十一月は、なんの月?

司馬でございます。
皆様、お健やかでいらっしゃいますか?

ほんの少し前まで、暑さにあえいでいたと思ったら、朝夕は上着が必要なほど肌寒い日々がやって参りました。
最近、たびたび話題に出ることでございますが、とうとう日本の秋が失われてしまったかのようでございます。
そんな中でも、十一月だけは短いながらも、秋の面影を感じられそうです。

十一月。
秋の終わりと冬の始まりの狭間。
これといった行事もなく、その月らしさというものを思い出すことは難しゅうございます。
しかし、ものは考えようでございまして、年末になりますとバタバタと忙しくなり、一年をゆっくり振り返る余裕もなくなってしまうもの。
このなにもない透明な一か月で、今年を思い返してみるのも一興のような気がいたします。

また、使う機会も少なくなってしまいましたが、食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋という言葉もございます。
駆け足で秋が過ぎ去ってしまい、すぐに冬の気配も忍び寄ってまいります。
せめて、今月だけは秋の楽しさを存分にお楽しみいただければ幸いです。

なにもないと思っていた十一月でも、けっこう忙しくなりそうでございますね。
お嬢様方、どうぞお風邪など召しませぬよう、重々ご自愛くださいませ。

そろそろ、厚手の上着と冬の寝具のお支度もしませんと。

諏訪野でございます

ご機嫌麗しゅう、お嬢様。諏訪野でございます。

この度当家に、新たに以下4名のティーアドバイザーが誕生致しましたことをご報告いたします。

明石、野崎、卯月、近衛

今後もお嬢様のお役に立てるよう、しっかりと励んでまいるとのことでございますので、あたたかく見守って下さいますようお願い申し上げます。

これからの活躍にご期待くださいませ。お早いお帰りをお待ちしております。

日誌

ご機嫌麗しゅうございます。
久保でございます。

秋の運動場というのは、不思議な場所でございますね。
誰もいないはずなのに風が吹くたびに、どこか遠くで笑い声が聞こえるような気がいたします。
落ち葉がサラサラと音を立て、白いラインの上を転がっていく…
まるで、過ぎ去った季節たちが、もう一度走り抜けているようでございます。

けれど、よく見ておりますと落ち葉というのはただ散っているわけではございません。
風に運ばれながら、運動場のあちこちで小さな模様を描いていくのです。
それはまるで、人の記憶のようでございます。
形も色も違う思い出が時間の風に押され、少しずつ寄り添いながら、模様をつくっていく。

思い出とは、積もる落ち葉のようなものかもしれませんね。
時には踏みしめてしまいたくなることもございますますが、ふと足をとめて見つめると、そこに確かに自分の足跡が残っている。
あの日の息づかいや、かすかな声の余韻までもが、まだ風の中に漂っている気がいたします。
だから私は、運動場を掃くときも、すべてを片づけようとはいたしません。
少しだけ残しておくのです。
風が吹けば舞い上がり、陽が当たればきらりと光るそんな一枚の記憶を。

それはまるで、心の奥に残した小さな光のようなもの。
過ぎ去った時間を思い出すたび、静かに温もりをくれるのです。

落ち葉も記憶も、消してしまうには惜しいもの。
それらが重なり合って、今日の自分を形づくっていくと存じます。
お嬢様、私は決して落ち葉を片付けるのが面倒になったわけではございません。

そうです素敵な記憶を残しておきたいのです!

ですから、これから午後の給仕に備えてお昼寝をさせていただ、、、。

い、今一度お掃除に行ってまいります。

読書の秋(?)

お嬢様ご機嫌麗しゅうございます。綾瀬にございます。

「秋と言えば何」と申しますと様々な答えがあるかと存じます。食材の場合もあれば何々の秋と言った言葉もございますね。私は運動とお答えしたいところでございましたが根っからの出不精にございますれば、「読書の秋」を過ごしたいと考えました。
私の読書の原点は映画の原作小説を読み始めたところからでございまして、今年は話題となった映画も多くございましたからとても楽しゅうございます。そろそろ寒くなって参りましたが温かい紅茶と共に読書をなさると言うのも素敵な時間かと存じます。

ただ一点大きな誤算がございました。今年話題の映画の中にホラー映画がございまして、街中の広告などで目に入っておりました故にふと思い立ち手にとってみたのでございます。あまり造詣の深くない分野でございますからワクワクしながや読み進めますと、なかなかどうしてゾワッと背筋が寒くなって参ります。小説ならではの面白さを確かに感じつつ「絶対この季節ではない」と凍えながら強く思った次第でございます。

