『もちゃ』

お嬢様、いかがお過ごしでしょうか?椎名でございます。
寒い日が続いたかと思いきや、突然暖かくなり、かと思えば連日の雨・・・
梅雨の到来でございましょうか。
体調の崩しやすい時期でございますので十分お気を付け下さいませ。

さて、昨年11月に書きました日誌・・・
文末に「つづく」と書いておりました事をすっかり忘れておりました。
今更ではございますが、今回はその続きをと思います。
結局の所、他愛も無い内容だったのですが宜しければご覧下さい。

まずは前回のあらすじ
———————————————————-
とある寒い日、偶然に出会った白と黒の八割れの猫。
名前を『もちゃ』と名付けました。
少年のような顔つきで大変可愛らしいのですが、惜しいのはその警戒心。
なかなかお互いの距離が縮まりません。
———————————————————–

さて、そんなある日。
いつもとは違う場所でもちゃを見かけました。
「テリトリーを広げたんだな」と思いつつ、いつものように話しかけてみます。
しかし、この日の彼は機嫌でも悪いのか、私のほうを一瞥しただけでスッとどこかへ消えてしまいました。
それから数日に渡り彼を見かけるのですが、何度コミニケーションを取ろうとしても、まるで私に興味をなくしてしまった様子ですぐに何処かに行ってしまいます。
去っていく姿には以前のような子供っぽさは無く、ピンと張った長い尻尾には凛々しささえ感じてしまいます。

・・・・ん?
長い尻尾?
もちゃの尻尾は確か短かったような・・・・
感じる違和感。
そういえばもちゃに会うのは決まって夜だったはずなのに、愛想の悪いコイツは朝から昼間にかけて出会うのです。

そう、もうお分かりかと思いますが、昼間に会う愛想の悪いコイツはまったくの別人・・・もとい『別猫』だったのです。
まさかこんな狭い範囲に同じような猫が2匹もいるとは思いませんでした。
兄弟なのでしょうか?

最近の「もちゃ」と私との距離ですが、やはりなかなか詰まりません。
指先に鼻をくっつけてはくれるんですが・・・

それでは今回はこれにて。