花のように

新時代を迎えましたが、いかがお過ごしでしょうか。

桜もしかりでございますが、つつじも毎年時期を忘れずに花を開かせますね。

「躑躅」

あんなに鮮やかなピンクを想い起こさせるお花でございますのに、

髑髏と空目してしまった香川でございます。。

きっと難読漢字に入るのではないでしょうか。

たとえ時代が変わっても、
変わらぬ忠誠心をもってお仕え致します。

お早いお帰りをお待ちしております。

5月号

影山でございます。

今月のオススメ本をご紹介致します。

『ブレイブストーリー』全三巻宮部みゆき

王道のRPGを小説で楽しめる作品でございます。
王道の中でも特にわたくしの好きなパターンが二つありましたので、とても嬉しい作品でした。主人公の願いは、出会いを重ね成長していき変わっていきます。その部分が丁寧に描かれているだけでも読む価値はあるかと存じます。

『かがみの孤城』辻村深月

ずっと読もうと思っていた作品ですが、ようやく読めました。
この作品のすごい所は情景や想いが読みながら勝手に浮かんでくる事でございます。
作者の力でございましょう。
中盤の母親と主人公のシーンで、主人公の鼻の奥がツーンとなり、抑えようと思っても抑えられないという描写があるのですが、わたくしもその現象に同時になりました。主人公とシンクロしました。胸の奥がチクチクする作品ですが、是非読んで頂きたい作品でございます。

「受」

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
隈川でございます。

「受」
「負」
「甘」

自分語りのようで恐縮ですが、私は自身の人生においてこの三つの言葉を指針としております。

今回の日誌では「受」という言葉についてお嬢様にお話ししたく存じます。

例えば、才能に満ちた詩人が人生の全てを費やして詠った詩があるとします。しかし、それがどれほどに素晴らしいものであったとしても、本当の意味で理解できる人間はきっと一握りの教養や感性を持った者だけです。

では…本来の意味が伝わらなかった詩は一握りから溢れたその他大勢にとっては無価値な言葉の羅列なのでしょうか。

いいえ、そんなことはないはずです。

大切なのは「受」け取る心があるかどうか。「受」けとることを放棄したとき、初めてその詩は意味を失うのです。

もしもそれが詩人の意図とは異なる見当違いな解釈であったとしても、その詩を真摯に「受」けとったならば、そこには既に詩人の思惑に囚われない意味が生まれているのです。

感「受」性を意識的に磨くことがQOL(クオリティオブライフ)の向上に繋がる、というのが私の考えでございます。

頭の上に輝く光を誰かが星と呼び始めたように。

足元の花に言葉を意味付けたように。

生を授かった日を毎年特別に思い祝うように。

どんな些細なことであっても意識して感「受」することで初めて意味が生まれます。

私自身は天才でも秀才でも奇才でもありませんから、ほとんどの分野で本当の意味での正解を導き出すことができません。

それならばせめて、本当の正解でなくとも、自分なりの価値や意味を見つけたいのです。難しい数式を解くことは出来なくても、並んだ数字をパターンアートとして美しく感じる人間がいてもいいのではないでしょうか。

日常を素晴らしいものにすることは難しくとも、日常の中にある素晴らしいことに気付き柔軟に「受」けとる。それさえできれば人生は劇的です。
少なからず、私にとりましては。

対人関係においても同様です。

誰かの発したきつい言葉でも込められた「心」を正しく見出し「受」け入れられたならばそれは「愛」です。
逆に心が見つけられない言葉ならば捨ててしまって構いません、そんな心ない言葉にわざわざ傷付く必要はございません。

お嬢様が逆境や寂しさ、悲しみを感じたときに、その中でご自身にとって意味のある幸福を見つけ「受」け入れることが出来ますようにと願いを込めて。

どうかどんなときも思考を放棄することなく、当たり前に蝕まれない毎日をお過ごし下さいませ、お嬢様。

隈川

オススメの飲み物

八幡でございます。

今月から影山のフットマン ブレンド「クッピー」の提供が始まりましたね。
非常に甘い香りでミルクと砂糖と大変相性の良い紅茶で御座います。

クッピーで思い出しましたが私は最近ホッピーを好んで頂いております。
ホッピーは濃さを自分で調節出来るのが魅力的でございますね。

一般的には 焼酎1に対してホッピーを5で割るのがオススメの飲み方だそうです。こちらでアルコール分5%のホッピーが出来るそうです。

対して私はホッピーを1焼酎を1で頂くのが最近の八幡ブームでございます。
なんだか少し貧乏くさいかも知れませんがこちらが1番しっくりくるのです。

お嬢様!!ホッピーオススメでございます。
是非今月からホッピーをお召し上がり下さいませ。

more abdominal muscle

いかがお過ごしでございますか、桐島でございます。

平成が終わり新しい時代、令和がやってまいりました。

ただ何と無く変わったと言う気持ちはございますがイマイチピンとは来ませんね。

きっと何か書き物をする時に段々と実感していくんでしょうね。

さて、ここで私が平成最後にしたもの、令和最初にした事を発表いたします!

それは…

トレーニング(running 5km、pull-up 10 times 3 sets、sit-up 10 times 3 sets)です!

はい?いつも通り?

左様でございますね…ちょっと増やしたのですが、、ん?そうではない…まぁいつも通りなのも大事な事かと存じます!

令和も相変わらずな桐島でおりますのでいつでもお寛ぎにいらっしゃってくださいませ。

では、サロンで、ドア前で、ギフトショップで、バーでお待ちしております。

イタリア!イタリア!

司馬でございます。
皆様、お健やかにお過ごしでございますか?

新緑が鮮やかな季節になりまして、汗ばむような陽気も珍しくなくなって参りました。
軽やかな足取りで、お出かけなどもよろしゅうございますね。

さて、今月の当家では、イタリアをテーマにした催しがございます。
残念ながら、いまだ足を踏み入れておりませんが、司馬にとりまして、彼の国は長年のあこがれの地でございます。

古代ローマ帝国から綿々と歴史を紡いできた、重厚かつ壮大なる文化遺産。
それを背景にしながらも、ファッションや建築、あるいは料理といったライフスタイルには、どこかユーモラスで自由を楽しむゆとりを感じさせるものがございます。

たとえば、パスタのネーミング一つにも、そんな遊び心は満ちております。
ペンネ、ファルファッレ、フジッリ、コンキリエ。
ご存じでございますか?
これらには、ペン先、蝶ネクタイ、糸巻き、貝殻という意味がございます。
それぞれが独特の形状をもったショートパスタでございまして、いかにもイタリア人らしい、食いしん坊で、お洒落な趣が伝わってまいります。
もちろん、それらに絡めるソースも無数のバリエーションがございますね。

お屋敷での日々にも、このような遊び心を忘れずにいられれば、お嬢様方のお心をさらに晴れやかにできるのではないかと、豊かなイタリア気質に敬意と憧れを抱いてしまうのです。

心地よい五月の日々でございます。
ティーサロンにおいても、シェフの心づくしのパスタをご用意いたしておりますので、ワイン片手にお食事をお楽しみくださいませ。

では、今回はこの辺りで失礼いたします。