受け入れる

カレンダー通りであれば、
今年は10連休となるようでございますね。
お嬢様のご予定はいかがでしょうか?

春。
いろいろと気になる季節でございますが、、

香川は先日、意を決してアレルギーチェックなるものを受けて参りました。

何でしょう。。

ずっとずっと秘めていた恋心をついに告白するようなといいますか。

刑事を前に完黙していた者が、訥々と語り出す心持ちといいますか。

ああ、

これで楽になれます…。

認めたくないものほど、
素直に認めてしまった方が楽なのかもしれませんね。

ついでに、、

ちょっぴり悔しいのも素直に告白しておきましょうか!

フワフワを求め

徐々に暖かさを感じる日が多くなってまいりました。
と思うと不意に寒さが戻り、まだまだ油断が出来ないなと感じるこの頃でございます。

お嬢様は如何お過ごしでございますか。

さて、最近「美味しい卵焼きが食べたい」と思い立ち、
またいつもの悪い癖で「ならば作る為の道具が必要だ!」という結論に至り、卵焼き用のフライパンを入手致しました。

今回、所謂よくあるテフロン加工の施された鉄製のものではなく、銅製の物を求めました。
何故銅製なのか?
その四角い美しい見た目もさる事ながら、特筆すべきは熱伝導率の高さでございます。
職人さんの間ではフワフワの卵焼きを作るなら銅製品と言われているらしく、確かに以前そんな事を耳にしたことがあるような無いような。

とにかくそんな謳い文句に弱い私としましては、手に入れないわけにはいかず、気がつくと左手に四角い銅製フライパンを携えキッチンに立っておりました。

この手の道具はまずは「道具の仕込み」が必要なのですが、時間をかけ油を馴染ませた後、早速卵焼き作りに挑戦致します。

砂糖を多めに加え溶いた卵をフライパンに流し込むと、小気味良い油の音と共に卵が踊り出します。
丁寧に卵を巻いて行きますと、確かにいつも作るものとの違いを感じます。
なんと申しますか、プルプルなのです。
フワフワではなくプルプル。
まるでプリンの様に揺れる卵焼きに期待感が高まります。

早速、シンプルに皿に盛り付け一口、
今度はフワフワ。
空気を含んだ層がふんわりとした食感が口に中に広がるのです。

手前みそではありますが、料理は成功の様でございます。

さて、また次のお休みの朝食には是非もう一度作りたいと思います。
そしてご飯にお魚、お味噌汁(減塩)
日本の良き朝食の代名詞とも言える献立と致しましょう。

それでは、本日はこのあたりで。

お茶の名

お嬢様、お坊っちゃま、ご機嫌いかがで御座いましょう、金澤でございます。
桜の季節が終わると、新緑の季節へと移ってまいります。

こんな季節にぴったりなお茶をご存知でございましょうか?
爽やかな春風のような、お嬢様にそっと寄り添うような、そんな春らしいお茶
当家のお品書きにひっそりと記載されているそんなお茶
ご存知でございますか?
そのお茶の名は、

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ホワイトヨーク号発進です!

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

一日から、ペンギンケーキのご用意が叶いましたので、
この場を借りてご報告致します。
五日の佐々木のエクストラも含めまして、
我々の二年の集大成には、
良いものになったのではないかと。
これにて、セレッソ。
桜の散るのを、背中に受けて、
いつまでも心に刻んで参りましょう。

さて、私のケーキですが、
新しい一年の始まりには、
相応しいものにございます。

これはまさに、新しい門出、
いや、船出にございます!

切り分けられたケーキは、
まるで帆船のよう。

マンハッタンを夢見たペンギンが、
いよいよ長い旅路の、
一歩を踏み出したようです!
帆船ホワイトヨーク号、
真っ白な船体は、
気持ちよく日差しを反射し、
キラキラとしておりますね。

でも、どうやら……
その日差しで、ペンギン達は、
日焼けをしてしまったようです……。
真っ黒です……元からですかね……。

辿り着く先は、果たしてどこでしょう。
決まっていても、分からないからこそ、
楽しめるのが旅なのかもしれませんね。
それいけペンギン、ゆけゆけペンギン。
長い旅路は、まだまだ始まったばかりです。
ご期待くださいませ。

才木

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時代の始まり

司馬でございます。
皆様、お健やかにお過ごしでございますか?

