健やかにお過ごしでいらっしゃいますか?
宗近でございます。
年初に自室の炊飯器が故障してしまい、買い換えまでと思いさまざま情報を探して普通の鍋で米を炊いてみました。
しかし最初は鍋底は焦げ、上は芯が残り酷い出来でございました。
それで少々ムキになってしまい、水加減や火加減、時間を変えて試すうち最近はそれなりに炊けるようになってまいりました。
(もちろん炊飯器には遠く及びませんが)
鍋から出る蒸気の量、沸騰音、鍋底からチリチリし始める音、蓋の隙間から立ち上るご飯の香りなどで火加減を変え、火を止め、蒸らした後に蓋を開けて上手く炊けた時の悦びは一入でございます。
炊いている20分前後は鍋に付きっきりとなるため、炊飯器はもちろん電子レンジで炊飯できる便利な道具もある時代に「タイパ」は全くよくございませんね。
しかしとある重鎮の御方がレコードを拭きながら「手間がかかるからいいんじゃないの」と仰られる気持ちがわかる気もいたします。
私の場合おそらく鍋を変えたら役に立たなくなる技術ではございますが、しばらくは「面倒くささ」を、いや正確には面倒くささを乗り越えた先の「悦び」を楽しんでみたいと思ってございます。