技術を磨いて

椎名でございます。

最近、めっきりサロンから遠のいてございますが、

先日のエクストラティーや執事の日には、久方ぶりに直接をお嬢様にお給仕ができ、うれしゅうございました。

 

最近は執務室にこもって仕事をすることが多いわけですが、

特に執事歌劇団にまつわる質問は、以前より今日に至るまで変わらず携わらせていただいております。

長く勤めておりますと、次第にできることも多くなって参りまして、

よく考えると、何でも屋のような能力が求められる執務なのだなと実感することができます。

 

例えば、催し当日には舞台監督として会場に入ることが多いわけですが、

監督として携わる以上、音響や照明、映像、「制作」と言われる受付や座席周りのことも含め、全体を俯瞰で把握しておく必要がありますため、それぞれの知識や技術に関する理解をしておかねばなりません。

 

そんなこともあり自分でできそうな事はやってしまおうということで、長年そういう考え方のもと、あれこれ手を伸ばしておりましたら、いろいろな技術を習得することができました。

音響にまつわるPA技術や、音を編集する際に使用するDTMソフトの扱い、

最近では、映像編集や、Photoshopやillustratorといったソフトを使用した画像の制作なども簡単なことなら自分で完結できるようになりました。

 

ちなみに、先日のサンシャイン噴水広場での催しの際に大きなビジョンに映し出しておりました。画像や映像は私自身で調整したものだったりもします。

(とはいっても、出来上がった素材を組み合わせてレイアウトする程度の作業ではありますが…)

 

あの手の作業は、没頭していると、あっという間に時間が過ぎ去ってしまいますので注意が必要ではありますが、性分には合っているようで「ここを調整すればもっと良くなるかもしれない」「こういう理想があるが実現するには、どういう技術を身に付けなければいけないんだろう?」などついついこだわりたくなってしまいます。

これを続けていれば、何年か先にはもっとちゃんとした技術が身に付いているのでしょうか?

 

ぜひそこも目指して、日々の執務に臨みたいと思います。

 

今回も取り留めのない内容になってしまいましたが、本日はここまでとさせていただきます。

それでは。

18周年のご挨拶

椎名でございます。

またお屋敷の歴史に1つのページを加えることができました。

18年という年月をお嬢様と共に過ごせましたことを、心より感謝申し上げます。

 

いち個人の人生としても18年は長い歴史と言って差し障りがないかと存じます。

お屋敷は世界的な困難を乗り越え、とうとう今月には使用人たちもマスクを外し、

お嬢様に本当の意味で隔たりなく、お仕えすることが叶いました。

 

「やっとここまで戻って来れた」と言う想いとともに、ここからが再スタートでもあると身の引き締まる思いでございます。

 

20年の節目も目前となってきたお屋敷でございますが、

現代社会を生きていく中で、様々な環境の変化による意識のアップデート、

そして新しい価値観や情勢に敏感であるアンテナは必要でございますが、

お嬢様のために、お屋敷のために守るべき

“ゆるぎない価値観”が今だからこそ必要であると確信してございます。

 

それはあなた様が屋敷のお嬢様であり、我々はお嬢様にお伝えする使用人であることです。

 

我々はお嬢様のために存在してございます。

 

我々の全てはお嬢様のために。

 

その一点は、いかに環境が変わろうとも変わることない我々使用人の大切なアイデンティティーでございます。

 

昨年長らくお勤めしてございました執事藤堂が勇退いたしましたが、

そんな藤堂が常日頃口にしておりましたのがお嬢様への想いでございました。

 

どんな小さな事でも、お嬢様のことを気にかけ日々の執務にあたる彼の姿は、

我々の目指すべき姿です。

 

 

これからも、使用人一人ひとりが向上心を持ち、

強い意思を持ってお嬢様にお仕えできるよう、

ハウススチュワードはじめ使用人一同研鑽を重ねてまいります。

 

