箘活の果てに

皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。

このところ、発酵食品を積極的に食生活に取り入れる
「箘活」という言葉が多く聞かれるようになりました。

私も昔から納豆は欠かさないようにしており、その延長として豆乳ヨーグルト作りも始めてみたのですが、
この度ついに、日本人としては当然の帰結とでも言うべきでしょうか、究極の箘活に手を出すことになりました。

そうです、糠漬けです。

糠漬け…と申しましても、ピンとこない方も多いかもしれませんね。
玄米から白米を精製する際に生じる「糠(ぬか)」に、水と塩などを加え、
かき混ぜながら長期間熟成させた「床(とこ)」と呼ばれるものに野菜を漬け込み、
乳酸菌の働きで風味をつける、日本古来の発酵食品「漬け物」の代表格です。
前々から興味はあったものの、床の維持が大変だと聞き及び二の足を踏んでいたのですが、
新たな挑戦ということで始めてみました。

本来でしたら壺や樽のような器を用意し、手でかき混ぜるのが趣もあってベストなのでしょうが、
今回は手動式レバーで中身を混ぜられる容器を購入いたしました。
なにしろこの糠床、独特の臭いがありまして、手でかき混ぜると臭いが移って気になるのです。
床に関しても、一から作り上げるのは、なかなか大変。
床の発酵を促すための「捨て野菜」を何度も交換し、2~3週間経たないと美味しく漬からないとのこと。
故に今回は、既に熟成されている市販の「熟成ぬか床」を購入しました。
便利な世の中になったものです。

まずは手始めに、定番の大根や蕪から始めてみることにいたします。
結果はまた改めてご報告させてくださいませ。