月と団子

お嬢様、お坊ちゃま、
ご機嫌麗しゅうございます。
佐倉でございます。

この頃は、秋らしく過ごしやすい日も増えて参りました。
どうやら、今年はマスカットの実りが大変良かったとのこと。
ブドウやマスカットには、お身体にも良いポリフェノールが豊富に含まれてございます。
お嬢様、お坊ちゃまにおきましては、ご機会がございましたら、是非今年の秋のお味をお確かめ頂きたく存じます。

さて、お月見の季節にございます。
夜空に浮かぶ月を眺めながら、お団子を頂いたりと、何とも風流な催しでございますね。
私、実は「お月見団子」というものを、頂いた覚えがなく、折角であれば今年は作ってみるのはどうかと市場に行ってまいりました。

……粉にも色々あるのでございますね。
お月見団子には、白玉粉なのでございましょうか?
あまり調べずに行ったものでございますから様々な粉が並ぶ前で少し立ち尽くしてしまいました。
一度手前に立ったため、どれかは求めるべきかとも考えたのではございますが、そこでふと、幼い頃の思い出が蘇りました。

あれは、まだ料理については殆ど知ることない程の幼い頃、きっと遊びのつもりだったのでございましょう。
両親がいない間に、私は小麦粉を捏ねたくなってしまったのです。
もちろん、後に母からしっかりとお叱りを受けました。
その練られた小麦粉は母が「すいとん」(であったかと存じます)に調理してくれたのではございますが、私の練り方のせいでございましょう、芯は残り、あまり美味しくはならなかったと記憶しております。
少々懐かしく、苦い思い出をふと思い出してしまった私は、何も求めずに市場を後にいたしました。
次はしっかりと調べてから、リベンジをしようと存じます。

さて、今晩の夕食はいかがいたしましょうか。
卵を落として月見うどんでも頂きましょうか。

お嬢様、お坊ちゃま、
お食事はしっかりとお召し上がりいただきまして、また元気な姿を拝見できることを心からお待ちしております。

日誌

ご機嫌麗しゅうございます。
東條です。

秋の空気をしっかりと感じる気候になって参りましたね。
立て込んでいた執務も落ち着きまして、疎かにしがちだった生活を見直そうと思い、色々考えておりました。
今回はまず食事からと、自炊の頻度を増やしました。
簡単な野菜炒めや炊き込みご飯から少しずつ慣らし、先日はハンバーグも作ったりと進歩が見られるようになって参りました。
自分でバランスを考えながら食事を作るというものは存外楽しいもので、最近は休館の日の楽しみの一種にもなってございますし、自身の顔色も良くなったような気がしております。

お嬢様・お坊ちゃまもしっかりとお野菜、お肉をバランスよく摂取しましょうね。

もし難しいようでしたらお屋敷にてシェフと共にお食事を振る舞いますのでお顔をお見せ下さいませ。

Vitrail

ようやく長い雨が上がり、怪しげで妖艶な空気が立ち込めるこの季節。

本場ハロウィンの本格さに武者震いをいたしました能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

 

今月に入りますと気候柄、ようやく心地よく庭園を散歩することが叶い、

胸中でつかえている考えごとをまとめる時間を設けることができました。

執務室で書類を見つめているよりもいくらかよい効果が出ておりまして、

身体を動かしながらの方が、思考回路が整う性格なのだなと思いました。

 

振り返りますと、九月の間はずっと雨音と過ごす毎日でございましたね。

傘をさすのが差すのが苦手な私ですが、肌身離さず携帯しておりました。

しかしながら止まない雨はございません。昔も今も、そしてこれからも。

かつての偉人は勇気づけてくれる素敵な言葉を残したものでございます。

 

目を閉じると、これまでの思い出たちが、頭の中を巡ってまいります。

年末が近づいてきたからでしょうか。物想いに耽ることも増えました。

結局、本年新たに始めたいと思ったことには手をつけることができず、

目まぐるしく変わる日々を、がむしゃらに生きることに精一杯でした。

 

ただ、そのような毎日にも、きっと意味があるのだと思います。

 

大切なひとつひとつの欠片が重なりますように。

また、丁重に紡いでまいりましょう。

 

