分解者

一年の10/12まで来てしまいました。
月日の経過を早く感じるのは、地球の回る速度に変化がないのなら、きっとわたくしの変化なのでしょう。
伊織でございます。

食物連鎖の巡り巡った最終到達点もしくは起点、あるいは連なる鎖の外側にいるとも考えられるのが分解者です。
むずかしい定義分類は学者さんに任せるとして、わたくしは分解者に興味があります。
見えないほど小さな者もいれば、それなりに目に見えて手にとって認識できる者もおりますが、わたくしが興味を持つのは前者です。

なにぶん小さいですし、あらゆる所に存在するそうですし、地球上で最も多い分類らしいです。言うなれば地球の影の支配者でございます。
悪の組織みたいな響きですが、きっと悪い存在ではないのでしょう。いてくれなくては困るのでしょうし、わたくし自身悪さをされた記憶もございません。

深海の巨大生物や大宇宙などなど、大きなものへの憧れの方が理解されやすいのかもしれませんが、同じくらい小さなものへの興味もかき立てられて止みません。
だいたい、小さいって、どこまで小さいくなれるのでしょうか?
限りなくゼロに近いがゼロではない、という大きさ、数字は、どこまで存在するのでしょうか?

それは見えているはずです。
視界の中にその「きわめて小さいサイズ」は存在しています。大きなものが目で捉えきれなかったとしても、「きわめて小さいサイズ」は明らかに視界の中にあります。

そんな「きわめて小さい」生きている者とは、どこまで小さくなり得て、それでいて生物としての機能を果たすのでしょうか?
興味は尽きません。