合掌

立春を過ぎても、まだまだ寒い日が続きますね。マフラーが鬱陶しく、
コートを重く感じる季節の変わり目が早く来ないかなあと、待ち遠し
く思っている嘉島です。お嬢様方にはいかがお過ごしですか。

ここのところ、樹木希林さん始め、市原悦子さん、橋本治さんと10代、
20代のころから楽しませてもらったり、影響を受けた人たちの訃報が
続き、嘉島は取り残されたような寂しさを感じております。

希林さんはTVデビューの連続ドラマ『七人の孫』の時からのファンで、
若いお手伝いさん役でした。 森繁久弥さんと渡り合って演じているの
を観て、舌を巻いたことを覚えています。嘉島が中学生の頃です。

お手伝いさん役が続きますが、後年、六本木ですれ違った時のお洒落
で都会的な姿に驚いたことがあります。ショートカットで、当時流行
っていたロングコートにパンタロン。洗練されていて素敵でした。

市原さんは追悼番組で『家政婦は見た』と『日本昔話』ばかり取り上
げられますが、嘉島といたしましては、舞台女優としての素晴らしい
活躍を忘れてほしくありません。

オフェーリアの配役が発表されるとブーイングが起こり、初日の幕が
上がると大絶賛に変わった、俳優座公演の『ハムレット』から、日生
劇場を爆笑の渦に巻き込んだ『クルベット天から舞い降りる』。

蜷川演出の『近松心中物語』の初演と、数々の名舞台を観てまいりま
した。日本を代表する舞台女優のお一人だと思っています。最後に、
市原さんは脚がとっても美しかったことを、付け加えておきます。

そして、橋本治さん。東大在学中に評判を取った駒場祭のポスターの
頃から、同時代を生きる一人として影響を受けてきました。病気入院
を知らなかったで、年齢の近い橋本さんの訃報は、ショックです。

『桃尻娘』を始め、各種の評論集と我が家の本棚には彼の著作が多く
並んでいます。それぞれの本を手にした時のことが思い出されます。
あらためて、お三方のご冥福をお祈りしたいと思います。合掌。
Filed under: 嘉島 — 11:40

東京駅探索

敬愛せしお嬢様へ。

冬もいよいよ本格化しておりますね。
お休みの日にお出掛けするのもなかなか大変な気候でございます。

そんな気候の中、時任がお勧め致しますお出掛けスポットがございます。
それは、、、
『東京駅 地下』でございます。

あまり名が轟いてはおりませんが
東京駅の地下街は、他の都内駅と比べても呆れるぐらいに広く
そして季節折々のイベントや、様々なテーマに分かれた「ストリート」ごとの名店が溢れ返っておりまして、一日かけても巡りきれぬアミューズメントパークのごときでございます。

やはり飲食店が多うございますが、懐かしいオモチャ屋のようなテンポや、地域のアンテナショップ、芸術的なケーキを飾るお菓子の銘店など、お散歩にそぞろ歩いているだけで様々な発見がありとても楽しゅうございます。

そんな東京駅地下を散策したあとは、伝統あるビアホールで一息でございます。

大変広い店舗の一角で、懐かしいデパートの食堂のような食品サンプルに目を奪われながら、ドイツ風の陶器ジョッキでご用意頂ける麦酒に喉を潤され、そして名店ながら非常にリーズナブルでボリュームある食事にお腹を満たされ、夢心地でございました。

冷え込みが厳しい休日や、雪の日など、お外のお出掛けが億劫なときは。
ちょいと東京駅に参りましての探検などいかがでございましょうか?

探検なさって良い場所を発見なさったら、ぜひ使用人たちにも教えてくださいませ。
Filed under: 時任 — 19:00

アルテミス

お嬢様、最近冷え込んでおりますが体調崩しておりませんか?
お風邪を召されませんようしっかりと温かくしてお過ごし下さいませ。
世間ではインフルエンザも流行っておりますので充分にお気を付け下さいませ。

今回は私が初めてお屋敷のティーサロンに足を運んだ時の話を少しだけ致しましょう。

今から5年程前の事でございますかね。
まだまだページボーイとして勉強している頃でございます。私は今よりも身体が大きく、ページボーイの為に用意している服達を、着る事が出来ませんでした。
ページボーイでありながら身体の大きな先輩のフットマンから燕尾服をお借りして着ておりました。


ページボーイはフットマンになる為に、日々紅茶やカップ、お給仕の仕方、礼儀作法や様々な物事に関して勉強をしております。
私は紅茶が嫌いと申しますか、正直に申しますと苦手でございました。

