椎名から2008年のご挨拶

新年明けまして……と申し上げるには、やや遅いご挨拶となりましたが、本年も宜しくお願い致します。

さて、昨年を振り返りますと、本当にあっという間の一年でございました。
しかしその反面「この一年は365日以上あったのではなかろうか?」などという錯覚めいた感覚にも襲われます。
先日も田辺執事が「まだ一緒にお勤めする様になってからまだ数年なのに、もう10年も一緒に居るような感じがしますね」と私に仰いましたが、私も大変共感いたしました。
それだけ、濃厚な時間を日々過しているのだと思います。
良いことも、悪いことも含めて、充実しているのでしょう。

ところで、お嬢様は今年の抱負をお決めになっていらっしゃいますか?
私もいくつかの抱負を考えました。
その一つをご紹介します。

『常いかなる時もにこやかに』

昨年は判っていながらも、なかなかままならなかった様に思います。
誰かが微笑めば、もう一人が微笑みます。
微笑みと微笑みで幸福となる。

今年は今一度、挑戦したいと思います。

お嬢様の抱負は何でございますか?
……決まってらっしゃらない?
何も難しく考える必要はございません。
簡単なもので結構なのです。

壮大な目標を立てて、途中で放り出してしまうよりは、よっぽど宜しい。

『寝坊は月3回までに留める』とか『昨年よりも「ありがとう」と言う』でも良いと思います。

重要なのは、どんな目標を決めるかではなく、『一度決めた目標を忘れずにいる』事です。
忘れてしまっては、どんなに素晴らしい目標を掲げたとしても、達成することは叶いません。
覚えてさえいれば、そしてそれをしっかりとイメージ出来てさえいれば、無意識のうちに僅かながらでも、着実に目標を達成することが出来ます。

『少なからず人は自分がイメージした通りの人生に辿り着こうとする』
と、私は考えます。
どうかお嬢様も、いろいろな目標を立ててみて下さい。
達成することが出来ましたなら、自分の将来を思い描いてください。
ご自身の想像力を突き抜けて、100%ではなく500%思い描いてください。
決して平凡ではなく、「素晴らしい」と誇れる将来像を。
次の日から何かが変わるかもしれませんよ?

どうか2008年がお嬢様にとって素晴らしい1年であります様に。