自分の人生における趣味の話

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

いきなり余談なのですが、
私は文章を書くというのが好きです。
活字化していく行為は、
いいアウトプットになりますし、
脳内整理に非常に役立つものです。

加えて私は、口が立つ方ではありません。
なのでゆっくりと考え、
思考を纏めるのが好きです。
そうすれば
より自分自身を反映することが
出来る気がいたしますので。

閑話休題。
話は戻りまして、
表題の通り「趣味」についてです。

私にとって趣味というのは、
【深く知りたいこと】なのですが、
私自身は深く知ることに
あまり興味がありません。
私にとっての知識欲というのは
【広く浅く知ること】であって、
この趣味的欲求と自身が結びつかないのです。

よく趣味はと人に聞かれますと、
読書・映画・観劇などと申します。
まとめますと物語に触れることだと言えます。
こうした趣味には
マニアなどと呼ばれる先達の方々が
沢山いらっしゃるものです。
私も彼等の知識量や
そのものに対する愛に
感銘を受けることが多くあります。

結局、上には上がいたところで
お前はお前なのだからと言われれば、
それだけの話ではあるのですが。
自分はそうもなれなければ、
より知ろうとも思えないというところで、
自分自身を判断してしまうのですね。

物事に社会的な優劣はあれど、
きっと主観の優劣はないはずなのですが、
結果その価値に振り回されてしまいます。

だから悩んでいるという話ではなく、
私がこんな人間だと言うのを
ふと書きたくなったという次第です。

簡潔に申し上げますと
「好きっちゃ好きだけど、もっと好きな人はいっぱいいるから、胸張って好きとは言えないなー、深めたいと思えないなら趣味ではないな、私は無趣味です」
ということです。

この話は長くなったので、終わり。

―――

そういえば今年も
藤堂執事のお誕生日会を企画させていただきました。
昨年は私の中では
厳かな式というイメージだったのですが、
今年は賑やかなものに
仕上がったのではないかと存じます。

6/24。是非ご一緒に。
藤堂執事のお祝いをいたしましょう。

あ、あと是非
フルーツタルトもティーサロンで
お召し上がりくださいませ。

日誌

奥様、旦那様。
お嬢様、お坊ちゃま。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

〇〇の日というものが沢山ありますね。
有史以来様々な日がございまして、
事の大小はさておきとして、
毎日が何かの日であることは
間違いないでしょう。

昨月の25日もそういった日でして、
私にとっては素晴らしい一日でした。
その名も「世界ペンギンデー」。

“アメリカ合衆国の南極観測基地「マクマード基地」に、毎年4月25日前後にアデリーペンギンが現れることから、基地の研究者たちがそれをペンギンの日として祝ったことが始まりと言われている”

何でも便利web百科事典からの抜粋です。
誰がそう決めたか、いつ決められたなど、詳細は不明とのこと。
私としては沢山のペンギンが見れるので、
それだけでよろしいのですが。

いつも何もせずに過ぎてしまうので、
いつかは紅茶やお酒などを
世界ペンギンデーに
ちなんでご用意したいところです。

暑い夏がやってまいりますし、
久々に水族館で涼をとりながら
ペンギンを眺めたいところです。

才木

六年目

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

大分暖かくなってまいりまして、
春雨さえ降らなければ
耐えられそうな寒さになってまいりました。
春物を新調しようかと考えあぐねている間に、
タイミングを逸してしまった気がいたします。
気づけば五月雨が降り続き、
衣を投げ出したくなるような暑さが
やってくるのでしょうか。

四月と申しますと、
私としてはティーサロンにて
お給仕が許された時期でもございます。
一通りの勉強を終えたものの、
まだ右も左も分からなかったあの頃。
共に学んだ彼らと教え合い、励まし合いながら、少しでも前に進もうと
もがいておりました。

今年は休館日でしたが、四月八日。
(本当はズレているのですが、当時三人合わせてということで決めました)

あの日の自分から見て、
今の私はどう見えるのでしょうか。
少しでも成長したように見えていたらいいですね。

これからも皆様の笑顔の為、
邁進してまいりますので、
よろしくお願いいたします。

才木

黄色いアイツ

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

使用人といたしましては、
皆様に姫様・殿下とご挨拶しておりますと、
いよいよ一年が経ったのだなと感じます。
当然アニバーサリー期間もございますし、
それもまた節目に感じるのですが、
その足音に気付かされる
ということはよくございますね。

最近のことで申しますと、
寒さが厳しい日々が続きましたので、
春は二度と訪れないのではないか、
などと思っておりました。
そんな私の考えとは裏腹に、
突然暖かさがやって参りまして、
名を呼ぶのもやぶさかなアイツも
再び現れ始めております。
遠き春を瞼の裏に感じても、
お前だけは懐かしく思いたくない。

と憎々しさを語るような場でもないと
存じますので、この辺りで。
皆様のお戻りを心よりお待ちしております。

才木

紅茶係

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

近頃私は、
紅茶係を拝命する機会があります。
皆様のお顔を拝見出来ない
寂しさはありながらも、
美味しい紅茶を入れるという務めを
粛々とこなしております。

機会が多くなりますと
自然と茶葉との対話も増え、
関係も深くなるような気がいたします。

「どうしたらお前は、美味しい紅茶になってくれるのかい」
「好きにしろ」

まあ嗜好品ですから、人それぞれと申しますか。
最低限の推奨されるやり方を除けば、後はこだわりの領域ですよね。
(細かくは、以前ギフトのブログにも認めました)

