Cave

2026年の下半期が始まり、まだ空白の多いカレンダーを眺めておりました。

ゆとりのある時間があることに少しずつ寛容になってきた能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

 

先日、自室にありますワインセラーがうんともすんとも言わなくなりまして、

以前よりもさらに本数の入る、新しいセラーを招き入れることになりました。

もう何年振りでしょうか熟成しておりますワインたちと再会を果たしまして、

お前ずっとそこにいたのかという旧友との一幕のような気持ちでございます。

 

貯蔵しておりますワインは、特に2010年代前半ヴィンテージのものが多く、

2026年を迎えた現在では、おおよそ10年以上の熟成期間を経ております。

まだ真価を発揮するには時間をかけてもよさそうなワインもございますし、

一方でもうピークアウト気味、飲み頃を見失ったかも、というような子も。

 

流れ過ぎゆく時間を愛し、過去に眺めていた景色を取り戻すことができる。

ワインの真髄は、時空を超えた感動を得られる点だと私は思っております。

2014年ヴィンテージに最も愛着が湧きますのも、それゆえでございますね。

 

年を経るごとに少しずつ色彩を変えていく庭園を執務机越しに眺めながら、

今宵はそのうちひとつのタイムカプセルを開けることにいたしましょうか。

 

能見

Re:

ご機嫌麗しゅうございます。
米澤でございます。

今年の6月は予想よりも涼しくはありましたが、寒暖差などで体調を崩されてはおりませんか?
夏風邪を引かぬようお気をつけ下さいませ。

先日の中島とのアントワネットにつきましてはありがとうございました。
同期である中島と共にお嬢様のために何か催し事をさせていただくことは念願だったので、個人的にも嬉しゅうございました。
終わった後も2人で話す時間を作り、非常に素敵な1日を過ごすことができました。

また7月13日には荒木田とのカクテル「Re:IROHA」をご用意しております。
各々が思い入れのあるカクテルをアレンジし、ご提供させていただく予定でございます。

初心を忘れないよう、心が動いたあの時のワクワクを忘れずにこれからも過ごしていきたいものです。

これから本格的な夏の暑さが待っていることでしょう。
体調管理にはお気をつけくださいませ、私も体調管理を怠らないようにいたします。

それでは。

日に焼かれ 家に帰れば 誰そ彼

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様、お坊ちゃま。
藤波でございます。

湿度も相まって寝苦しい日々が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

以前日焼け止めのお話をさせていただきましたが、
暑さを心地よく乗り越えるには対策グッズの使用だけではなく、飲食の工夫も効果てきめんであると考えております。

お食事であれば、塩味を感じられたり、素麺などの食べやすさ、喉越しの良さ。

お飲み物であれば、冷たさはもちろん、柑橘系やミントなどのさっぱりとした風味が恋しくなりますね。

冬に温まりながらアイスを食べるのと同義で、涼しい部屋で麻婆豆腐などの辛いものを楽しみたくなるのは、ひとのちいさな業でしょうか。

話が一転いたしますが、そんな私は7月10日に初のミニバーを開催させていただきます。

暑い時期にお楽しみいただけるようバランスも考慮し選定いたしました4種類のカクテル、モクテル。

中には「はじめまして」のものもあり、自ら作り出した味や色を眺め、味わい…
「貴方はこんなに素敵な色をするんですね」などと心の中で会話をしながら、逢瀬を交わして参りました。

グラスに注がれるあなた方が、これからどれほどの安らぎや笑顔を生み出すきっかけになるのだろう。
私が心を込めてお作りしたものが、お嬢様やお坊ちゃまの心にやさしく寄り添いますように。
と、試作を重ねる上でワクワクいたしました。

ぜひ、ご帰宅を心よりお待ち申し上げております。

…ううっ!

アルコールが回ってまいりました…!

藤波

ある日のコーヒーのお話 ~ホンジュラス ブエナビスタ農園~

お嬢様、お坊ちゃま、奥様、旦那様。

ご機嫌麗しゅうございます、山岡でございます。

 

この手記をしたためる頃、世間は梅雨入りをいたしました。

この手記をご覧いただく頃、主はいかがお過ごしでございましょうか。

 

先日新たなコーヒー豆を求め、街を散歩しました。

そこで出会った豆が

「ホンジュラス ブエナビスタ」というものでした。

ホンジュラスは世界コーヒーシェア6位の国で

スペシャルティクオリティの豆の生産が主で

近年コーヒー豆生産において注目を集めているそうです。

豆の特徴は酸味苦味どちらかに偏り過ぎることのない

中性的な味わいがよくあげられております。

ホンジュラスの公用語はスペイン語でして、

ブエナビスタというのはスペイン語で「良い眺め」を意味するそうです。

農園自体はホンジュラス中心から少し西の方に位置し、

生産量の少ない小規模農園だそうです。

 

