フットマンアイス

影山でございます。



とある日のこと。


唐突に言われました。



『フットマンアイス作ってみませんか?』





わたくしは今までフットマンアイスにはあまり触れずに、いえ触れようとせずに

日々お給仕させて頂いてました。



毎月使用人達がお嬢様にお出しするフットマンアイス。


9月のフットマンアイスは完成前に味見させて頂く機会がございました。

試作段階でも美味しゅうございましたが、
より美味しいものを作ろうとお給仕の合間をぬって色々試行錯誤しておりました。


その姿を見ていた矢先の出来事でございます。








あぁ
Filed under: 影山 — 21:00

ワイン

ご機嫌麗しゅうございます。
杉村でございます。


ティーサロンにてお給仕のお許しを得てから2ヶ月が経ちました。まだまだ私自身の至らぬ点が多く、より精進しなくてはならないと痛感しております。


さて、私には予てより学びたいと熱望するものがございました。


それは…ワインでございます!

私の中の熱意をいつ打ち明ければ良いのかと思案しておりましたが、つい先日、豪徳寺と大河内にワインを詳しく学ばせて頂きたいと告白致しました。

そして、豪徳寺と大河内は私に「先ずは、より多くのワインをテイスティングしなさい」とアドバイスを下さいました。

そのアドバイスをしっかりと受け止め、今もこうしてワインを前にして日誌を綴っております。
いつの日か学んだ事をお嬢様方に披露出来ることを夢みて…

Filed under: 杉村 — 21:00

「掛け替え」のない存在

7年、いえ8年前になりますか。

初めて出会った日のこと、君は覚えているでしょうか。

一目見たときから、その凛とした姿に心を奪われたのですよ。




君と暮らしを共にするようになってから、

ぼやけていた世界がクリアに見えるようになったのです。




君と一緒に色んなところへ行き、

君と一緒に色んな景色を見て、

君と一緒に色んな本を読みましたね。

すべて、君のおかげ。




君が私の歩む道を示してくれたから、

ここまで来れた。




なのに、また世界がぼやけて映る。




ここがどこかもわからない。




どこに歩いていけばいいのかもわからない。




君がいないと、世界はこんなにも暗くて不安なのですね。





私は、たくさん君を傷つけました。

君が段々歪んでいくことに、目を背けていました。




大切にできなくてごめんなさい。




生まれ変わったら、また私のところへ来て、

鮮やかな世界を見せてくれますか。








ありがとう。さようなら。


リーガル
Filed under: 黒崎 — 21:00

粋な男

二つの選挙から始まり、リオのオリンピック、台風の上陸が続いたりと
何かと騒がしい夏も終わり、9月になりました。お嬢様方には残暑にも
めげず、健やかに初秋をお迎えのことと、お慶び申し上げます。

さて、先月リオ・オリンピックの開会式の中継を見ていたら、嬉しい顔
を見つけました。 Showの大トリに出演していた、御年74歳になるブラ
ジル音楽の超大物アーティスト、カエターノ・ヴェローゾです。

ちなみに、この開会式の Showは現在進行形のブラジル音楽シーンを巧
みに取り込んだ構成で面白く、見事でした。その上、大ファンの嘉島は
カエターノの現在の声と姿に触れることができて、満足いたしました。

そして、今秋10月、カエターノ・ヴェローゾは『モントルー・ジャズ・
フェスティバル・ジャパン2016』に出演のため、11年ぶり4度目の来日
が決まりました。ジャズ・フェスティバルへの出演ですが、楽しみです。

前回 ’05 年の来日公演は本当に素敵でした。当時63歳、官能的で透明感
のある高い声に衰えはなく、洗練と円熟を身にまとい、常に新しい創作
に向かう姿勢は、大人の豊かさと格好良さを教えてくれました。

歳を重ねても、大人になれない代表のような嘉島は爪の垢を煎じて飲む
ように彼の曲を聴いております。そして、残念ながら、当節の日本では
大人の良さを感じさせてくれるアーティストは見当たりません。

また、カエターノの歌う、ラテン歌曲『ククルクク・パロマ』は奇しく
も東西の鬼才と呼ばれる映画監督に使われ、彼らの映画を鮮やかに彩り
ました。2作とも、日本でも大変話題になった映画です。

香港のウォン・カーウァイ監督の『ブエノスアイレス』(’97)と、スペ
インのペドロ・アルモドバル監督の『トーク・トゥ・ハー』(’02)です。
2作とも、映像とともに彼の歌声が記憶に焼き付いております。

最後に、嘉島お薦めのCDをご紹介いたします。まず、’67年のファースト
アルバム(女性歌手とのヂュエット盤で、復刻版あり)『ドミンゴ』を。
次に、’86年、アメリカで英語で録音された『Caetano Veloso』を。

ボサノバの香り漂う、カエターノのギタ?の弾き語りは、極上の味わいと
言われているアルバムで、良い音を探している方に是非。そして’95年の
『 ”粋な男” ライブ?カエターノ・ヴェローゾ・ライヴ・イン・リオ』を。

