きゅうり再び

敬愛せしお嬢様へ

冬の風吹きすさぶ日々、いかがお過ごしでしょう?
お体くれぐれもご自愛いただき、日夜問わず冷えますゆえ温かくしてお過ごしくださいませ。

さて、私事ですが時任はと申しますと、相変わらず天気の良い日は趣味の散策に出ております。
この日はふと、以前にも日誌にしたためた「きゅうりサンド」が突然頂きたくなり、
都心のとあるカフェへと足を運んでまいりました。

このカフェのある街は相変わらず独特でございます。
メイン通りは観光の方々で溢れておりますが、表通りに回りますと急にセレブな人々が行き交い
さて細道から裏路地に入ってみると、流行の最先端を探るようなアートな店舗が立ち並び、
老若男女取り混ぜて只者ではなさそうな奇抜な容姿の方々が屯しておられました。

同じ街でも地域によって雰囲気や人々が変わるのは、いずれの街でもよく有りますが
あまりに細分化が過ぎて、互いの領域に協定でも結ばれているのかと不思議に感じてしまいました。

さて、そんな街並みを超えてお目当てのカフェへ。
大きめのテーブルにご案内いただいたので、折角ですからときゅうりサンドにスコーンもオーダー致しまして、紅茶はすっきりとヌワラエリアを。

しばし待たせて頂きましたら、念願のきゅうりの登場でございます。
これでもかと言う勢いのきゅうりサンドに、相変わらずのサラダ付き
サラダの概念が覆りそうでございます。

 

 

 

 

 

しかしハーブを薫らせ焼かれているパンも美味しく、紅茶との相性も格別で、
当家サロンでもぜひ取り入れたく願ってしまいますが。

‥‥お嬢様、きゅうりお召し上がりになるかなぁ。

そこに一抹の不安を感じてしまう時任でございました。

カフェを辞したあとは、いつも通りに街をフラフラと
気が付けば隣の駅まで散策いたしまして
また良さそうなバーも見つけて参りましたが
それはまたのお話にさせて頂こうかと存じます。

 

興味を惹かれるままにフラフラ致しますと、いくら歩こうとも苦にならぬ性質でございますので
今度一度、丸一日でどこまで歩けるか試してみましょうか‥。