執事日誌 – ページ 346

夏に向けてのお楽しみ

椎名でございます。
最近はずいぶん日も長くなりましたが、夜になりますととても過ごしやすい気温となり、窓を開けその傍らでゆったりと日誌をしたためるにも良い季節となりました。

もう間もなく梅雨も訪れて来るのでしょうか。
少しだけ湿り気のある空気がやさしく私の頬を撫でてゆきます。

近頃地面からの照り返しに体力をごっそり持って行かれてるような気がいたします、桐島でございます。

セカンドスチュワードを務める伊織でございます。

情けないことですが体の調子を崩してしまい、大旦那様より休養の時間を頂戴することになりました。
ほんのしばらくお屋敷を空けることとなりますが、どうかご心配くださりませんように。

お嬢様のお顔を拝見できる日を心待ちにしながら、1日もはやくお勤めに戻れますよう、しっかりと体を休めてまいります。

観測史上、類を見ない真夏日の続いた５月でございましたが、お変わりございませんか？
改めて鏡をみて、すでに日焼けしていることに驚いた香川でございます。
“『スワロウＳ．』” の続きを読む

敬愛せしお嬢様。

季節が夏への階段を一足飛びに駆け上がっているようなこの頃、いかがお過ごしでございましょうか。
時任は、一歩お外に出るだけで、黒焦げになって倒れそうでございますので、
おうちの中で大人しく生きていこうと思っております。
“時には海賊のように” の続きを読む

司馬でございます。
皆様、お健やかにお過ごしでございますか？

強烈な暑い日差しをうけることもございますが、心地よい涼風が吹くこともございまして、まだまだ夏本番には遠いようでございます。
いまの時季は、庭園にテーブルを持ち出し、冷えた白ワインで喉を潤すのもよろしゅうございますね。

そういえば、あれは春も始め四月頃でございましょうか。