Twinkle

時折強く吹く春風が、新しい時候の訪れを感じさせてくれます。

葉桜へと変わるこの季節を名残惜しく感じる能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。




平成の時代に長年重ねて参りました伝統も、来月で一区切り。

新たな令和という時代へと、一歩を踏み出すことになります。

新しい環境をお迎えのお嬢様。どうか決してご無理はなさらず。

より一層のご活躍と幸福な毎日であらんことをお祈り致します。




変わらないと思っている、あるいはそう思っていた日常が、

一瞬視界からブラックアウトして、また普遍的な毎日が始まる。

新しい時代の始まりとは、私の中ではそうなのかも知れません。

ただ心の奥底に残留するのは、僅かな違和感とノスタルジー。




さて、最近は考え事が深くなってしまいまして困りますね。

誰もいないティーサロンを後に、自室へ戻ることに致します。

庭園に咲いた桜も随分と散りゆき、初夏の訪れを感じます。

使用人寮の明かりも灯っているのは二室だけでございました。




自室の扉を開けると、古びた書物とインクの香りが広がります。

机には赤い燕尾服での写真と、Coteaux-champenoisのコルク。

積み上げられた紅茶やサービスの資料。そして、その上に。

当家の紋章が描かれた小さな箱。一年前の冬に感じた違和感が。




リボンを手解き、中を覗き込みますと。

深く輝く翡翠色の宝石がございました。




お嬢様。私から平成最後のご報告でございます。

明日から「グルームオブチェインバー」に着任致します。

一日でも早く、エメラルドの似合う使用人になれますように。

これからもよろしくお願い致します。




能見
Filed under: 能見 — 22:00

Frame or Flame

生命の息吹を感じながら、そんな麗らかな毎日が続いてゆく春。

満開の桜並木を愛車のアリア号で駆け抜けたい能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。



3月に入りまして、1年の約 1/4 が過ぎ去ろうとしておりますが、

今年の目標の達成度は、おおよそ「ぼちぼち」くらいでしょうか。

まだまだやりたいこと、やるべきことが沢山残ってございます。

目標がすぐに見つかる今の環境が、本当に有難く感じております。



お嬢様も年初にお立てした今年の抱負はお忘れではありませんか。

聡明なお嬢様なので心配はしておりませんが、万が一お忘れの際は

一度「頑張ろう」と思い立ったのですから、勿体のうございますよ。

これからのより素敵なレディへのご成長が私は楽しみでございます。



一日の終わりに「今日は充実した!」と思える日が一日でも多く。

しかし、充実感と多忙感は紙一重であるとも私は考えております。

その感情を分かつのは、自身の持つ心構えひとつなのかなあ、と

少しばかり達観にも似た感情を持つ機会が年々増えて参りました。



それは私が大人になったのか、諦めるという選択肢が増えたのか、

定かではありませんが、可能な限り、今日も素敵な一日だったと、

そう振り返ることができるような日常でありたいものでございます。

その隣にガーネット色の雫があると、更によろしゅうございますね。



しかし、本日は残念ながら、非常に残念ですがワインはお預け。

何故なら今宵はダンスと歌のお稽古が待っているからでございます。

……何ですってお嬢様。なるほど、自身の持つ心構えひとつ、ですか。

確かに。左様でございますね。



能見
Filed under: 能見 — 16:50

White Map

ふと歩みを止めた瞬間に梅の薫りが漂う、そんな立春の時候。

来年度に見られる景色に、少し思いを馳せる能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。



気付かぬうちに2019年も1ヶ月が経ち、動揺が隠し切れません。

今年もあっという間に時間が経過してゆくのだなあと感じます。

あれもこれもと手を伸ばしたいと思うことも多くございますが、

昨年作った土台の上に身の丈に合った建築を行いたく存じます。



本日はとても久し振りに、ドリップコーヒーを淹れてみました。

最近はどうしてもインスタントに頼りがちでございましたので、

落ち着いたタイミングで、と先延ばしにしていた自分もおります。

「トラジャ」にしました。決して名前で選んだ訳ではありませんよ。



湯気と共に室内へと舞い上がる、懐かしいノスタルジックな香り。

考え事をしたいときには、こんな機会もよろしゅうございますね。

ワインのこと、サービスのこと、公演のこと、使用人仲間のこと。

そしてお嬢様のこと。考えなければならないことはいっぱいです。



考え事が多いというのは、ある意味幸せなことなのかも知れません。

あれやこれやと発想を重ねるのは性格柄楽しゅうございますからね。

私は自室のデスクに高く積まれたワインの書籍に手を伸ばしました。

そろそろ、例のワインたちの選定に入らなくてはなりません。



3月のアニバーサリー期間では特別なワインをご用意致します。

昨年と同様、ワンランク上のワインを只今調査中でございます。

ワインリストの確定次第、なるべく早くにご連絡を致しますね。

マダムバタフライとのマリアージュ、どうぞお楽しみ下さいませ。



まだお寒い気候が続いて参りますので、ご油断されませんように。

私はもう少しだけこの書籍との闘いを続けようかと思いますので、

お嬢様はどうぞお先にお休み下さいませ。



能見
Filed under: 能見 — 14:00

Atlas

あけましておめでとうございます。今年も無事に新年を迎えました。

的場との漫才コンビ名をそろそろ考えたい能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。



さて!早速毎年恒例、「2019」の素因数分解をしてみましょうか!

2019 = 3 × 673。

……。至って普通でございますね……。特筆すべきこともなく……。

さ、さぁ新年でございますので、仕切り直して!



