今年は暑くなるのが遅くて良いと思っていたところ寝首を掻かれました。
日傘を買うはいいものの、そのたびに紛失してしまう能見でございます。
お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。
クリームソーダのグラスに結露が滴る様子を眺めながら、読書する時間。
目の前の事象に集中する環境を整え、全てを忘れ物語に没頭いたします。
自分だけの隠れ家に浪漫を感じるのは、きっと私だけではないはずです。
高校生時代の夏休み、私はよく近くの図書館にずっと籠っておりました。
ときに複素数平面と向き合い、ときにトムとメアリーの会話を聴きながら。
カフェで勉強することが増えた大学生になってからは赴くことがなくなり、
私にとってのその図書館は、青春の思い出が封印された場所となりました。
この日誌を書いているうちに図書館の様子が知りたくなり、HPを覗くと、
以前よりも洗練されたページが出てまいりまして寂しさを感じると同時に、
掲載されているところどころの写真に時代を感じて、嬉しくもなりました。
記憶を動かすのはいつも偶然。時間を超えて思い出が蘇ってまいりました。
郷愁の想いが増えるのも、人生の経験が重なってきた証拠かもしれません。
大人になってからしか味わえない楽しみを、また増やすことができました。
記憶の引き金は普段の生活の中でもたくさん転がっているものです。
僅かなきっかけから想いを巡らせるのも、大人の醍醐味でございますよ。
能見