やはりティーサロンでお嬢様に仕える以上、知らなければならない事がたくさんあるのです。
紅茶は1番の難関でございました。
先程も申しましたが紅茶が苦手で、今まで紅茶に関わらないように生きて参りましたので、先生達が何をおっしゃっているのか、全くわからなかったのです。

わからないながらも紅茶の勉強をしておりますと、眼鏡にチェーンを掛けた先輩のフットマンが声を掛けて下さいました。

「君は紅茶が苦手なんだね、ただ紅茶には色々な種類があるから、苦手意識を持ってすぐにだめだなんて思わないで。紅茶が苦手なら、茶葉を使っていないノンカフェインティーやフルーツティーもあるから興味を持ってほしいな!」

当時は今よりもアレルギーが酷くなかったので、フルーツメランジェをイメージした紅茶を淹れていただき、とても酸味が強く苦手だなと思っておりましたら、お砂糖を入れて下さいました。
そのフルーツティーを口にすると香りと甘さ、そして苦手と思うきっかけになった酸味が絶妙に合わさり、本当にフルーツメランジェを頂いているかのような味に変化したのです。
とても感動した事を今でも覚えております。

「紅茶と言ってもストレートで飲むだけじゃなく、色々な飲み方があるんだよ。それに苦手って事は、紅茶が苦手なお嬢様の気持ちもわかるって事だからいい事だよ。少しずつで良いから頑張ってね。」

そんな事を言って彼は屋根裏に消えて行きました。



寂しくなりますね。


綴り過ぎてしまいましたのでこの辺で辞めておきましょう。
昔話を聞いて下さりありがとうございます。
いつかまた綴らせていただければと存じます。


今の私があるのは、彼がきっかけをくれた事も1つでございます。ありがとうございました。
Filed under: 水瀬 — 16:40

いつでも夜の黒い瞳

有村でございます。

2月は日数が少のうございますね。

2月が30日まで在れば
2月にやり残した事をどうにかするチャンスが増えたり、
冬を少しでも長く楽しんだり
別れが少しだけ遠いところになるのにと、

その様なことばかりが浮かんで参ります。


もうすぐ3月。この二か月間、お嬢様は年明けに立てた目標をどれくらい達成できましたか?
どの様に終わらせるか。それをイメージして小さな目標を少しずつ達成して行く先に
大きな目標の達成という名のゴールがある事と存じます。

どの様なゴールを目指すか。
今までたくさんのお手本となるものを拝見して参りました。
今回もまた、でございます。

数多の兄や弟と想える者達への感謝の想いと共に
私も先へ進んで行ければと存じます。
Filed under: 有村 — 23:50

そんな美術展いかがでしょう。

お嬢様、ご機嫌麗しゅうございます。

瑞沢でございます。


お給仕をさせていただく様になって、自分ではあまりいただかない紅茶の種類に触れる機会が増えてまいりました。


ティーカップに紅茶を注ぐと、個性豊かな水色の違いに魅せられます。深い琥珀色やオレンジ、紅色に淡い透き通る黄色などです。

紅茶を注がれたティーカップは、完成された美術品の様に感じます。



ティーカップの美術展。そんな展示会も楽しいかもしれません。



これからもお嬢様にお寛ぎの空間としてティータイムを過ごしていただけるよう精進致します。
Filed under: 瑞沢 — 16:40

黒甘

2月といえばなにを想像致しますか?

バレンタインデー?節分?立春?

お屋敷ではやはりバレンタインデーが1番関わりが深いでしょうかね。

2月はそういう事もございましてチョコレートが大変美味しい季節でございます。

チョコと申しましても様々ございますが皆様はどんなチョコレートがお好きでございますか?

私はホワイトチョコレートが大好きでございますが、ギフトショップやサロンで様々チョコを食べることによって少し苦味のある本来のチョコもやはり美味しいと改めて感じるようになりました。

最近で申しますとギフトショップでご用意しております焼きショコラには感動致しました。

サクッとした食感で始まりジュワッと広がるチョコの感覚、ほのかに苦く甘い味わいは是非ともお手にとって感じてみて下さいませ。

定番ではございますが柑橘系とチョコレートの組み合わせも凄く美味しく感じます。

先日までご用意してたクピドもそうですが、ギフトショップにご用意してるハートの贈り物にも柑橘系、レモンのチョコレートがございますので、酸味と甘みが織りなすハーモニーを是非とも味わって下さいませ。

