ローマの休日

秋も深まり、冬の足音が静かに近づいてくる頃なりましたが、お嬢様方にはお変わりなく、楽しい日々を過ごしていらっしゃる事と存じます。
今年の夏、早霧せいな率いる雪組メンバーによる、新作「ローマの休日」が東京では赤坂ACTシアターで上演されましたが、残念な事にチケットが入手出来なくて藤堂は観る事が出来ませんでしたので宝塚スカイステージでハリウッド不朽の名作がロマンスが放映されていましたので久しぶりに観ました。
一日限りの切ないロマンス、お嬢様方はご存じないと思いますが藤堂の青春時代の思い出に残る素晴らしい名作で、アカデミー賞にも輝いた作品です。
オードリー・ヘップバーンの名声を高めその美しさ新鮮さは今でも昨日のように思い出されます。
愛、誠意、心切ない恋、何度見ても感激し泪が出ます。
ストーリーは新聞記者ジョーがアメリカニュース社のローマ特派員、親善訪問中のアン王女の会見を控えた前の晩ベンチで寝ている娘と出逢う。やむなくアパートに泊めたものの、翌朝新聞を見てびっくり、彼女こそアン王女で大使館を抜け出したらしく、さっそくカメラマンのアーヴィンを呼び寄せ特ダネをものにしようとするが……。
ジョーはグレゴリー・ペック(宝塚では早霧せいな、アン王女は咲妃みゆ)で真実の愛に目覚めるラスト近くの記者会見の場面は凛としたアン王女への万感の想いを胸に秘めるジョー、思わず胸が熱くなり、幸せな気分にさせてくれます。
お嬢様方もこの物語を是非ご覧ください。きっときっとあぁ良かったと思われます。
日本の舞台で初めて上演されたのは東宝ミュウージカルでアン王女を大地真央、ジョーが山口祐一郎で、大地がヘップバーンそっくりに演じたのが印象的でした。
本日はこれで失礼いたします。
藤堂でした。