映画栄耀、映画はええよ

『映画栄耀、映画はええよ』

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
隈川でございます。

突然でございますがお嬢様、私映画の予告編を作りとうございます。

あ、気は確かでございますのでご安心くださいませ。

何も、映画監督を志そう!などというわけではございません。
私が作りたいのは映画の『予告編』しかも、存在していない、これから撮られる予定もない架空の映画の予告編だけを作りたいのです。

これは百合野と話す与太話に起因するのですが、使用人たちを役者に使い、様々なジャンルの映画でよく見かけるシーンを再現しているだけでしばらくは笑えます。

アクション、コメディ、サスペンス、前売り券の予約特典のストラップ…

想像しただけで楽しそうでございま…え??

お嬢様もご参加なさる??
もちろん!ヒロイン役をご用意しております!

いつかご一緒に制作いたしましょう!
楽しみにしておりますね。

隈川

猪古女無天

いかがお過ごしでございますか。桐島でございます。

今月は6月。ペパーミントの日がある事からお屋敷では毎年チョコミントのお菓子をご用意してございます。

実は私はチョコミントは大の好物でございましたがお屋敷では同じくチョコミントを愛する使用人も多い事から一歩引いておりました。

今宵ギフトショップにて遂に私のチョコミントのお菓子をご用意する運びとなりました。

その名も「エメラルドフロウジョン」

私の大好きなドーナッツにチョコミントのテイストを加えたこちらのお菓子、私のこだわりでミント感を抑え目にチョコのお味がより引き立つように調整しております。

是非ギフトショップにてお持ち帰り頂ければ幸いでございます。

梅雨には、この一本を。

司馬でございます。皆様、お健やかでいらっしゃいますか?

六月に入り、季節は梅雨を迎えております。うんざりするような曇り空と、長雨が続いております。お気持ちは沈んでいらっしゃいませんか。

ほんの気晴らしにでもなれればよろしいのですが、この時節におすすめの映画のお話でも致しましょう。

「雨に唄えば」
1952年制作のミュージカル映画でございます。おそらく、ミュージカル映画の中でも10本の指に入る作品でございますね。

主演のジーン・ケリー、わきを固めるドナルド・オコナーの超人的なダンスも見どころの一つです。アスリートのような体格を、縦横無尽に駆使し、その躍動ぶりは、観客の心を極限まで高揚させます。お話は古典的(ありふれた)なラブロマンスかもしれませんが、王道的な良さに満ちております。往年のハリウッド風俗を知るにも、うってつけでございますよ。

そして、“You Were Meant to Me”や“Make’Em Laugh”、“Good Morning”など、絢爛豪華なナンバーに目が釘づけになったところで、満を持して登場するのは名曲、“Singing In The Rain”。土砂降りの中で歌い踊る、ジーン・ケリーの笑顔は、ほとばしるような生の喜びをいっぱいに表現しています。

現代の目で見ますと、古めかしく感じられるかもしれませんが、ハリウッドの豊かな時代を象徴する映画として、後世に残し続けるべき傑作でございましょう。

I’m singing in the rain.Just singing in the rain.What a glorious feelin’I’m happy again.

憂鬱な雨が続きますが、傘の中、お嬢様方が笑顔でこの一節を口ずさんでいることを、司馬は心より願っております。

ドレッシング

ご機嫌麗しゅうございます。
環でございます。

前回サラダの話をさせていただきましまさたが、今回はそのサラダにかけるドレッシングについてお話させていただきます。

お屋敷には現在、3種類のドレッシングがございましてハニーマスタード、和風オニオン、シーザーとご用意しておりますが、私がおすすめするドレッシングはこの3種類とはまた別のドレッシングでございます。

それは、野菜ドレッシングでございます。

はい、和風オニオンと少々被っておりますが、そこはご容赦くださいませ。

今まで色んなドレッシングを試してまいりましたが、最終的に辿り着いた味は人参を使用したマイルドな野菜ドレッシングでございました。

人参など野菜や果物の甘みとお酢の酸味、強すぎない油に適度な塩分。

どんな野菜にも合わせやすい最高のドレッシングであると個人的には思っております。

好きすぎて自分で作ったりもしておりましたが、あまりにも面倒なので今は市販のものを使用しております。

健康にもよろしゅうございますので、是非ともお嬢様もお試しになる機会がございましたら野菜にかけてみてくださいませ。

Cool Japan SAKEism 甘酒

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
当家きき酒師、香川でございます。

毎日天候も気温も湿度も変わり、体調管理の難しい時期となりましたがいかがお過ごしでしょうか。

意識して栄養のあるものを召し上がって頂き、体力を落とさぬように日々を送って頂ければと存じます。

夏バテ対策には色々とあろうかと存じますが、お嬢様におかれましては何か取り組んでおられることなどございましょうか。

土用の丑のうなぎなどもその一つなのかも知れませんが、
以前は夏場に『甘酒』がよく売られていたそうでございます。

米麹由来の甘酒で、ノンアルコール飲料でございますから、老若男女問わず好まれていたのだとか。
確かに甘いものの少なかった時代には、ブドウ糖由来の自然な甘味は貴重であったかと存じます。

それにしてもなぜ夏?

