謹賀新年

司馬でございます。
皆様、お健やかにお過ごしでございますか?

明けましておめでとうございます。
昨年はいかがでございましたか?
楽しいことがいっぱいの一年でしたら、これほど嬉しいことはございません。
残念ながら、それほどではなかったお方には、今年こそ吉事に恵まれますよう、心からお祈り申し上げます。

さて、2020年、オリンピックイヤーとなりました。
開催が決まったのはついこの前のように思っておりましたが、早いものでございますね。

スポーツは実践も観戦も不得手な司馬でございますが、やはりほぼ半世紀ぶりの大イベントですので、無責任にわくわくしております。
諸外国から久しぶりにご帰宅になるお嬢様もいらっしゃいますので、お世話をするのも楽しみでございます。

お祭り騒ぎで、慌ただしい一年となってしまいそうですが、お嬢様方と共に、今年もにぎやかに過ごしていきたいとぞんじております。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

謹賀新年

あっという間に令和元年が過ぎ去ってしまいましたが、
けっして平穏な日常だったわけでもなく、
まさに激動の半年でした。
しぜんの脅威をまざまざと見せつけられ、
ていぼうの必要性を痛感させられました。
おそろしい天災に備えておかなければなりませんね。
めいきょうしすいの心持ちで、
できすぎなくらい快調な日々を送れたことは、
とんでもない幸運であったと心得ております。
うえを見ればきりがないとも申します。
ご馳走ばかりの毎日ではなく、
ざつな食生活でも無病息災でいられることに、
いのちの強さ、尊さを感じる次第です。
ますます健康でいられるよう、
すとれっちでも再開しようと思っております。

令和二年吉日 吉川 拝

睦月

あけましておめでとうございます。

穏やかな新春をお過ごしでしょうか、乾でございます。

さて以前、牡丹餅(春のお彼岸)とお萩(秋のお彼岸)の事をご説明いたしましたね。
他にも別の呼び方がございまして、非常に洒落ておりましたのでご報告させていただきます。

元々春や秋の「お彼岸」と結びついたのはもち米を蒸した後でお餅みたいに搗(つ)かず、半搗(つ)きでよいことから家庭で作りやすく身近なお菓子になったようです。
そのような作り方から、いくつもの名前が生まれました。

搗(つ)かずに作るからつきしらず、漢字をあてはめて「月知らず」

月が見えない方角という事で「北窓」

つきしらずの漢字を変えて「着き知らず」

着き知らずより、いつ着いたのかわからないため「夜船」

さらに、餅を搗いている音がしないからお隣にばれないとの事で「隣知らず」とも呼ばれるそうです。

全部で七つの名前がございますので「牡丹餅の七変化」と呼ばれているとかいないとか・・・

もう一つ、花札でも「萩と猪」が一緒に描かれておりますよね。

これも、猪肉を「ぼたん肉」と呼ばれることから「牡丹と萩」つまりは「牡丹餅とお萩」の事なのだそうです。

兎にも角にも先人たちの遊び心には感心するばかりでございます。

私も今年は少々遊び心を持ちながら過ごせればと考えております。

勿論、お嬢様には節度をもちましてお仕え致します。

そうそう、今年の干支「ネズミ」を折り紙で作ってみました。

簡単ですのでお嬢様も挑戦なさいませんか?

では、お嬢様のお帰りをお待ちしております。

新年あけまして

敬愛せしお嬢様、お坊っちゃまへ

新年明けましておめでとうございます。
本年も使用人一同、お嬢様、お坊っちゃま方に僅かなりとも上質のお寛ぎをお届けできますよう、微力を尽くさせて頂きます。

当サロンも気がつけば14年目。
長らくのご愛顧に感謝つきぬ限りでございます。
これだけの月日の中、我々にも世俗にも様々な変化がございました。

伴って、お屋敷が初めて門を開いた日に存ったであろう志と、現在の使用人たちの胸中にございます志もまた、良くも悪くも異なるところ多いことと思います。

さりとて。
形が違えど、時勢が違えど、使用人のなすべきことは、常に唯一つにございます。

お嬢様、お坊っちゃまのお役に立つこと。

それが笑顔を招く歌であれど、美味しいお酒であれど、恙無き給仕であれど、どのような形であってもその根底は其処にしか御座いません。

今年もまた、ヨチヨチと歩む稚拙な使用人たちの姿をお見せしてしまうかもしれませんが。

御身のために懸命に歩むその姿、見守り続けて頂ければ幸いにございます。

本年もどうか、よろしくお願い致します。