爽やかな秋晴れが続く今日この頃、お嬢様いかがお過ごしでしょうか。
乾でございます。
今回は10月を題材にした小説をご紹介いたします。
万城目学(著)「鹿男あをによし」
奈良の女子高に赴任した教師が奈良公園の鹿に命を受け、日本の滅亡を防ぐために奮迅するファンタジー小説でございます。
タイトルの「あをによし(青丹よし)」は「奈良」につく枕詞です。
この場合は奈良の都が華やかで今まさに盛んである様子を表しております。
内容は、実は地中に大鯰がいて時々大暴れをし災害を起こすと言う言い伝えがあり、遠い昔卑弥呼に仕えていた奈良の鹿や京都の狐、大阪のネズミが60年に一度、神無月(10月)になると地中にいる大鯰を暴れないようにする「鎮めの儀式」を行う・・・
といった奇想天外な物語でございます。
夜が長くなった今の時期に、肩の力を抜いてクスッと笑えるお話しなのでお勧めでございます。
お嬢様も何かお勧めの小説がございましたらお教えくださいませ。
お帰りをお待ちしております。