Catalyst

今年は暑くなるのが遅くて良いと思っていたところ寝首を掻かれました。

日傘を買うはいいものの、そのたびに紛失してしまう能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

 

クリームソーダのグラスに結露が滴る様子を眺めながら、読書する時間。

目の前の事象に集中する環境を整え、全てを忘れ物語に没頭いたします。

自分だけの隠れ家に浪漫を感じるのは、きっと私だけではないはずです。

 

高校生時代の夏休み、私はよく近くの図書館にずっと籠っておりました。

ときに複素数平面と向き合い、ときにトムとメアリーの会話を聴きながら。

カフェで勉強することが増えた大学生になってからは赴くことがなくなり、

私にとってのその図書館は、青春の思い出が封印された場所となりました。

 

この日誌を書いているうちに図書館の様子が知りたくなり、HPを覗くと、

以前よりも洗練されたページが出てまいりまして寂しさを感じると同時に、

掲載されているところどころの写真に時代を感じて、嬉しくもなりました。

 

記憶を動かすのはいつも偶然。時間を超えて思い出が蘇ってまいりました。

郷愁の想いが増えるのも、人生の経験が重なってきた証拠かもしれません。

大人になってからしか味わえない楽しみを、また増やすことができました。

 

記憶の引き金は普段の生活の中でもたくさん転がっているものです。

僅かなきっかけから想いを巡らせるのも、大人の醍醐味でございますよ。

 

能見

犬の日

そうめんを塩とオリーブオイルで食べることを永遠にいじられ続けています。

伊織でございます。

 

 

暑さ寒さも彼岸までとは申しますが、はたしてこの言葉が生まれたころの人々に現在の日本を体験いただいたらどのように感じることでしょうか。

暑さ寒さも立冬まで、なんて考えを改めることでしょうか。

願わくば昨年のように、秋らしい秋を感じたいものです。

 

 

夏日、真夏日、猛暑に酷暑、果ては極暑にいたるまで、暑さの表現もますますエスカレートする昨今、極暑の果てにはどんな言葉が生まれてくることやら、想像するだに楽しいやら憂鬱やら複雑な思いでございます。

 

 

英語でDog Daysという表現があります。

直訳すれば犬の日なわけですが、犬を愛でる日ではありません。

1年でもっとも暑い期間を表す慣用句でございます。

 

 

犬も倒れるほどの暑さというわけではなく、ここで言う犬とはおおいぬ座のことであり、さらにはその一等星シリウスのことなのだそうです。

夜空でもっとも明るい星であるシリウスが1年でもっとも暑い時期、太陽と共に上り太陽と共に沈むことから名付けられた、というのがざっくりとした由来とのことです。

 

 

さてさて、この夏日本においてDog Daysと呼ぶべき時期はどこにあたるでしょうか。

お嬢様にはどうか十二分にご自愛いただきつつ、残暑の短いことを祈りましょう。

つづけること

今年は8月7日が暑中見舞いと残暑見舞いの境とのことでございます。

 

 

早晩、酷暑見舞いなる言葉を使う日も来るかもしれないななどとぼんやり考えております香川でございます。

お嬢様方、いかがお過ごしでしょうか。

 

 

今年は四年に一度の祭典が二度行われるという、世界の結びつきを感じる節目となってくれることを祈らずにはいられぬ年でございますが、いよいよ後半でございますね。

 

 

様々なことが起こる中ではございますがとにもかくにも、お嬢様方におかれましては肩の力を抜ける瞬間が少しでも多く訪れますよう、切に願うばかりでございます。

 

 

話は変わりますが、先日ギフトショップにてティースプーンを扱ってございました。

茶葉を計量するためのものではございますが、経験上「長年の勘」というものに左右される器具という認識でございます。

 

コンマ数グラム異なるだけでも淹れたお茶の味は変わるもの。

ティースプーンにて自身の好みの味というものを突き詰めていくには、かなり手になじませる必要があると感じます。

 

 

7月末あたりに数回紅茶係を仰せつかったのでございますが、何度か淹れておるうちにだんだんこの「勘」というものが戻ってくるのを実感いたしました。

 

 

やはり道具は愛情をもって使いつづけることでございますね。

 

 

どうされました、お嬢様?

