よいお年を

高く、雲ひとつなく冴える青空、身の引き締まるようなほどよい寒さ。
冬ならではの晴れ模様は、寒がりのわたくしですら外へ誘い出されてしまうような心地よさでございます。
それでもやっぱり恋しいのは、こたつのぬくもりであったりもする――弱いのか、わがままなのか、わたくしは自分に素直に居続けようと思います。
伊織でございます。




今年もいろいろな事がございましたね。
個人的な些細なことから、世界に関わる大きなことまで、いいことも悪いことも様々ございました。
みんなひっくるめて省みたとき、お嬢様、お坊ちゃまにとって今年はいかがな年でしたでしょうか?

われわれ使用人にとっては、お嬢様、お坊ちゃまの苦を支え、楽をともにできたこと、そのものが幸いの一言でございます。
願わくば、来る年は苦が減り、楽が増しますように。
そのお手伝いができますように。
いつでも心の内を吐露いただけるようなお近くに置いていただけますように。
いつまでもあなたのお帰りくださる、お屋敷でありますように。


どうか、よいお年をお迎え下さい。
新年のご挨拶ができますことを、心から楽しみにしております。
Filed under: 伊織 — 12:00