影山でございます。

気がつけば2020年も幕を閉じようとしております。

お嬢様にとって今年はどんな年でございましたか?

わたくしは4月5月と

『お嬢様にお会い出来ない、お給仕が出来ない』

という経験を経て、

改めて今この時間、この日々が恵まれている事を実感いたしました。

何気ない幸せというものは

一度その場から離れてみないと気づきにくいものでございます。

幸い今では執事歌劇団で行い始めた画期的な機能により、

お嬢様がご帰宅出来なくても笑顔をお届け出来る様、皆でアイディアを出し合って伝書鳩を飛ばせる様になりました。

来年もお嬢様のお力になれたら嬉しゅうございます。

影山でございました。

よいお年を。

失せ物探し

この日誌を認めている11月の末。
私はスマートフォンを紛失して途方に暮れております。

経緯などはこの際あまり問題ではありません。

私自身「端末に依存しているなあ」という実感はあったのですが、
ここまで不安になるとは思っていませんでした。

実際に何に使うかというと、snsでしたり通話アプリなどで連絡を取ったり
情報収集をするくらいで、特段すぐに必要なわけでもありませんし。
家に戻ればPCやタブレットもございますので、全く問題ありません。

にもかかわらず、いざ通信できない世界に放り出されると
戦場で武器を失った兵士のようにうろたえる始末。

比較的人間嫌いな節があると思っていたのですが、そんなことはございません。
snsに依存し承認欲求に駆られ、人との関わり合いによって生かされている弱い自分を知ることとなりました。

このまましばらく見つからなかったら、心も浄化されるのだろうか、と思いながらも、
何枚か購入済のテーマパークのチケットがデジタルで、各種抽選もアプリが必要だということを思い出し、
「しばらく進展がなかったら、一時的にモバイルWi-Fiか端末をもう一台契約しよう」
と瞬時に心に誓っておりました。

我ながら誠に弱い。

司馬執事には「スワロウテイル版『スマホを落としただけなのに』ですね」
と言われてしまいました。
どんな内容なのか全くわからないのですが
お嬢様もそうならないようにお気を付けください。