宝塚雪組公演 一夢庵風流記 前田慶次 グランドレビューMy Dream TAKARAZUKA

華のあるトップスターが又一人宝塚を去って行きます。雪組の壮一帆、その最後の舞台「一夢庵風流記 前田慶次」隆慶一郎作の人気小説「一夢庵風流記」を舞台化した作品でトップ娘役の愛加あゆみと共に卒業して行きます。

豊臣秀吉の隆盛期、大名前田利家の甥、前田慶次の恋と友情、天下の変わり者として名を馳せた男の生き様を描いた作品です。
魔物と思える怪馬、松風に跨り朱槍を振りかざす天下の傾奇者を壮一帆が人物になりきり、最後の舞台を懸命に演じる姿は物語を離れて壮一帆の今迄の役が走馬灯のように浮かんできました。ご覧になれなかった方は是非DVDで観てください。

グランドレビュー My Dream TAKARAZUKA 話題はなんと申しましても宇崎竜童、阿木燿子がラストソングを担当されたことでしょう。壮一帆が男の音域で歌う「My Dream TAKARAZUKA」と「伝説誕生」を聞きますと豪華な舞台を観ながらこれが最後だ。快活でクールで暖かい、そして自分も楽しみ客も楽しませたいと言っていた壮一帆、思わず目頭を熱くしたのは藤堂ばかりではないとおもいます。退団後、又元気な姿を他の舞台で見られることを期待しながら……本日はこの辺で、藤堂でした。