能見

ながあめ

お嬢様、お坊ちゃまご機嫌麗しゅうございます。

冴島でございます。

10月に入りすっかり秋らしい気候になってまいりましたがいかがお過ごしでございましょうか。

9月は雨が降り続きなんとお屋敷のある東京では観測史上初9月の全日で降水を観測し、統計開始以来初の「9月すべて雨」となったそうでございますよ。

日光も弱く2026年9月の東日本太平洋側における月間日照時間は平年比46%となり、統計を開始した1946年以降で過去最少を記録したそうでございます。

日照時間が短いと我々人間は憂鬱な気分にもなりますがそれは植物も同じにございます。

常に雨が降っていると水をあげるタイミングも難しく我が家の植物にも元気のないものもいくつかおりました。

そんななかでも花を咲かせ実をつけるものもございます。

今回は夏に気まぐれで植えてみた鷹の爪を紹介したく存じます。

雨が多く日光も少ない中でも花を咲かせ

 

 

 

 

 

受粉すると

 

 

 

 

 

 

 

水をあげる時によく注目してみると

 

 

 

 

 

 

 

このように実をつけておりました。

果たしてこのあと無事に熟し無事に実りの秋を迎えることができるでしょうか。

香辛料として非常にポピュラーで優秀な鷹の爪。

無事に収穫できた暁には冬の調理に使うのが楽しみでございますね。

 

冴島

瞬き

いかがお過ごしでしょうか。桐島でございます。

一年とは早いものでもう秋でございますね。

後半に差し掛かり来年への準備も増えていくことかと存じます。

私としては来年に向けてもう少し外への関心を増やしていければなと存じます。

というのも日々のトレーニングや趣味の料理、絵を描くこと、お給仕に必要な勉強など、どれも自室で済ませられることばかりで少々外への関わりが薄れておりました。

お仕えするにあたり小さな世界しか知らないのは少々頼りない人間になってしまう気が致しまして、先日からなるべく出歩く様にしております。

その一環で先日は東京の中心部新宿にいってみました。

人が多すぎて酔いました。

お屋敷周りとは違い人もなんというかギラギラしていて新鮮な驚きを感じました。

落ち着きも大事ですが時にはこう言ったエネルギッシュになる事も新たな変化には重要だなと感じたしだいでございます。

そしてなんとなく立ち寄ったデパートにてお魚を買い家でいただきました。

そちらにて焼き魚と味噌汁を作り晩御飯にいたしました。

普段お肉と卵ばかりでしたのでたまには良いかなと存じましたが、お米、味噌汁、お魚だけなのにとても満足感がありしっかりとお出汁をとった事もありますが。ここ最近で食べた中で1番美味しくできた料理でもございます。

新宿に始まり味噌汁に終わるなんともギャップのある1日でございましたがとても有意義な1日でございました。

お嬢様はどんなところにお出かけでございますか。是非ともお教え頂ければ幸いでございます。

それではまたお屋敷でお会いいたしましょう。

休暇を満喫して

久方ぶりに遠出をしてまいりました。

休館の日に合わせお休みをいただき向かった先は九州でございます。

数年振りに帰りました地元は少しだけ姿を変えておりまして、懐かしさと寂しさを感じながら電車に揺られました。

父からは「戻ってくるなら先に連絡をしなさい」と言われ、母からは「やっぱりお土産のセンスがないね」と言われ、妹からは「兄より出世してるよ」と言われてしまいました。

数年振りに会うのに、と思いつつも温かく迎えてくれた家族に少しだけ目頭が熱くなりました。

その日の夜に母はサプライズで誕生日ケーキを用意してくれました。

「当日に帰ってくればもっと良いものを用意してあげる」

来年忙しくなければねと伝えると「妹の方が大変そうだけど」痛いところをつかれてしまいました。

そんな和やかな夜が開ければ、あっという間に出発の時間です。

本当ならもう少し長く留まっていたい気持ちもありましたが、私にはお屋敷に戻り自分のお仕事を全うする責務がございます。

名残惜しさを抱えながら早朝にも関わらず見送りに起きてくれた家族に別れの挨拶を。

「またいずれどこかで」

とりあえずは妹に負けないようにもっともっとお給仕を頑張ろうと思いました。

10月

やっと秋らしい空模様になってきましたね。
お嬢様、お坊ちゃま、奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
山岡でございます。

9月が過ぎました。
8月末のサマーコンサートが終わり、
少し日常が帰ってくるかと思いきや、
9月9日の芸術サロン、15日と25日のワインデーと、
毎週何かしら普段のフットマンとしての給仕とは異なる新鮮な執務を仰せつかり、
気がつけば10月に入っておりました。

今月はハロウィンフェアが始まりましたね。
先日はゴスロリマーケットにてお仕えさせて頂き、
月初には歌劇団の、
月末にはお屋敷のハロウィンイベントもございます。
まだまだお嬢様方を飽きさせぬように
様々な催しと共にお屋敷の日常をお楽しみ頂ければと存じますので、お早いお戻りをお待ち申し上げております。