クリスマス・キャロル

司馬でございます。
皆さま、お健やかでいらっしゃいますか?
クリスマスの季節がやってまいりました。お屋敷はもちろんですが、街角を歩いておりましてもイルミネーションの輝きが目に映り、とても華やかな気分になってまいります。
ついつい浮かれがちとなってしまいますが、フットマンたちの模範ともなるよう、執事の威厳忘るるべからず、でございます。

さて、「クリスマス・キャロル」といえば、英国の文豪であるディケンズの作品でございます。
ご存じの方々も多いと存じますが、守銭奴で思いやりのかけらもないスクルージが、三人のクリスマスの亡霊に誘われ、若き日の希望に満ちた自分の姿や、現在を生きている暖かな周囲の人々の様子、そして、このままだと訪れてしまう絶望的な未来をも見せられて、ついに人間らしい心を取り戻すというお話でございますね。
名作ゆえ、幾度も映画化されておりますが、私にとって思い出深いのは、1970年のアルバート・フィニー主演作でございます。
これはミュージカル仕立てになっておりまして、印象深い名曲の数々や、名優たちの演技、そして、19世紀末の英国の町並みを格調高く描いていて、傑作の一つではないかと思っております。
幼いころに初めて鑑賞した時の温かな感銘を、いまでもはっきりと思い出すことができる作品でございます。司馬のお勧めの一本でございます。
お嬢さま方も、年末はなにかとお忙しいとは存じますが、ときにはお時間をおつくりになって、文学や名画に触れてみてはいかがでしょうか?
せわしない師走の時季でございますが、きっとお心にもゆとりが生まれることと存じます。
では、今回はこの辺りで失礼いたします。
どうぞ、幸多きクリスマスをお過ごしくださいませ。