Kingdom

夏が終わってしまいましたね、と申し上げるのも何回目でしょうか。

ブルゴーニュの様子が気になってまいりました、能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。



9月になりますとブルゴーニュ地方では「Vendanges」が始まります。

「ヴァンダンジュ」と申しまして、ブドウの収穫を意味する言葉です。

収穫方法も造り手の個性が出まして、機械を導入して一気に行ったり、

生産者が日雇いの労働者を集い、手摘みで収穫するところもあります。



前者は比較的リーズナブルな価格帯で市場に出回るワインができます。

国内消費が主でテーブルワインとして重宝するワインとなるでしょう。

後者は手間と時間とコストが掛かる分、品質の高いワインになります。

入念に生育状況のチェックを行い、使用するブドウを選りすぐります。



ブドウを収穫するタイミングも生産者の采配に委ねられます。

夏季の気温や収穫時期の天候によって、その時機が左右されるのです。

生産者の経験と知識がその1年のヴィンテージの良し悪しを決める。

そう申し上げても決して過言ではございませんでしょう。



今年はどのようなヴィンテージになるのやら、非常に楽しみです。

ボジョレー・ヌーヴォーがお屋敷に届くことを心待ちにしましょう。

願うことなら一度ヴァンダンジュの経験もしてみたく思いますね。

それでは、お嬢様。秋の行楽はフルーツ狩りとまいりましょうか。



能見
Filed under: 能見 — 22:00

Jump!!

夏真っ盛り!! ギラギラと輝く太陽!! 最高のシーズンの到来ですね。

夏へのモチベーションに周囲とのギャップを感じる能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。



スポーツ観戦の熱気にあてられながら、しゅわしゅわをいただきたい。

ナイターの時間がよろしいでしょう。真夏の醍醐味でございますよね。

画面越しに汗水たらして奮闘している選手たちを拝見しておりますと、

幼少期の思い出がふと蘇ってくるのです。あれは蝉時雨の降る真夏日。



生まれた故郷の土地柄、よく甲子園に連れていかれた記憶があります。

この時期は祖父と一緒にアルプススタンドで応援をしておりました。

今年はその雄姿が見ることができず、心の底から残念に思います。

一番悔しいのは本人たちでしょうから、その気持ちには痛み入ります。



私は、取り返すことのできる時間も必ずあると信じております。

来年には様々な催しが復活いたします。今年できなかったことが多い分、

有り余ったみなぎるエネルギーを爆発し、完全燃焼を目指そうかと。

そんな気概を胸に、来年までの活力にしようと考えております。



そうこうしておりますと、夏休みのすぐにおしまいになってしまいます。

お嬢様はどちらへバカンスにお出掛けでいらっしゃいますでしょうか?