久しぶりに見たくなった作品がある、でございますか。

 

 

では映写室に準備させておきましょう。

 

 

お持ちする紅茶は、、

アッサムでよろしいですかね。

 

 

お早目のお戻りをこころよりお待ちしております。

葉月

厳しい暑さが続いておりますが、お嬢様いかがお過ごしでしょうか。
乾でございます。

今回は私の夏休みの思い出に少々お付き合いくださいませ。

小学生の時、午前中は学校のプールで遊んでおりました。
午後お昼を食してからは友人宅に遊びに行くか、学校の校庭で鬼ごっこやら缶蹴りやらかくれんぼをしていた記憶がございます。
現在より夏の平均気温が低かったので熱中症になる事もございませんでした。

中学生になると、野球部におりましたので基本的に午前はグラウンドで練習でございます。
午後は室内での筋肉トレーニングが多かったと記憶しております。
3年生になり野球部を引退すると父の勤務先にアルバイトに行っておりました。
アルバイトで得たお金とためてあったお小遣いで初めてのギターを購入しております。

高校生になっても野球部での練習が基本でございました。
ただ自宅から20キロ近くを自転車で通っておりましたので、練習終わりに仲間達との買い食いがとても楽しかったと記憶しております。
また、3年生で引退すると今度は運転免許を取得するために自動車学校に通っておりました。

こうして考えてみますと、自宅以外にも小学校から高校までそれぞれの学校が、私の居場所だったのだと改めて思いました。
幸せな少年時代を過ごせたのだとも感じております。

お嬢様方の子供時代の思い出などお教えくだされば嬉しゅうございます。

では、お嬢様のお帰りをお待ちしております。

 

古谷でございます

ご体調にお変わりはございませんでしょうか

夏の日差しは日ごとにその熱量を増し、一方でお身体への疲れを知らずうちに募らせる季節になってまいりました

くれぐれもご無理はなさいませんように

それでも厳しい暑さばかりでは決してなく

澄み渡る青空

夜空を彩る花火

心を和ませる涼やかな音色など

美しい景色に出会える日々できっとあるはず

この夏が貴女にとって

どうか笑顔にあふれる季節でありますことを祈っております

クリームで会いに行けますか

いかがお過ごしでございますか。桐島でございます。

今月はミニバーを2回行わせていただきます。特にバニラセーキは1番よく作らせていただいてるカクテルでいつかご用意したいと考えておりましたが今回満を持して作らせていただきます。

この暑い夏に出来立ての飲むバニラアイスを是非ともお楽しみくださいませ。

毎年暑い夏をどう攻略するか考えておりますが今年はとにかく栄養価の高いものを食べて乗り切ろうとかんがえております。

その中でつかっているのが完全食卵でしてほぼ毎日のように卵を使った料理を作っております。

お給仕がある日は、かに玉、トマ卵、ニラ玉、卵焼き、親子丼をローテーションして毎朝作り給仕に臨んでおりおかげさまで夏バテなどなく過ごしております。

今回のバニラセーキも卵を一つ使うカクテルでございます。少しでもお嬢様のご健康を守れれば幸いでございます。

お嬢様も夏を乗り切るために何をなさっておりますか?是非ともお教えいただければ幸いです。

いつかをゆめみて

昨日の自分より少しだけ成長してたらそれでいいと思っております。

失敗することも上手くいかないことも多くある人生の中で、昨日の自分よりも上手にできたと失敗がなくなって理想の自分に近づけたと思えたら、それがきっと幸せなことだと信じております。
そんな私が今一番力を入れていることが英語でございます。
このご時世、英語は必須と言っても過言ではありません。できないよりできる方が良いのも当たり前のことでございます。
一流の使用人として、お嬢様に恥じない働きをしていくと覚悟を決めたのならば避けては通れない道であります。
きっと学びを深めていけば、いつしか胸を張れる理想の自分になれると思い筆を取りました。
はじめは簡単な単語を覚えることから、洋画や洋楽にも触れてみたり、好きな曲の英語の歌詞を訳してみたりと楽しい日々でございました。
自分で作った練習問題に丸が多くなっていくこと、知っている英語が増えてゆくこと、分からないが分かるようになって自信がついてきました。
もっともっと出来るんだと、過信は進み、筆を取る時間は長くなってきました。
けれど、人生というものはそう上手くは進んでくれないようでございます。
新しいものを覚えると古いものが抜けていく、古いものを拾い直そうとすると新しいものがどこかへ行ってしまう。
記憶のキャパシティを超えて、溢れたものを取り返そうとするうちに、私の心は疲弊してしまいました。
ああ、やはり私にはダメなんだ。
口では大丈夫だと言ってみても心はそれを嘘だと知っています。
いくら順調そうなことを言ってみても、進まないページ数が現実を見せつける。
「出来ないならやめてしまえばいい」
諦めてしまえば、もう終わりと言えたなら、どれだけ楽なのか。
一冊使い切ったノートを見て「自分は頑張った」と言えば自分を慰めることはきっとできる。
それっぽい理由さえあれば。
しかし、それではダメだと、それではきっと将来の私は頑張ることを頑張れなくと知っています。
苦しくても、悔しくても、辛くても、歩み始めた足を止めることはできません。

いつかその時正しく後悔できるその時まで、お嬢様お坊ちゃまに胸を張れる使用人になれるまで、みっともなく足掻いてみようと思います。