いつまでもお嬢様の帰るべきお屋敷を守るために。

 

 

 

 

お屋敷にてお嬢様のお帰りを心よりお待ち申し上げます。

 

 

椎名

2024年 新年のご挨拶

新年のご挨拶を申し上げます。

椎名でございます。

 

昨年もたくさんお嬢様のお顔を拝見出来ましたことを、大変うれしく存じます。

改めまして感謝申し上げます。

 

昨年、コロナからの立ち直りの一年として、様々な試みに挑戦させていただきました。

マスクの撤廃…とまではいきませんでしたが、催しごとの開催や、大きなお席のご用意など、

様々な経験をさせて頂くことで、22年の大きな一歩に続く、着実な前進の年となりました。

 

また、わたくし個人としても悲願であった執事歌劇団 第15回公演「Odds & Ends Wonderful World」の千秋楽を迎えることができた事も大きな出来事の一つでございました。

今にして思えば、あの公演を終えることが出来たのも、「コロナ禍を乗り越えた」と実感できるエピソードであったように思います。

 

うれしくも今月改めてその公演の催しにてお嬢様にお会いできることを楽しみにしてございます。

 

 

さて新年が訪れたわけでございますが、今年の抱負はお決まりでございましょうか。

「目標」とはいかないまでも、今年一年を過ごすうえでのテーマを自身の中で意識するだけで、日々の過ごし方に少なからず影響がございます。

是非とも大きなことでなくても結構ですので、今年の歩む方向を知る上でも、

決めておきたいところでございますね。

 

わたくしの私生活における目標としては、

昨年は「やろう」と決意して、準備まではするものの、いざ取り掛かることが出来ずに出足が遅れてしまったことや、結局先送りにしてしまったことが多くあったように思います。

 

是非今年は「実行できる」一年にしたいと存じます。

 

 

 

今年もきっと様々な出来事が起こることでございましょう。

その様々な感動をぜひお嬢様と一緒に過ごすべく、お傍でお仕えすることをお許しくださいませ。

 

 

是非とも素敵な一年となりますよう、

日々を大切に、あなた様のために尽くしたいと存じます。

 

 

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

2024年1月 椎名

新たな出会い?

椎名でございます。

あっという間に2023年も末となって参りました。

この日誌を認めている現在ではお屋敷の催し物として「Odds & Ends : Wrap-up Party!」やクリスマスなど、年末も正にこれからが本番という具合でございますが、

それでも先々の予定を組むにあたりまして2024年の文字を度々目にするようになって参りますと、あっという間の一年であったなと実感するのでございます。

 

なんだかんだと気温も少しづつ下がってまいりましたが、その影響もあるのかインフルエンザのお話も飛び込んで参ります。

マスクが緩和されてからの初めてのシーズンですから、昨年以上に感染者が出ている傾向のようですね。

お嬢様も十分にお気をつけ下さいませ。

 

 

さて話は変わりますが、椎名といえば無類の「猫好き」でございますが、それと併せて最近は「チンチラ」も愛好しております。

実は先日そこに新たな動物が加わりました。

 

それは「マーモット」でございます。

 

すっかり習慣になってしまいました猫の動画探しの最中にふと飛び込んでくる、

高原にボーっと佇む大きめのむっちりした齧歯類…

その出立ちや振る舞いを見ていると、野生で生きていくことができているのかと不安になってしまいそうななんともほんわかとした動物のございます。

ビーバーにも似ておりますが、実際はリス科の動物らしく山岳地帯や高山地帯に主に生息しているそうです。

過去は、モルモットと混同されることもあったそうですが、厳密には違う生き物だだとか。

 

難しい話はともかくとして、非常に社会性が高く、人間にも警戒せずコミニケーションをとってくるその姿はとても愛らしく、人に触られても全く動じない様子は、見ておりますと笑いがこみ上げて参ります。

 

見ようによってはおじさんっぽさもあるのですが…

 