桜咲く四月となりました。
新年度の始まり。
新しい環境や出会い。
改元もいよいよ間近となりまして、新しい時代の幕開けも迫って参りました。
なにか大いなる変化が起こりそうな予感が致しまして、胸の高まりすら覚えております。

私は本来、ごくごく保守的な性分でございまして、一度決めた習慣や嗜好を変えることは好みません。
しかしながら、使用人の職務というものは、お嬢様のお望みのまま、融通自在に気働きをすることが求められるものでございまして、個人の性分などは二の次でございます。

一本の筋は通しつつも、しなやかに順応できる軽やかさを忘れずにいられればと、常々、思っておりますが、さて、お嬢様方の目にはどのように映っておりますでしょうか?

時節柄、なにかと新しい変化も多くございまして、お嬢様方におかれましても、翻弄されることがおありかと存じますが、どうぞ新たな時代の到来をお楽しみになる余裕をお持ちくださいませ。

もちろん、お疲れになられた時は、ティーサロンにて、いつでもご休憩の一時を・・・。

では、今回はこの辺りで失礼いたします。

お屋敷の雑学/壱

敬愛せしお嬢様へ。

桜がいつのまにか咲き始め、春も近いことを告げております。
また季節が巡りましたことを知り、感慨深く桜を眺めておりました。
街に出ましたら、「新生活の応援」と銘打っての家具や日用品の特売が盛りでございまして。
世はそういう時期なのですね。と感慨深く思いながら、新生活の予定は全く無いものの有り難くお屋敷の日用品などをお得に補充させて頂きました。

春になって新しい生活に挑まれる方も多いでしょう。
新しくお屋敷の門を叩く使用人候補も増える頃でしょうか。
あるいは新生活に入られてから、初めてティーサロンにお越し頂くお嬢様もいらっしゃるやも知れません。

さて、思えばお屋敷の歴史も長く、気付けば13周年を迎えました
かつてはお屋敷の在り方や歴史的知識については、前任の執事たちが厳しく教示を勤めておりましたが、近年はそういった黴臭い教鞭を取る者もなくなり久しゅうございます。

ふと思い立ちました。
このまま春を迎え、お戻り頂く新しきお嬢様がたにお屋敷のなんたるかを如何にお伝えするべきかと。
また、無垢な瞳の新しきお嬢様がたにお屋敷の伝統を問われて、お答えに窮してしまうお嬢様が居らっしゃったりしないかと。
そこで、この日誌の端っこをお借りしまして。

『今さら聞けないお屋敷の雑学講座』

そんなものを数回ほど、駄文ながらお届けしたいと思います。

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Twinkle

時折強く吹く春風が、新しい時候の訪れを感じさせてくれます。

葉桜へと変わるこの季節を名残惜しく感じる能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

平成の時代に長年重ねて参りました伝統も、来月で一区切り。

新たな令和という時代へと、一歩を踏み出すことになります。

新しい環境をお迎えのお嬢様。どうか決してご無理はなさらず。

より一層のご活躍と幸福な毎日であらんことをお祈り致します。

変わらないと思っている、あるいはそう思っていた日常が、

一瞬視界からブラックアウトして、また普遍的な毎日が始まる。

新しい時代の始まりとは、私の中ではそうなのかも知れません。

ただ心の奥底に残留するのは、僅かな違和感とノスタルジー。

さて、最近は考え事が深くなってしまいまして困りますね。

誰もいないティーサロンを後に、自室へ戻ることに致します。

庭園に咲いた桜も随分と散りゆき、初夏の訪れを感じます。

使用人寮の明かりも灯っているのは二室だけでございました。

自室の扉を開けると、古びた書物とインクの香りが広がります。

机には赤い燕尾服での写真と、Coteaux-champenoisのコルク。

積み上げられた紅茶やサービスの資料。そして、その上に。

当家の紋章が描かれた小さな箱。一年前の冬に感じた違和感が。

リボンを手解き、中を覗き込みますと。

深く輝く翡翠色の宝石がございました。

お嬢様。私から平成最後のご報告でございます。

明日から「グルームオブチェインバー」に着任致します。

一日でも早く、エメラルドの似合う使用人になれますように。

これからもよろしくお願い致します。

能見