話は少しずれますが数年前までは、
紅茶係専任の使用人が少なく、
フットマンたちもある程度の頻度で紅茶係を担当しておりました。

分かりやすく申しますと、
百合野がいれていることもあれば、
佐々木がいれていることも。

なので当時はティーアドバイザーの資格取得と同時に、
紅茶をいれる修行が始まりました。
これも今は昔の慣習ですね。

そこでよく教官に、
紅茶の味には性格が出るんだ、
などと言われました。
簡単に言うと、
穏やかな人は優しめな味になって、
しっかり者は濃い味になる。
ということのようです。

そこから、
より個性やこだわりに基づいた変化をしていくのだとか。
面白いもので大体その通りだったのが、当時の印象にあります。

今で言いますと、
滝ノ川や水道橋は濃いめですね。
これは慣れもあってのことなのですが、
手際よく大胆に紅茶をいれますので、
自然とそうなります。

白川などは逆に優しめ。
生来の陽気で、人を重んじる性格が出ている気がいたしますね。
彼に関しては、今後の変化も楽しみです。

後はフットマンたちですが、
伊織は、それぞれの紅茶の正解を出すと言われ、
金澤は職人的なこだわりを持ち、
(紅茶毎にいれ方を変えているなんて話も)
あー隈川の紅茶も美味しいですねぇ。
どちらかといえば、金澤タイプなイメージです。
そもそも伊織は効率主義で、
金澤は職人的であるというのが面白いところで。

……この辺りでやめますね、キリが無いので。
興味があれば、またティーサロンにてお聞きください。

ちなみに私が今、
紅茶をいれて欲しいのは、雛森です。
彼には伊織も隈川も感じるので、上手そうだと思うんですよねぇ。
お嬢様を差し置いて、私が味見いたしましょう。
お任せくださいませ。

あ、私は、
当初は優しめな味だと言われましたよ。
今はどうでしょう。
ご機会あれば、お確かめくださいませ。

「エクストラティー」

佐々木じゃないですか。
あ、忘れるところでした。
先月のエクストラティーは、
ありがとうございました。
甘いミルクティーって、
何であんなに美味しいんでしょうね。

また何か考えましたらご披露いたしますので、お待ちくださいませ。

言い残しはもうないですね!
では、失礼いたします。

才木

新年のはちみつ

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

皆様、カウントダウンの配信は
お楽しみ頂けたでしょうか。
ご感想などあれば、是非お聞かせくださいませ。

さて、改めてではございますが、
あけましておめでとうございます。
今年はどんな一年になさりたいですか。
私としては、
皆様により多くのものを届けられる、
そんな一年になればと存じます。

皆様がより笑顔になって頂き、
より楽しんで、より安らぎを得ることが出来ますように。
使用人としてお力添え出来ればと存じます。

配信や様々なイベントなども
精力的に出来ればよろしゅうございますね。
色々なことを考えてまいりますので、
よろしければお付き合いくださいませ。

皆様の一年が
より幸せに満ちたものになることを
心よりお祈り申し上げます。

今年もティーサロンにて、
お戻りをお待ちしております。

……

一月二十五日に佐々木と
エクストラティーを担当致します。
久々にやらせて頂きますので、
折角ならばと【PSG】をベースに、
キャンブリックティーをお届け致します。

Miel de Saint-German
「サンジェルマンのはちみつ」
と名付けました。

Miel de Sasaki
にしようとしたら佐々木に却下されました。

相変わらずの雰囲気で、
皆様に紅茶をお届け出来ればと思います。
是非お楽しみくださいませ。

才木

静かな夜

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。

メリークリスマスメリークリスマスと
世間はクリスマスムードになっているでしょうか。
いまいち世相の分からない才木でございます。

お屋敷ではwinter fairが始まりましたり、
クリスマスツリーを飾りだしましたので、
何となく時節の空気感を感じております。
ハロウィンの盛り上がりもある昨今、
何だか影の薄くなってしまった気のするクリスマス。

定番の赤緑のクリスマスカラーもよろしいですが、
今年の青白を基調に致しました
クラシカルな雰囲気も素敵ですね。
寒色は寂しげな印象もありますが、
空気を引き締めるような静謐さを
感じさせてくれるカラーリングでもあります。
騒がしいパーティーも楽しいですが、
静かにのんびり過ごされるのも、
この季節の楽しみ方の一つなのかも知れません。

どちらかと言えばそちらの方が、
日本的で肌感には合うような気が致します。
すっかり足は遠のいてしまいましたが、
昔時々訪れていたbarに赴き、
美味しいお酒をゆっくり楽しむなども致したいところです。

当家別館Blue Moonも
門扉を閉じて久しいところですが、
近頃は「tiny Blue Moon」として、
ティーサロンにてカクテルを
ご用意するタイミングもございますね。

時任に続き、大河内と
当家の誇るスペシャリスト達が
腕を振るっているところを見ると、
まだまだ若輩者の私も色々と夢想致します。

やはりウィスキーをベースに……など。
バーボンにするのかスコッチにするのか。
ショートカクテルなら、
やはりマンハッタンは入れたいところ。
スコッチで揃えるならロブロイでも良いでしょうか。
スコッチコリンズやハイランドクーラーといったロングカクテルと、
後はゴッドファーザーでも加えられれば、
素敵ですねぇ……。

どれも私がお作りするには、
まだまだ修行が必要そうな品々ですので、
未来のお話にはなってしまいそうですが、
いつかは実現したいところですね。

今年も終わりです。
終わることや
過ぎてしまったことに目を向けるよりも、
先々に何が出来るのか。何をしたいか。
そんなことを語ることのが
素敵なことに繋がるのかと思います。

今年も大変お世話になりました。
来年も沢山楽しんで頂けるよう、
精一杯準備してまいります。

まずは、行ってらっしゃいませ。
そして、お早いお戻りを。

才木