使用人がみな心配いたしますので、あまり遠くへ行ってはいけませんよ。

充実したお休み期間になさってくださいませ。



能見
Filed under: 能見 — 22:00

At my ease

激動の毎日がようやく現実に戻ってきたという実感を感じますね。

2020年も半分が過ぎ去ったことに驚愕を覚える能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。



「セカンドスチュワード」の任に就きまして1年が経ちました。

リボンタイを着用していたころを思い返してみると、んん……。

特に何も変わっていないような。その時は特段思いませんでしたが、

1日1日の地道な積み重ねが大切なのだと改めて感じる所存です。



ちょうど4年前の執事日誌を、偶然拝見する機会がございました。

「……何を考えているんだ、この使用人は!?」と半分は思いましたし、

「やっぱり根っこの部分は全然変わっていないなあ」とも感じました。

しかし、恥ずかしいものですね。きっと二度は見ないでしょう。



そして考えてみますと、大きく変わったのは自室の内装でしょうか。

読書をする必要性を感じましたので、新しく本棚をこしらえました。

電子書籍も悪くないのですが、紙媒体の方が気分的に落ち着きます。

あと「読んでいる感」というプラシーボ効果も案外大切なのですよ。



あとはワインセラーを自室に設けまして、空箱の木箱が増えました。

現在3年程使用しておりますセラーが、いよいよキャパオーバーに。

もう少し容量の大きいものを買い足さなくてはいけなくなりました。

熟成に耐えうるワインが徐々に増えてきたことは喜ばしい悲鳴です。



1年後にはどんな部屋になっているのでしょうか。

わたくし自身も、とても楽しみなのです。



能見
Filed under: 能見 — 22:00

One Day

今年も窓に滴ってゆく雫が物憂げな梅雨の季節がやって参りました。

この季節を越えると夏。無意識のうちに心が躍る能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。



お外に出られない日のルーティーンは私の中で完成したように感じます。

まず朝は一杯のコーヒーを淹れます。中でもトラジャがお気に入りです。

焙煎済みの豆を手で挽いて、ペーパードリップでゆっくり時間をかけて。

部屋中に立ち込めるコーヒーの香ばしさが朝の目覚ましにぴったりです。



コーヒーとクロワッサンで朝食をとった後は、読書に勤しんでおります。

ワインや経済の本など、インプットの時間として費やすことが多いです。

その後は自室の掃除へ。床に物を置かない習慣が身に付けることができ、

大分楽になりました。特に梅雨の季節は湿度が高いので、より念入りに。



昼食の後はトレーニングの時間です。代謝促進や怪我予防にも繋がります。

一年中健康でいられるための身体作りは、お給仕の基本でございますので。

そのあとはフリータイム。読書の時間に充てたり、振り付けを考えたり。

百合野が作ってくれた歌唱上達カリキュラムを遂行することもございます。



今までの料理への苦手意識も薄れ、自分で作る機会も増えて参りました。

映画を拝観しながら、ワインを片手に料理する時間も楽しんでおります。

その後はマッカランとドライフルーツを頂きつつ余白の時間を作ります。

無心に窓の外の滲む街灯を眺める時間も大切に感じるようになりました。



入浴後はストレッチや最近始めたヨガの時間に充てるようにしております。

難しゅうございますね。身体が思うように柔軟しないものでございます。

毎日の積み重ねが肝心、と奮起しながら少しずつ牛歩な成長を重ねます。

一日の終わりには毎日書いております日記を記しまして、入眠いたします。



能見
Filed under: 能見 — 22:00

Redesign

吹く風も暖かさを増し、いよいよ初夏の到来を感じる季節となりました。

気が早いようですが、今年の夏に期待を寄せてしまう能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。



どちらかと申しますとお屋敷に仕える時間が生活の中心でございましたが、

この一ヶ月は自室にて過ごすことが大半で、環境の変化に驚いております。

書類の整理をしたり、カボチャ型のランプを磨いたり、料理に勤しんだり。

ゆっくりとした時間の流れに身を任せることの楽しさを見出しておりました。



新しい趣味としてガーデニングでも、と思った矢先、ふと気付いたことが。

現在の自室の環境は、果たして最適解を示しているのか、ということです。

衣類の量、家具の位置、ランプの光度、枕の高さ、銀メッキのカトラリー。

お部屋の模様替えとは、考え出すとキリのない問題なのかもしれません。



結局、お掃除やメンテナンスをいたしまして一日を終えてしましました。

新しいものを導入し、新しい環境へと変化させるという前段階において、

思考する機会が巡ってきたことが、何よりの成果であったかと存じます。

わたくしにとってこの試行錯誤の経験はとても心躍る時間でございます。



楽しいことは日常に沢山溢れております。

これからも一緒に探して参りましょうね、お嬢様。



能見
Filed under: 能見 — 15:00

Route 2

卯月。何やらお腹が空いてくる響きに感じるのは私だけでしょうか。

早くお嬢様とお坊ちゃまの元気なお顔を拝見したい能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。



また春という季節が到来しました。この季節になると思い出します。

私が浪花から東京へと参りました日。幾年も以前のことにございます。

バイクで西から駆け抜けた二日間。季節は三月の上旬でございました。

途中までは渋滞に巻き込まれながらも順調な旅路に思われました。が。



当家きっての雨男。なかなか順風満帆にはいかないものでございます。

伊勢湾岸自動車道を超えたあたりから雲行きが怪しくなり、遂には雨。

ご想像の通り、バイクは外的環境変化には滅法弱い乗り物でございます。

結果論として無事だったから良かったものの、即時停車すべきでした。