お話は戻ってしまいますが、昨年は誠にありがとうございました。

お屋敷のティーサロンは勿論、お外のコンサートや季節の催し。

昨年の2018年も数えきれぬ程の、沢山の思い出が出来ました。

エスコートする機会が増えるほど、やはり嬉しいものでございますね。



さて、お嬢様。今年はどのような一年に致しましょうか。

今現在はご予定を思い描いている真っ只中かも知れませんね。

その中に我々の姿が少しでもあれば、誠に光栄でございます。

今年も沢山、お側に置いていただければと存じます。



どうか笑顔溢れる素敵な一年にして下さいませね。

今年もよろしくお願い致します。



能見
Filed under: 能見 — 11:45

EVERY

今年もジングルベルが少しずつ彼方遠くから聞こえて参りました。

早くも来年の抱負をうっすらと考え始めました能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

(more...)
Filed under: 能見 — 16:40

Release the Soul

過ごしやすい気候を通り越して、冬の足音が聞こえて参りました。

一年の終わりを感じまして諦念の意すら覚える能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。



秋。それは無数の魅惑が付いて回る季節。

何をするにしても、いつも時間が不足気味になってしまいます。

風情ある秋の行楽や風味溢れる味覚。それらを堪能する時間。

様々な魅力溢れる事象に、いつしか時間を忘れてしまいますね。



お嬢様も年の瀬に向けて、ラストスパートでございましょうか。

目まぐるしい程の、お忙しい毎日が続いているかと存じます。

ご体調だけはくれぐれもお気をつけて。どうかご無理はなさらず。

お腹が空きましたらいつでもティーサロンへお越し下さいませ。



儚くも、瞬く間に過ぎていく秋。充実した毎日の中にある虚の時間。

その瞬間に存在している景色や、ふと流れる香りに秋を感じます。

いささか物悲しさを感じたり、身が引き締まる胸懐もございます。

そんな中、私には気掛かりな事象がひとつばかりございまして……。



今年のボジョレー・ヌーヴォーがどのような仕上がりになるのか。

執務柄、私はブルゴーニュの様子が気になって仕方がありません。

お屋敷に届くまで、もう少しだけ日数が掛かるようでございます。

こうして今か今かとお待ちしている時間も楽しゅうございますね。



楽しいことが沢山の、魅力溢れる秋。

お嬢様の毎日もハッピーで溢れますように。



能見
Filed under: 能見 — 20:00

One Way

今年の秋のファッショントレンドは何と「豹柄」だそうです。

世間の寛容な心に感動の余り涙が止まらぬ能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。



秋も深まり、気候的にも過ごしやすい毎日が続いております。

非常に快適なツーリング日和になりそうな予感が致しますが、

残念ながら私の愛車アリア号は車両点検に連れられました……。

元気で戻ってくることを、今か今かと待つことに致しましょう。



それまではゆっくり旅行雑誌を拝見し、イメージトレーニング。

計画を立てるだけでお腹一杯になるのも世の常でございます。

恐らく今秋、私は沢山の空想旅行を楽しむことになるでしょう。