だそうですばかり。。覚えたての知識を記しました。

というのも私自身ホンジュラスの豆を頂くのは今回が初めての事でして、

昨今はアイスコーヒー用ブレンド豆を自身でブレンドする事に暫く勤しんでいた為、

スペシャルティクオリティの豆をシングルで求める機会は久しくございました。

 

テイスティングノートには

オレンジ、ストーンフルーツ(桃やプラムなどの種の大きい果実)、ブラウンシュガー

と記されております。

手に入れた豆屋さんの焙煎は一律中煎りとのことでございました。

 

味わってみましょう、まずはホットで。

豆を挽いた瞬間の香りは格別でございますね。

まさにこの瞬間しか嗅げない香りでございます。

ノートにある通り香ばしさと甘さからはブラウンシュガー系の香りを感じられます。

そして中煎りと聞いていたにはやけに明るい、浅煎りのような豆の色でした。

抽出している最中からフルーティーな香りが立ち込めます。

出来立ての香りは桃の香りが一番強くございました。

飲んでみます。うむ、酸味が強い。

ちなみに抽出は中挽きで90度です。

普段苦みの強い豆を好むので特に酸を強く感じました。

確かにバランスで言えば中性的なのでしょう。

平たく言えば日本には馴染みの薄いタイプの酸っぱいコーヒーです。

新鮮なコーヒーチェリーの酸味と甘みをしっかりと感じられるタイプの、

ジュースのような捉え方が適している味わいでございました。

これからの季節にはこういった味わいでスッキリと楽しむのもよぉございますね。

 

アイスコーヒーでも飲んでみました。

急冷製法、抽出は細挽きで100度です。

予想通り、非常にスッキリとした味わいで、アイスティーのように飲めます。

甘味を入れていないのにほのかに甘い後味がします。

初見でいきなり出されると恐らく何を飲んでいるかわからないような味わいです。

悪い意味ではなく、それだけ一般的に思われているコーヒーの苦みがこのコーヒーにはないということです。

この苦みの少なさと酸味と甘みの強さこそ、

サードウェーブコーヒー特有のスペシャルティクオリティのコーヒー豆たちの特徴と言えます。

 

お嬢様お坊ちゃまもホンジュラスの豆で

新たなコーヒーの味を知ってみるのはいかがでしょうか。

お外の世界で出会えましたら是非飲んでみてくださいませ。

古谷でございます

日差しの強い毎日が続いております

いかがお過ごしでしょうか

白昼の熱気に包まれた一日の終わりには

どうぞお召し上がりなさってください

今宵の一杯を

グラスに満ちるきめ細やかな泡が
夜空に散りばめられた星々を
閉じ込めたかのように煌めいております

そのままお楽しみいただくのはもちろん、
お好みのリキュールを添えていただくのもよろしいかもしれません

残る余韻が
ひと夏の宵をより印象深いものにしてくれます

そのひとときが
かけがえのない思い出となりますように

お嬢様と夏の思い出に

乾杯

笹の葉サラサラ

司馬でございます。
皆様、お健やかでいらっしゃいますか?

七月に入りましても、どんよりとした陽気が続いております。
カラリとした晴天が続くのは、いつ頃なのでしょうか?

もっとも、あまり陽射しが強烈になりすぎてしまっては、お体の調子も心配になってしまいます。
今のうちから、夏本番の暑さに備えつつ、ゆっくりとコンディションをお整え下さいませ。
ご無理は禁物でございますよ。

さて、7月の初めには恒例行事の七夕がやってまいります。
玄関には笹の葉が飾られ、使用人たちの願い事をしたためた短冊が下げられます。
恐れ多いことながら、今年はいつにも増して、多くの使用人の願い事が、賑々しく飾られております。
ご一読いただきまして、お嬢様方のお出かけの座興にでもなれば、うれしい限りでございます。

とはいえ、お嬢様方の願い事は、使用人の願い事。
お嬢様方も、どうか堂々と短冊を笹の葉に掲げてくださいませ。
主の本当の望みを知り、それを叶えるために粉骨砕身するのが、我々一同の真の望みでございます故に。

では、良き七夕をお迎えくださいませ。
当日の夜は晴天に恵まれて、満天の星々が見えるとよろしゅうございますね。

文月

暑い日が続いておりますが、お嬢様いかがお過ごしでしょうか。
乾でございます。

少し前に「バックムーンBuck Moon」と言う言葉を知りました。
アメリカの先住民が名付けた7月の満月の呼び名でございます。
北米に生息するオスの鹿(バックBuck)の立派な角がこの時期に新しく生え変わる事に由来しており、生命力や成長の象徴とされております。
角が生え変わる鹿の習性から、バックムーンの時期は「再生」「成長」「新しい自分への生まれ変わり」に最適なタイミングと言われております。
過去の失敗やネガティブな感情を手放し、新たな目標に向かうエネルギーをもたらしてくれると信じられております。

お嬢様も新たな試みに挑戦してはいかがでしょうか。
きっと良い結果が待っているかもしれません。

では、お嬢様のお帰りをお待ちしております。