前記の『ククルクク・パロマ』も収録されております。また、例によって
You Tube で 「カエターノ・ヴェローゾ ”粋な男” ライブ」と検索すると
お楽しみいただけると思います。興味のある方はお試しください。
Filed under: 嘉島 — 21:00

バトンの先に

お屋敷の玄関先でも鈴虫の声が聞こえるようになってまいりましたが、お嬢様方におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
今年の夏は地球の裏側からの知らせに日々一喜一憂致しました香川でございます。


勝利に沸く日も意に沿わぬ結果の日も、どちらにせよ最終的には目に熱いものをこらえられぬ瞬間が待っている。
それがこころを引きつけてやまない魅力なのかもしれません。


どのドラマにも筋書きはないはずでございますが、その中でも特に緻密に計算された上でのメダル獲得を感じた競技がございました。


それは男子400メートルリレーでございます。


4人の走者がそれぞれ100メートルをバトンでつないでいく。
この種目は100メートル走が速いことが勿論勝利に近いはずで、短距離のトラック競技では日本から出場する選手がメダルを獲得する日が来るとは、正直想像すらしていなかったのが本音でございました。


今回もリレーメンバーの誰一人として100メートル走では決勝に進んでいないにも関わらず、その4人での銀メダル獲得。


しかしこれは偶然の産物ではなく、取るべくして取ったメダルだったように存じます。


個々の潜在能力が高かったということも勿論あろうかと存じますが、適材適所の配置に加え、チームとして戦うという意識とリレーならではの巧みなバトンワークがあったからこそでございましょう。バトンの受け渡しにかなり多くの時間を割いて練習を重ねたとのことでございます。


各国の個性も出てくるのかもしれませんが、リレーの練習を厭う方もトップクラスの選手といえどもいらっしゃるようでございます。
チームで何かを取り組むということの、まさにモデルケースを見たような気がして、非常にこころを動かされました。


皆のチームワークが求められることは、お屋敷でも言えることかもしれません。
使用人チーム全員でのこころを込めたバトンワークの先に、お嬢様方のキラキラの笑顔というゴールを求めて、これからも走り続けて参りましょう。


お早いお帰りを、お待ちしております。
Filed under: 香川 — 21:00

休養中

この度は、お嬢様方に多大なる御心配をお掛けしてしまい申し訳ございません。

大旦那様から身体を休ませ、しっかりと治すよう命じられておりますので無理をせず、安静に日々を過ごしております。
少しでも早く、お嬢様方の笑顔を拝見出来ますよう、努めておりますので、暫しお待ち頂ければ幸いでございます。

また、オトナイトに参加して頂くご予定だったお嬢様方、オトナイトに参加させて下さっている大旦那様方、申し訳ございません。

また、来月開催予定のカクテルサロン、ハロウィンパーティーでございますが、元気に参加させて頂く予定でございます。
お休みを頂戴しておりました分、楽しんで頂けるよう努めて参りますので、是非ご参加くださいませ。
ハロウィンパーティーにご参加の際は仮装して参加して頂けると幸いでございます。
我々使用人もお嬢様方の仮装を楽しみにしております。

少しでも早くお嬢様方にお会い出来ますように。
Filed under: 水瀬 — 21:00

クラシックの調べ

残暑厳しい今日この頃、いかがお過ごしでございますか。
環でございます。



今までは音楽はどちらかと言えば巷で流れるようなものを聞いておりましたが、
最近はクラシックに興味を持ち始めました。



サロンで流れる音楽はやはりクラシックが主流でございますので、
私も遅ばせながらそちらのジャンルにもう少し耳を傾けてみようと思い、現在いろいろと聞いております。





やはりその中でもピアノの曲。


特にショパンの音楽は耳に残ります。



昔ホロヴィッツが弾いていた英雄ポロネーズが好きでずっと聞いていた時期がございましたが、彼が奏でる素敵なフレーズを頭の中で再現しながら口ずさんでいたのは良い思い出でございます。




この間は子犬のワルツを聞いてバンデュースの瑞沢を思い出しておりました。




時に私を思わせる曲はどんな曲なのでございましょうね。




まだまだクラシックを聞く楽しみは続きそうです。


それでは。

Filed under: — 21:00

デザートと紅茶の追いかけっこ

少しずつ寒くなってまいりましたね、これからはホットティーの出番が増えそうでございますね。


暑い時にはアイスティー…でございますか?
気分的には良いかもしれませんが実はアイスティーもホットティーも身体を温める作用がございます。


特にジンジャーティー等はよりお体を温めますので冷え性の場合などに最適でございますね。



逆にホットコーヒーは結果的に体を冷やすと言われております。
しかしながらカフェインは紅茶よりも飲用時には多く摂取できますので、目を覚ましたい時などにオススメでございます。
くれぐれもカフェインは摂りすぎ注意でございますが…


最近お嬢様から多い紅茶の質問がございましたのでこちらでもご案内させていただきます。


『どんな紅茶がどんなデザートに合うか』

こちらを掘り下げてみようかと存じます。




それぞれのフットマンによって考え方が違いますので一概にはお答えでないのですが(逆に使用人の趣向を知る上では聞いてみるのも楽しみの一つかもしれませんね)
今回は敢えて合わないものと共に案内してみようかと思います。