お嬢様も行楽へお越しの際は、お土産話を頂戴しとう存じます。



一年の終焉。振り返るのは少し早いですが、感じざるを得ません。

昨年の今頃は自らも驚くほど、環境の変化が沢山ございました。

今年はその変化を受け止め、自分の中へと深く落とし込む段階。

この一年間で、少しは私も成長できておりますでしょうか。



一律の合格点が存在しないものが一番難しい。そう思うことが、

お屋敷に居る年数を重ねるごとに、少しずつ増えて参ります。

今年に入りまして新しい子を教育する機会を沢山頂きました。

その度にその子の個性や成長曲線を考えなくてはなりません。



お屋敷の未来のエース達が少しずつ力を付けていくことでしょう。

後ろ姿が逞しくなってきたことが教育係として嬉しゅうございます。

さぁ。来年の今頃にはどんな未来図が描かれているのでしょうか。

後輩たちの持つ未来価値可能性がとても楽しみでございますね。



勿論、それに負けじと私も頑張ります。

来年に見る景色が、今年のそれより素敵でありますように。



能見
Filed under: 能見 — 11:30

Chardonnay Eclair

私の大好きな夏が、儚くも、悲しくも、終了してしまいました。

秋への意欲は美味しい食事と美味しいお酒。能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。



まだお暑うございますが、宵の風に秋の到来を感じております。

旬を迎える食材が増える秋。そんな秋の彩りをお届け致します。

今月上旬期にご用意させて頂きます「シャルドネエクレール」。

私のエクレアに対する拘りが存分に詰まった一品でございます。



まずは外観。私が愛して止まぬ、虎模様を描かせて頂きました。

ホワイトチョコレート、そしてマスカットソースのストライプ。

エクレアはミルクチョコレート、という常識を覆して参ります。

味は勿論のこと、見た目にも拘りを持ってお作り致しました。



一番の拘りはやはりメインとなる内部のクリームでございます。

樽香がしっかりと感じられる「シャルドネ」を選定致しまして、

ほんのりと残留する白ワインのアフターが優雅さを演出します。

ちょっぴり大人なデザートを今秋にご用意することが叶いました。



こちらのエクレールに合わせるのでしたら甘口の白でももちろん、

同品種シャルドネとのマリアージュも大変よろしゅうございます。

また同日「カフェ・ド・パリ」が久し振りの復活を致しますので、

そちらとも是非合わせてお楽しみ頂ければ、と存じます。



お嬢様、どうか素敵で実り多き秋をお過ごし下さいませ。

少しでもその彩りに加われましたらば嬉しゅうございます。



能見
Filed under: 能見 — 10:00

Xanadu

夏もあと一ヶ月しかないですよ!と申し上げますと、

まだ一ヶ月もあるのと返答され、淋しい能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

(more...)
Filed under: 能見 — 10:30

Level.2 Cassis & Orange

気分は爽快!夏真っ盛り!遂にこの季節がやって参りました。

お屋敷にはレアな存在、夏大好き使用人の能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

(more...)
Filed under: 能見 — 16:30