紅茶

影山でございます。

突然のご報告になりますが

ティーインストラクターの資格を取得致しました。

去年は黒崎と一緒に紅茶の勉強を行なっておりました。

黒崎とそして、色々補助をしてくれた水瀬に感謝でございます。

今はお嬢様にわたくしのブレンドした紅茶を飲んで頂こうと、日々模索中です。

この日誌があがる頃には完成していればいいのですが・・。

卯月

やわらかな春風に心華やぐ季節となりました。
お嬢様いかがお過ごしでしょうか、乾でございます。

さて、今月もティーサロンで色々な行事がございます。

1日のエイプリルフール、当ティーサロンでは「綿貫の日」として使用人一同お嬢様をお迎え致しましたが、お楽しみいただけましたでしょうか。

そして22日の「執事の日」は私を始め執事達が普段あまり出来ないお嬢様へのお給仕と会話を楽しんでいただきますようお嬢様のお傍に控えさせていただきます。

もしお邪魔なようならすぐにでも退散致しますゆえ、ご挨拶だけでもさせていただければ幸いでございます。

また、この「執事の日」は私が初めてお嬢様へのお目通りが叶った日でもございました。

当時はまだ眼鏡を掛けておりませんでしたので現在と少し違った印象だったのかもしれません。

右往左往していた私に優しく接してくださったお嬢様方には感謝の気持ちしかございません。

本当にありがとうございました。

早いもので8回目の執事の日を迎えます。

これからも出来うる限りお嬢様が快適にお過ごしいただけるよう務めさせていただきますので、宜しくお願い致します。

では、お嬢様のお帰りをお待ちしております。

恒例行事

いかがお過ごしでございますか、桐島でございます。

あっという間に4月でございますね。

今年もお花見の季節でございます。

私は毎年お花見をすると何故か風邪を引いてしまいます。

おそらく気持ちよくてボーッとしてしまうからかと存じますが、今年はそうはならないよう気をつけようかと存じます。

先ずは長居しないようジョギングで花々を周り、体を冷やさないようにサウナスーツを着用して、もし止まってしまった時用に腹筋、背筋、スクワットのメニューを用意して……

なんでしょう…純粋に花を楽しめない気がしてきました…。

今年も例年通り、のんびり花見を楽しむ事に致します。

やはりいつも通りが1番でございますね。

いつまでも同期三人です

お坊ちゃま、お嬢様。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

先日は、私と桐島のエクストラティーでした。
お召し上がり頂きありがとうございます。
不思議な二人、いや、不思議なペンギンとシロクマでございました。
お楽しみ頂けたなら、幸いです。

さて。
毎度申し上げることですが、
言葉が多いことがよいことではない、
私はそう考えております。

逆説的に言えば、
どれだけ言葉を綴ろうと、
人間の気持ちというものは、
表しきれないものだ、とも言えるかもしれませんね。

私たちが、お屋敷の門を叩いて、
二年が経ちました。
記念の、区切りの日は、
くしくも門出の日ともなりました。

やはり、我々に似合うのは、
笑顔、でございます。
皆様もどうか、笑顔で。
皆様の笑顔は、私達の、何よりの宝物でございます。

皆様の笑顔を
手向けの花束として、
浪川に送りたく存じます。
ただ、冗談ぶって、
お預かりした花束を、
えいと、投げつけてしまいそうな気は致しますが。
改まったことは、苦手なものですから。

私達の盃は、
割れることはありません。
ですから、私が、言えることは。

さらば、友よ。
またうまい酒でも飲もう。

だだ、それだけのことにございます。

才木

時間は作るものか、削るものか

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
隈川でございます。

月の頭には執事歌劇団の公演もあり、その間ティーサロンを空けておりましたが無事に屋敷に戻りましたことご報告とともにお礼申し上げます。

ところで、お話は変わりますが最近1日が24時間しかないことにもどかしさを覚えております。

1年間の中で何度か執務に追われ手が回らなくなるタイミングがございます。出来うる限り手元に仕事を残したくないタイプなので、これがなかなかに堪えます。

そんなときによく「あー1日があと5時間延びれば、給仕も稽古も曲作りも溜まった執務も全部出来るのになあ」などと妄想するのです。

…はい、その通りでございます。
そんなことを考えている間に手を動かせば良いのですよね。

「時間を作る」と言いますが厳密には「余計な時間を削る」ことの方が効率的なのかもしれません。

ですが、やっぱり余計に思えるような時間の中にこそ大切なことがあるように感じてしまい、1日の時間が5時間延びる妄想を辞められないのです。

隈川

13歳の誕生日

お嬢様、ご機嫌麗しゅうございます。百合野でございます。

間もなくティーサロンが13歳になろうとしてございます。

本当にあっという間に年月は経つものでございますね。
お嬢様、お屋敷での思い出はどれだけございますか?

そんな尊い記憶はそれぞれの胸に違った景色、違った感情として残っておりますね。
少しでもその記憶が素敵なものである事を祈っております。
せっかくのお嬢様との時間、華やいだ記憶として記されておりましたら嬉しゅうございます。

これからもティーサロンはお嬢様に美味しいスイーツやお食事をご提供してまいります。
そして今年も13周年のギフトセットもご用意してございます。

どうかあまりお顔をお見せになられていないお嬢様は、この記念の機会にいらしてくださいませ。
爺やも安心するはずでございます。
使用人はどんなに年月が経っても、お嬢様のお顔を見れる事は幸甚に存じますので。

では、またティーサロンでお待ちしております。

3月号

今月のわたくしが読んだ本をご紹介します。

『レベル7』宮部みゆき

わたくしが読む前に想像しておりました、
冒険と迷路の様なダンジョンで繰り広げられる戦いは欠片もございませんでした。タイトルにつられるとこうなります。ですが、お話自体は良かったです。

『悪の経典上下』
映画化もされた作品です。サイコホラーというジャンルですので正直お嬢様には刺激が強すぎるかもしれません。犯人視点でずっと書かれておりますのでサイコパスになって読み楽しむと言ったものでしょうか。これも映画より本が断然オススメです。1000p近くあるものを二時間にまとめるというのはやはり厳しいです。
構成は先生と生徒の推理戦、結末は結構好きです。

『告白』湊かなえ

後書きにも書いてありましたが、ほとんどが個人の独白になってますので、嘘か本当かわからない部分を読み解いていく面白さがございます。またページ数も多くないので、読みやすいオススメ本でございます。個人的にはラストシーンの続きを描いて欲しかったですが、色々な事を踏まえますとあの終わり方が良いのでしょうね。