5月の甘酒dayの際に、お嬢様方から夏の風物をうたったものであったと教えて頂き、
個人的にも気になったので調べてみました。

江戸時代頃から夏の甘酒売りは文献などにもみられるようでございます。
科学的な根拠がその当時から解明されていたわけではないかと存じますが、
必須のアミノ酸が豊富に含まれるため、水分、栄養補給にはうってつけだったということでございますね。

飲む点滴とも言われる飲料。
未成年の方、妊娠中の方にもオススメではございますが、
選ばれる際にお気をつけ頂きたいのは酒粕由来の甘酒はアルコールが含まれる可能性があるということ。
アルコールアレルギーのある方にとっても”天敵“となってしまいますから、
米麹由来の甘酒をお選び下さいませ。

かといってお召し上がり頂くものは偏りなくお選び下さいませね。
点滴だから甘酒だけでいいでしょ、などということはございませんよ!
しっかりお食事と共に夏場を乗りきって下さいませ。

ご自宅以外のお時間も限られる日々。
うまくストレスもコントロールなさって下さいませね。

お早いお帰りを心よりお待ちしております。

マルガリータ

敬愛せしお嬢様へ

初夏の暑さが少しづつ響いてくる日々、ご健勝にお過ごしであられますか?

此度、六月の前半にて「フットマンアイス」をご用意させていただく事となり。
初夏や梅雨の疎ましさを振り払うような爽やかなお品をと思い立ちまして

カクテル「マルガリータ」をイメージ致しました
『マルガリータ ソルベ』をお届けさせていただきます。

本来はテキーラを用いた風味深いカクテルでございますが
おそらくアルコールのご提供が難しかろうと思い、
「アガペ・シロップ・テキラーナ」と申します
テキーラの原料でもある竜舌蘭を用いたシロップを入手して参りました

こちらのアガペ・シロップにオレンジピールとフレッシュなライム果汁を合わせまして
配合率を変え、柑橘の酸味に寄せた白いソルベと、柑橘の甘味に寄せた青いソルベを盛り合わせ、

お口に入れる2色のソルベのバランスにより、甘味や酸味の変化をお楽しみ頂きながらお召し上がり頂けるようにご用意致しました。

ほのかにお掛けした「フルール ド セル」…上質のお塩が酸味と甘味を更に引き立てております。

ぜひご賞味くださいませ。

さて。
ここで終わってはただの宣伝でございます。

そしてここからは、愚にもつかぬ小話でございます。
ほんのひとときでも、無聊の慰めとなれば幸いでございます。

今回のモデルとなりましたカクテル「マルガリータ」は、テキーラにオレンジキュラソーと柑橘を加え、お塩を添えてお作りする、クラシックなカクテルでございます。

なお「マルゲリータ」はピザでございます。
もちもちの生地に新鮮なトマトとバジルとチーズを乗せて焼き上げる、伝統的なピザの名作でございますが今回は関係ございません

1949年。カクテル文化の黎明期に行われた世界的なカクテルコンクールにて入賞した作品であり、
グラスの縁にお塩をまぶす「スノースタイル」という技法が、今日びのカクテル文化では定番のひとつでございますが、当時としてはとても革新的な技法でございました。

そして考案者であるバーテンダー、ジャン・デュレッサーはこのカクテルを、不慮の事故で失った恋人に捧げるカクテルだと語りました。

狩猟に興じていた際に、事故により逝去した恋人「マルガリータ」。

その明るさを太陽のようなテキーラで。
優しさを甘くフルーティなオレンジキュラソーで。
そしてその存在を失った悲しみの涙を、添えたお塩で表現したカクテルであると。

その悲しい逸話は世界的に知られることとなり、
特にジャン・デュレッサーの故郷であるロサンゼルスのバーでは、マルガリータが大流行致しました。

しかし。

l
その後。
非常にバツの悪そうな顔でとあるパーティーの壇上に登場したジャン・デュレッサーはこう語りました。

カクテルにロマンティックな逸話を添えて、眼前のお客様がたを楽しませようと、創作の物語を添えてしまったけれど、
不慮の事故で死んでしまった恋人などいないと。

と申しますか、恋人のマルガリータ嬢はこの当時も当然ご存命でして。
勝手に逸話のなかで殺されてしまい、えらくご立腹の恋人を宥めるために
ジャン・デュレッサー氏はやむなく「嘘の告白」のためにパーティーまで出向いてきた次第でございました。

そんな落ちまでついたマルガリータ。
カクテル言葉は表向きの逸話を採ってか「悲恋」でございますが。
これを凍らせてシャーベットにした「フローズンマルガリータ」のカクテル言葉は

「笑顔を見せて」でございます。

二色のマルガリータを良く冷やしてご用意した今回のソルベも
お嬢様に笑顔になっていただけるお味であれば、幸いでございます。