日本ではあんまりなじみのない生き物のようなのですが、お嬢様も宜しければぜひご覧になってみて下さいませ。

 

 

年末でありながら、なんとも締まりのない日誌となってしまいましたが、改めまして2023年もありがとうございました。

来年もお嬢様にとっての大切な場所であり続けられるよう使用人一丸となってお屋敷を守って参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

罪深き梅シロップレシピ

椎名でございます。

もう冬といってもよい季節なのに、連日暑い日が続いてございましたが、

ここ数日はいよいよ寒さも感じる日が目立つようになってまいりました。

 

ただ勘違いするほどの気温だったのか、ニュースなど見ておりますと

桜が開花してしまった、や

クワガタが現れた!

なんて話も耳にいたしました。

 

確かに26度まで気温が上がった日もあるくらいですから、勘違いして出てきてしまったと言われれば、そうなのかもしれませんね。

 

 

そんな気温だったからでしょうか

今年は例年に比べてみて、なんだかのどが痛かゆく、くしゃみが出ることがありました。

こんなことはあまりない方なのですが、これはいわゆる花粉症の類なのでしょうか?

 

「花粉症 11月」で調べてみますと・・・ありました。

 

11月の花粉症は何?

秋の花粉症の原因として多いのは、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなど草の花粉など

 

とのことで、こんな季節にも花粉症はあるのですね。

わたくしはどの植物に影響されたのでしょうか?

 

出来れば花粉症ではないことを祈りたいのですが。

 

お嬢様はこの季節、花粉症に悩まされてはおりませんか?

 

 

ところで、以前の日誌で冬に向けての梅シロップの準備にふれさせていただきましたが、

無事完成いたしました。

 

予想通りレモンの果汁がしっかり出て、さらりとした梅の酸味だけとはまた違った

すっきりとした仕上がりになりました。

 

はちみつレモンのように喉にも非常に良さそうなので、寒くなってまいりましたらお湯で割っていただきたいと存じます。

 

そんなことを思案する中、少し罪深いレシピを思いついてしまったのでご紹介をさせて頂きます。

 

それは、梅シロップとお湯を合わせたうえで、少量の「カルピス」を加えること。

 

これはいけません。

 

こんなもの味わってしまっては、これしか飲まなくなってしまいそうです。

 

しかし気づくとわたくしの自室の冷蔵庫には白いかわいらしいデザインのボトルが二本も・・・

 

 

仕方ありません。

放置して悪くしてしまうのも申し訳ないので、わたくしが責任をもって頂戴したいと思います。

お待ちかねの季節?

うだるような暑さに毎日うんざりとしておりましたところ、数日であっという間に肌寒さを感じるようになりました。

そうすると人間と言うのは現金なもので、

「こんないっぺんに寒くなってしまっては、かえって風邪を引いてしまうじゃあないか」

なんてあまのじゃくなことを考えてしまう始末。

現に私、どちらかと言うと、寒いほど苦手なものでして、そんなことを考えてしまっていたのですが、お嬢様はいかがでございましたか?

 

ただ、空調いらずのこの季節は、電気代にも優しいうえ体を動かすにも苦ではないのが非常にありがたいですね。

 

 

さて、今年も私手製の梅シロップをご用意させて頂きましたが、お召し上がり頂けましたでしょうか?

たくさんのご感想を頂戴致しまして、毎年お送りさせていただく上での励みになってございます。

涼しくなった反動で体調を崩しがちなこの季節にも、梅のエキスは大変オススメですのでサロンにお立寄りの際はぜひご用命くださいませね。

 

私も今年も同様に梅シロップをお作りしておりましたが、今年はお屋敷のものとは時期をずらし、先日漬け込んでまいりました。

レシピも少しアレンジを加え、梅に蜂蜜。

そこにスライスレモンを加えてございます

 

そう。

冬に大変お世話になる蜂蜜レモンver.の梅シロップを仕込んだのでございます

夏場にサッパリとソーダでいただくのも良いのですが、

冬場にお湯割りでいただくのも良いかと思い、冬の時期に合わせて作ってみようと思った次第でございます。

 