凍えながら見た夜の浜名湖、その深淵に吸い込まれそうになりました。

時間を追うごとに強まる雨足。孤独と寒波に震えながら東へとひた走り、

針が天井を指す頃、心身ともに限界を感じ、ホテルへ逃げ込みました。

迎え入れてくれたコンシェルジュの表情は、今でも忘れられません。



翌日早朝に出発し、愛車と共にまた東名高速を使って東へ向かいました。

昨夜とは打って変わって快晴。水たまりに反射する太陽が煌びやかです。

サービスエリアで頂くコーヒーは何故あんなにも美味しいのでしょうか。

夕刻には首都高速に入り、高層ビル群を見てただただ圧倒されました。



こうして二日間にわたる能見の長距離ツーリングは無事幕を閉じました。

何年も前のことです。ただ、私の記憶に確かに残っている大切な思い出。

お嬢様、失礼いたしました。少し昔話が長くなりすぎてしまいましたね。

立ち止まって過去を振り返られる位には、私も大人になったでしょうか。



能見
Filed under: 能見 — 22:00

Maceration


少しずつ日も伸びて参りまして、いよいよ春分の日が近づいております。

今年の春こそはバイクで遠出の計画を練ろうと考え中の能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。



今年のアニバーサリー期間もスペシャルなワインをご用意する予定です。

今回のマダムバタフライに合わせまして、私がご選定をさせて頂きました。

お嬢様へソムリエからのプレゼントをお受け取り頂ければ多幸に存じます。

テーブルを彩ります、プレミアムなシャンパーニュもご紹介致しましょう。



『デュヴァル・ルロワ レディ・ロゼ・セック』

ベリーの華やかな香りが甘酸っぱさと共に余韻まで深い広がりをみせます。

マカロンで有名な「ピエール・エルメ・パリ」とのコラボレーションにて

誕生した、スイーツにぴったりの甘口のロゼシャンパーニュでございます。



『テタンジェ・ノクターン・スリーヴァ―』

アプリコットや黄桃の熟れた果実、アカシアの花を連想させるフレーヴァ―。

なめらかでクリーミーな泡がグラスの中でジュエリーのように輝き続けます。

「夜想曲」の名の通り、夜の幸せなひとときを味わうシャンパーニュです。



今年は以上の二種類のシャンパーニュをご用意させていただきました。

こちらで当館のアニバーサリーをお祝い下さりますと嬉しゅうございます。

シャンパーニュの泡のように、煌びやかな毎日がずっと続きますように。

私からの祝福と感謝の意を込めまして。



能見
Filed under: 能見 — 22:00

Highroad from Scratch

年明け早々に鞄を新調致しまして、幾分か馴染んで参りました。

今年も花粉症は気持ちで打ち克つ予定の能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。



梅の薫りが包み込み、すっかり春の足音が聴こえる時候です。

冬の寒さも和らぎまして、日差しも少しずつ暖かくなりました。

本年のお花見はどちらへと参りましょうか。春休みのご予定は?

お嬢様も新年度に向けまして、しっかりとご計画下さいませ。



さて春と云えば、3月24日。お屋敷の誕生日でございます。

ティーサロンが設立されまして、今年で14年が経ちます。

創成期からお給仕をしております椎名や大河内の表情を横目に

拝見しますと、ティーサロンの歴史に感慨深さを感じます。



今年は3月14日から31日までがアニバーサリー期間でございます。

期間限定の特別なお食事を思案中でございまして、本年度は何と!

ゴージャスでスペシャリティーなアンナマリアを予定しております。

シェフやパティシエたちの思いのこもったお料理を是非お楽しみに。



また、お土産は本革のアクセサリーケースをご用意致しました。

非常に使い勝手も良く、持ち運びにも便利なケースでございます。

使用用途は若干異なりますが、個人的なディスプレイ用のために、

ワインのコルク置きとして使いたいなあ、とも考えてございます。



能見
Filed under: 能見 — 22:00

La Carte

遂に2020年の幕開け。お嬢様、あけましておめでとうございます。

今年はオタフクソースより濃厚な時間を過ごしたい能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。



早速、「2020」という数字を解析して参りたく存じます。

2016、2017に次ぐグレートヴィンテージとなりますでしょうか。

2020 = 2^2 * 5 * 101。まずは素因数分解から行いました、が。

……。何とも複雑な心境になる数字の羅列でございます。



オリンピックイヤーでありながら、面白みに欠ける結果に終着するか。

そう思った矢先でございました。数学の権威がこうおっしゃるのです。

2020 = 17^2 + 19^2 + 23^2 + 29^2

この解析結果には、私も驚愕せざるを得ませんでした。



「2020」が連続する4つの素数の平方数の和になっておりますとは。

これは大袈裟ながら「奇跡」と申してもよろしいかも知れませんね。

私、お恥ずかしい話ですが、幼少の頃より、素数に目がございません。

今年も素敵で、そして素晴らしい年になりそうでございます。



お嬢様。昨年は誠にありがとうございました。

本年も変わらず、お傍で仕えさせていただきとう存じます。

お嬢様の笑顔のため、力の限りを尽くして邁進して参ります。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。



能見
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Glypho

年の瀬が近づいて参りました。2019年も終焉に向かっているようです。

今年のお正月は好きな伊達巻を沢山頂きたいと目論む能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

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