私個人的な意見になりますが…


①スコーンや焼き菓子、クリーミーな味わいのデザートには

・セイロンティー(※当家で扱っているものより ヌワラエリア、ウヴァ、ディンブラ、ルフナ)
が合うかと存じます。



セイロンティーは紅茶らしい茶葉の味がしっかり舌に残る特徴がございます。
その茶葉の味わいとクリームの味わいのマリアージュが良いためでございます。


逆にそちらのデザートとあまり合わないと判断するもの

・ハーブティーでございます。
ハーブの種類にもよりますがハーブとクリームが一番香りとして遠い存在のため少し違和感を覚える場合がございます。
しかしながらデザート後にハーブティーでスッキリと気分を整えるにはとても最適かと存じます。



②チョコレート系のデザートには

・アッサムやルフナなど
濃厚な味わいのものがマリアージュとしては最適かと存じます。
お好みでミルクを入れても良いかもしれませんね。


逆にチョコ系に合わないと判断されるものは

・フルーツメランジェ(ベリー、アップル、オレンジなどフルーツを中心としたお飲み物)

ミルクを入れられない特性がある上、チョコレートの味がフルーツの味わいを殺してしまう可能性がございます。


③フルーツ系のデザートには

・ハーブティーやフルーツメランジェ
でございます。



フルーツの繊細な味わいをとのマリアージュが良うございます。
果糖の甘みが舌に残るうちにレモングラスのハーブティーやアップルのフルーツメランジェなどで仕上げるのも良うございますね。


合わないものと判断されるものは
・アッサムやルフナなど
濃厚な味わいの紅茶でございます。強い紅茶の味わいがフルーツの繊細な味わいをぼかしてしまう可能性がございます。



いかがでございましょうか?
一概にデザートに合う紅茶というだけではなく、デザートの種類によっても合うものが異なります。


「これには合うのに、これには合わず、逆にこっちには合ったり…」


あくまで一例でございまして、こちらに該当しない場合もたくさんございます上、お好みによっては合わないと記載されたものが良いと判断される場合もあるかと存じます。


今回の日誌、普段あまりセレクトされない紅茶をご用命するきっかけになれたらと存じております。
それではまた、ティーサロンでお待ちしております。
Filed under: 百合野 — 21:00

古谷でございます

燃えすぎた真夏の太陽は沈みこみ、焦げたような余韻を残すこの季節の空に映るのは十六夜の月。




影伸ばしその面影を照らます。




「天国にいる亡き恋人に捧げられたグラス」






そんな悲劇的な逸話を持ったカクテルをご存知でございますか?






カクテルの名は



「マルガリータ」





作者は米国ロサンゼルスのとあるバーテンダー。


彼は若き日に初恋の女性を狩猟中の流れ弾で亡くしており、メキシコ生まれの彼女をしのび、恋人の故郷のお酒にございますこのテキーラをベースにカクテルを考案しその名前をマルガリータと名付けました。





このカクテルは1949年の全米カクテルコンテストで入選されており、感動を呼ぶエピソードとともに現在においても大変人気のある有名なカクテルとして、お外のBARにおいても定番としてご用意されております。




今宵を照らす既望の月の下。



美しい悲恋のエピソードに想いを馳せ、秋の夜長にグラスを傾け過ごしてみるのもいかがでしょうか?




古谷
Filed under: 古谷 — 21:00

お月見の季節

司馬でございます。
皆様、お健やかにお過ごしでございますか?

猛暑も一段落し、風の気配に夏の終わりを感じるこの頃には、夕暮れ時などに一抹の寂しさを覚えることもございます。

ようやく暑さから解放されますと、そろそろ一夏の疲れが出やすくなりますので、皆様、どうぞご用心くださいませ。

さて、秋になりますと、空気が澄んでまいりまして、ひときわ夜空が美しく見えてまいります。
お嬢さま方、今年の夏は楽しくお過ごしになられましたでしょうか?

私はと申しますと、体調を崩すこともなく元気に夏を乗り切ることができました。
これも、日ごろからお嬢さま方の笑顔に接していられるおかげかと存じます。
いつも元気を頂戴いたしまして、あらためて感謝でございます。

ただ残念なのは、結局、花火を楽しむ機会に恵まれなかったことぐらいでしょうか。
その代わり、せめて良く晴れた秋の夜長、一日の仕事を終えてからは、うつくしい月の輝きでも愛でることにいたしましょう。
今年の中秋の名月は九月十五日でございますが、あまりこだわる必要もございませんでしょう。

西洋では、満月は不吉な兆しとされているようですが、わが国では古来より様々な粋人たちが、月の満ち欠けに風流を感じて、酒杯を傾けております。
それを大義名分にするわけではございませんが、ビールの季節はすぎましたので、そろそろスパークリング・ワインでも一杯片手に・・・・。

おっと、その前にお嬢さま方のお月見の用意もしませんと。
今年は、どちらの河原ですすきを採ってまいりましょうか。


では、今回はこの辺りで失礼いたします。
Filed under: 司馬 — 21:00