私もまだまだ知らないチョコレートがあるかと存じます、もしオススメのがございましたらお教え頂ければ幸いでございます。

ではまたサロンで、ドア前で、ギフトショップでお待ちしております。
Filed under: 桐島 — 11:00

黒い現と白い夢(仮)

第四章(下)

浅葱の妄言に端を発したこの奇妙な事件。

いや、事件と言える程の事でもない、か。

浅葱の記憶が倒れたショックで少々混乱しているだけだ。

美味しい紅茶でも淹れて、一息つけば彼の絡まった記憶も解けよう。

隈川さんには申し訳ないが、試作品ではなく改めて淹れてもらうとしよう。

そうだな、不安定な気持ちを落ち着かせるにはまろやかでほっこりとした甘い香りのアッサムにしよう。

さて、そろそろ私の優雅な休日を返してもらわなければな。


(more...)
Filed under: 黒崎 — 14:00

芽吹く新芽のように

お帰りなさいませ、お嬢様。
お初にお目にかかります、櫛方と申します。
この度、大旦那様よりティーサロンでのお給仕を許されまして、先日よりお仕えしております。
まだまだ勉強の日々ではございますが一生懸命お仕え致します。
なのでどうか温かい目で見ていただければと存じます。

さて、初めての日誌なので簡単な自己紹介をさせていただきます。
いきなり私の最近の趣味から話すのはどうかと思いますが…
もとより食べることがとても好きでございまして、最近はお休みを頂いた際に街角にある精肉店のコロッケを食べ歩くのがとても楽しみでございます。
ああ、一口食べたときの衣のサクサク具合…
その後に広がるじゃがいもの本来の甘みとお肉の香ばしさたるや…
思い出すだけでお腹が空いてまいりますね。
また、動物が好きということもあり動物園にや水族館にも足を運ぶこともしばしば。
可愛らしいものを見ては癒やされるのも一つの楽しみにしています。
その他には音楽を聞いたり、コロッケを食べたり、料理を研究したり、コロッケを食べたりしております。
いずれ美味しい料理についてお話できればなと思っております。

まだまだ寒い日々は続くようで、つい先日では雪も降ってまいりましたね。
その中でも私は雪の下で芽吹くのを待つ新芽の如く、
いずれ大きな花を咲かせられるように誠心誠意お給仕に努めて参りたいと存じます。

それでは、お早いお帰りをお待ちしております。
寒暖差にやられ服選びに戸惑う櫛方でした。
Filed under: 櫛方 — 22:00

使用人の幸せ

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
隈川でございます。

私事ながら、先日伊織から本を借りました。

かつて英国に実在した使用人たちの体験談や歴史、当時の様子などを記した資料です。


自身の命を投げ出し主人の一家を守ろうとした執事の話。

女主人に憧れを抱き、舞踏会に忍び込んだフットマンの話。

おとぎ話の世界の住人に憧れた舞台役者が、屋敷の門を叩き使用人として生きる話。

どの話もとても興味深く、先達のエピソードは大変勉強になりました。

遠い昔の海の向こうの使用人たちの語る言葉に共感を覚え、憧れ、自身の未熟さを恥じつつも、使用人として今生きていることを誇らしく感じる。不思議な感覚を味合わせてくれるとても素晴らしい本でした。



本の一文に「使用人は腕を磨くあまり、自分の技術に誇りを持ちすぎることがある。使用人(サーヴァント)とは常に誰かの為にサービスを行う者であることを忘れてはならない」と書かれておりました言葉は特に印象的でした。

紅茶の腕も給仕も舞台上でのパフォーマンスも、技術を磨くことは手段でしかなく、お嬢様にご満足いただくことこそが目的であることを常に忘れてはいけませんよね。

これからもお嬢様のお役に立てるよう、精進いたします。


隈川
Filed under: 隈川 — 17:00

2月

八幡でございます。
まだまだ寒い日々が続いておりますね。





もういい加減寒いのは良いのではないかとコタツの中で丸まりながら思っております。






個人的にはこのような季節は特に外に出るのがとても寒うございますし、全くもって外に出るメリットを感じておりませんが今年は色々なところに出かけようと思い、初詣に行ってまいりました。
勿論おみくじも引いてまいりました。








結果は凶でございました。








「うわ〜〜最悪だ!!!!!!!!!」








なんて勿論一切思わず無の感情で作業的に凶だったおみくじを結んで自室に戻りました。








では、また来月。
Filed under: 八幡 — 22:10