 

 

 

今回は「マイヤーレモン」というレモンとオレンジを交配させたと言われるレモンを使用いたしました。(なのでお写真もまるでオレンジのようなお色でございます。)

一般的なレモンと比べると酸味もマイルドで香りもやや甘いのこと。

試しにワンカットかじってみたところ

 

なるほど…

 

ちゃんとレモンでございました。

 

生フルーツを入れるのは初の試みですので、どんな仕上がりになることか…

成功して欲しいところでございますが、従来のものと比べて果汁が出る分少しサラッとした仕上がりになるのかなと予想してございます。

完成の暁にはお嬢様にもご報告させていただければと思います。

 

 

それでは今回はこれにて。

敬愛する藤堂執事へ

私が藤堂執事と初めてお会いしましたのは2006年の夏頃、

まだできたばかりのティーサロンの様子をご覧にいらっしゃった時でした。

 

その時は藤堂執事も70代になったばかり。

私も20代の若者でございましたね。

 

そこで初めて、今後一緒にサロンでお勤めになることと伺いました。

まず驚かされたのは、学ぶ姿勢の素晴らしさでございます。

 

ティーサロンでの勤めにおいて、たった数ヶ月先輩だというだけの私の言葉に真摯に耳を傾けてくださり、

紅茶の知識やカップ、配膳の際の姿勢など、

懸命に取り組む姿を拝見し、70代になっても衰えることのない、

その向上心に大変感銘を受けたことを今でも覚えております。

 

また何かあるごとに私に意見を求めてくださったり、

その働きを認めてくださるお言葉には何度も救われ、

まだ若輩者だった私の「自信」に大きな希望を与えてくださいました。

 

よき仲間として、

人生の先輩として、

またときには息子のように可愛がってくださいました。

 

私は生まれが大阪のため、父となかなか会えない身でございましたので、

「藤堂執事は東京のお父さんだよ」なんて

笑いながら伝えさせていただいた言葉は、決して冗談ではなく、

私の本当の気持ちでございます。

 

語りだすと思い出は、とめどなく溢れて参ります。

他の使用人たちのように、どこかに旅行に行って…

なんて言う事はあまり機会がございませんでしたね。

それでも、ことあるごとに互いにお土産を送り合うのは、

今でも、私の密かな楽しみでございます。

 

ですので、今度はいちど一緒にどこか旅行におでかけいたしましょう。

 

 

あっという間の17年でございました。

勇退の決意を伺った時、

ようやく肩の荷をおろして楽になって頂けるのだと言う安堵とともに、

一緒にモーニングコートを羽織り、

お嬢様を迎えできなくなるのだなと思うと、

途端に胸が締め付けられるような寂しさに襲われました。

 

でも責任感の強い藤堂執事のことでございます。

このご決断をされるまでに、

本当に本当に何度も何度も悩まれたことと思います。

だからこそ、私どもはその想いを尊重し、

誇りと感謝の心で藤堂執事をお見送りしたいと思います。

 

 

‥‥「藤堂さん」

あなたは、執事としての尊厳と品位を持ち、

常に暖かな心でもって周囲を魅了してくださいました。

お嬢様を思いやるその姿勢は、私たちに大きな影響与えて下さいました。

私どもにとってあなたの存在は、まさに光。

太陽のような存在でございます。

 

藤堂執事が示してくださった使用人としての「道」は、

これからもきっと私たちが受け継いで後世につないで参りますので、どうか安心して託して下さいませ。

 

このたびの引退は、藤堂執事の新たな人生の始まりでございます。

これからの人生が充実し、幸福に満ちていくことを心より願っております。

 

改めまして、長きにわたる使用人人生。

本当にお疲れ様でした。

そして心からのお祝いを申し上げます。

 

藤堂さん、大好きですよ。