。

司馬は暑さに強い方でありますが、ここ数年、夏の盛りには飲み物に手を伸ばしてばかり。おかげで、食欲が落ちることもございます。ついつい、そうめんや冷や奴などの淡白な和食に魅力を感じてしまいがちですが、それでは夏バテをしてしまいますね。

そうめんの薬味には、ひき肉を炒めたものを用いたり、豆腐に肉味噌を添えたりして、エネルギーを取ることに致しましょう。なにか、お勧めのおかずでもございましたら、お教え頂ければ幸いです。

どうしても食欲の落ちる季節でございます。厨房のシェフも工夫を重ねておりますので、お嬢様方、毎日の食事を大切になさってくださいませ。

では、いましばらくの猛暑を、どうかご無事に乗り切ってくださいませ。