恒例行事

いかがお過ごしでございますか、桐島でございます。

あっという間に4月でございますね。

今年もお花見の季節でございます。

私は毎年お花見をすると何故か風邪を引いてしまいます。

おそらく気持ちよくてボーッとしてしまうからかと存じますが、今年はそうはならないよう気をつけようかと存じます。

先ずは長居しないようジョギングで花々を周り、体を冷やさないようにサウナスーツを着用して、もし止まってしまった時用に腹筋、背筋、スクワットのメニューを用意して……

なんでしょう…純粋に花を楽しめない気がしてきました…。

今年も例年通り、のんびり花見を楽しむ事に致します。

やはりいつも通りが1番でございますね。

いつまでも同期三人です

お坊ちゃま、お嬢様。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

先日は、私と桐島のエクストラティーでした。
お召し上がり頂きありがとうございます。
不思議な二人、いや、不思議なペンギンとシロクマでございました。
お楽しみ頂けたなら、幸いです。

さて。
毎度申し上げることですが、
言葉が多いことがよいことではない、
私はそう考えております。

逆説的に言えば、
どれだけ言葉を綴ろうと、
人間の気持ちというものは、
表しきれないものだ、とも言えるかもしれませんね。

私たちが、お屋敷の門を叩いて、
二年が経ちました。
記念の、区切りの日は、
くしくも門出の日ともなりました。

やはり、我々に似合うのは、
笑顔、でございます。
皆様もどうか、笑顔で。
皆様の笑顔は、私達の、何よりの宝物でございます。

皆様の笑顔を
手向けの花束として、
浪川に送りたく存じます。
ただ、冗談ぶって、
お預かりした花束を、
えいと、投げつけてしまいそうな気は致しますが。
改まったことは、苦手なものですから。

私達の盃は、
割れることはありません。
ですから、私が、言えることは。

さらば、友よ。
またうまい酒でも飲もう。

だだ、それだけのことにございます。

才木

時間は作るものか、削るものか

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
隈川でございます。

月の頭には執事歌劇団の公演もあり、その間ティーサロンを空けておりましたが無事に屋敷に戻りましたことご報告とともにお礼申し上げます。

ところで、お話は変わりますが最近1日が24時間しかないことにもどかしさを覚えております。

1年間の中で何度か執務に追われ手が回らなくなるタイミングがございます。出来うる限り手元に仕事を残したくないタイプなので、これがなかなかに堪えます。

そんなときによく「あー1日があと5時間延びれば、給仕も稽古も曲作りも溜まった執務も全部出来るのになあ」などと妄想するのです。

…はい、その通りでございます。
そんなことを考えている間に手を動かせば良いのですよね。

「時間を作る」と言いますが厳密には「余計な時間を削る」ことの方が効率的なのかもしれません。

ですが、やっぱり余計に思えるような時間の中にこそ大切なことがあるように感じてしまい、1日の時間が5時間延びる妄想を辞められないのです。

隈川

悪夢ふたたび

皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。

我々にとっては悪夢のような時期が今年もやってまいりました。
そうです、花粉症の季節です。
目には見えない微細な物質に身体が侵食され、感覚が麻痺し、正常な判断もままならなくなる、恐怖の現代病、花粉症。
まだ発症されていない方々からすると、「目が痒かったり、くしゃみや鼻水が出るだけじゃないの?」と思われるかもしれませんが、症状として深刻なのは「鼻づまり」です。
これにより、脳に十分な酸素が行き渡らなくなり、思考能力が大幅に奪われてしまうのです。
医学的な根拠はありませんが、明らかにそう感じます。
まるで高地トレーニングでもしているかのような、マスクをしながら有酸素運動をするダイエットを常に行っているかのような、圧倒的な酸素不足感。
特に睡眠中の鼻づまりの恐ろしさたるや!
脳の酸素が足らず、睡眠が浅くなっていることを実感します。
国策によって大量に杉や檜が植えられたことにより発生したとも言われている憎き花粉症、早く公害認定でもされないものでしょうか。
この時期、酸素不足でついついボーッとしてしまうこと、平にご容赦ください。

13歳の誕生日

お嬢様、ご機嫌麗しゅうございます。百合野でございます。

間もなくティーサロンが13歳になろうとしてございます。

本当にあっという間に年月は経つものでございますね。
お嬢様、お屋敷での思い出はどれだけございますか?

そんな尊い記憶はそれぞれの胸に違った景色、違った感情として残っておりますね。
少しでもその記憶が素敵なものである事を祈っております。
せっかくのお嬢様との時間、華やいだ記憶として記されておりましたら嬉しゅうございます。

これからもティーサロンはお嬢様に美味しいスイーツやお食事をご提供してまいります。
そして今年も13周年のギフトセットもご用意してございます。

どうかあまりお顔をお見せになられていないお嬢様は、この記念の機会にいらしてくださいませ。
爺やも安心するはずでございます。
使用人はどんなに年月が経っても、お嬢様のお顔を見れる事は幸甚に存じますので。

では、またティーサロンでお待ちしております。

3月号

今月のわたくしが読んだ本をご紹介します。

『レベル7』宮部みゆき

わたくしが読む前に想像しておりました、
冒険と迷路の様なダンジョンで繰り広げられる戦いは欠片もございませんでした。タイトルにつられるとこうなります。ですが、お話自体は良かったです。

『悪の経典上下』
映画化もされた作品です。サイコホラーというジャンルですので正直お嬢様には刺激が強すぎるかもしれません。犯人視点でずっと書かれておりますのでサイコパスになって読み楽しむと言ったものでしょうか。これも映画より本が断然オススメです。1000p近くあるものを二時間にまとめるというのはやはり厳しいです。
構成は先生と生徒の推理戦、結末は結構好きです。

『告白』湊かなえ

後書きにも書いてありましたが、ほとんどが個人の独白になってますので、嘘か本当かわからない部分を読み解いていく面白さがございます。またページ数も多くないので、読みやすいオススメ本でございます。個人的にはラストシーンの続きを描いて欲しかったですが、色々な事を踏まえますとあの終わり方が良いのでしょうね。

短い旅

短い三日間の旅「香港・マカオ」に行ってきました。お嬢様方は寒い毎日ですが、お元気でお過ごしでいらっしゃることと存じます。

今回の旅の目的は、若い時から行ってみたいと思っておりました、香港の夜景観賞でした。100万ドルの景色と言われていましたので、すごい期待でした。世界三番目との案内がありました、ヴィクトリアピーク(獅子亭展望台)。

藤堂は観光バスで行きましたが、電車があるようで、大勢の人が並んでいました。

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