まぁ捉えようによっては夏と秋の風物詩を一挙に味わっているのでお得と言う事も出来るのかも知れません。なんなら紅茶には「チェーホフ」でも淹れましょうか。
おそらくまだ戸棚にあったはずでございますが………

では大捜索に参りますので本日はこの辺りで。
ご帰宅をお待ちしております。

『山岳部』2

前回の日誌の続きでございます。

御来光を見るために深夜4時に出発いたします。
20時に消灯するため三人で就寝するのですが、左を見ると目の前に的場の足がある程スペースがなかったため、わたくしはほぼ寝られませんでした。
それもあるのか、頭痛と若干の体調の悪さが襲ってきます。

深夜の登頂のため、
本当に気をつけて登らなくてはならないのですが、
宿舎から出てから頂上までの登山は

雨で目の前が霧になっておりまして、

視界が悪い、
雨で足場が悪い、
気圧での空気の薄さ、
寒さによる身体の動かなさ、
突風での吹き飛ばしと
それらを疲労した状態で立ち向かわなければいけない山の怖さをひしひしと感じました。

一度突風で後ろに飛ばされそうになった時には
これは本当に気をつけなければ
お屋敷に帰れなくなると
身を引き締めて登りました。

頂上に着いた時は少し放心状態でした。御来光は霧でほとんど見えませんでした。
となればせめて剣ヶ峰には何としても行きたい。ここからは約20分程。ほとんど気合だけで登りました。

剣ヶ峰で写真を撮る時はあまりに嬉しくて拳を突き上げて写真を撮ってしまいました。

もしかしたら何処かでその写真をお嬢様にお見せ出来るかもしれませんね。
わたくしにとっての良い思い出がまた一つうまれました。

無事目的が達成出来たのは
能見、的場のおかげでございます。彼等がいたからこそ自身を鼓舞して登ることが出来ました。
本当にありがとうございました。

帰りの馬車では

『次はどの山登りましょうか?』

という話をしながらお屋敷へ向かっておりました。

これはもはや

『山岳部』

だなと感じたのでした。

 

10月7日、そんな思い出を胸に

能見、影山でご用意したエクストラティー『富士山』でございます。

また何かしらご一緒に思い出を共有させていただけましたら嬉しゅうございます。

ノー・スイーツ・ノー・ライフ

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様、お坊ちゃま。
藤波でございます。
ようやく秋が来たと思いきや、矢の如く過ぎ去るように寒さが冬へと一直線なこの頃、いかがお過ごしでございますか?
私は相も変わらず、食欲の秋を理由にスイーツを堪能する日々でございます。

 

 

 

 

 

 

先日は火野、小瀧と共に私の自室で和梨のレアチーズケーキを作りました。

見た目もすごく綺麗にでき、お味も大変美味しゅうございました!
(私は手順やコツを説明していただけでケーキはほぼ火野がお作りし、小瀧に美味しい紅茶を淹れていただいたのはここだけの話でございます…招いた立場上おもてなしをする側なのに、おもてなしされている…?)

さて、来月から私が考案させていただいた紅茶「Lu−miel(ルミエル)」がティーサロン、ギフトショップに登場いたします。
何気ない日常を、美味しいお茶菓子や紅茶を通して素敵な一日だったと思っていただけるように、暖かさと優しさを込めた一杯にさせていただきました。
ぜひ、お試しいただければ幸いでございます。

また大変光栄なことに、11月10日(月)にエクストラティーの開催も決定いたしました。
ルミエルの可能性をより拡げるために、茶葉を使用した素敵なお品をお披露目させていただければと存じます。
ご都合がよろしければ、ぜひお試し下さいませ。

藤波

日誌

ご機嫌麗しゅうございます。

中島でございます。

 

10月に入り、朝夕はようやく過ごしやすくなってまいりました。お嬢様はお変わりなくお過ごしでしょうか。

涼しくなることは嬉しいことでございますが寒暖差が激しい時節柄、くれぐれもご自愛くださいませ。

そして先日は、荒木田と共にお作りしましたカクテルをお召し上がりいただき、誠にありがとうございました。

中島にとって初めてのカクテルデーで至らないところが沢山ございましたが、少しでもお嬢様に楽しんでいただけましたら幸いでございます。

 

カクテル作りにおきまして右も左も分からない中島に熱心に協力していただきました

相方、荒木田には感謝の気持ちしかございません。

普段はユーモア溢れる使用人の彼ですが

どうすればお嬢様に喜んでいただけるのか

真剣に催し事に向き合う姿勢には後輩の身としてとても勉強になる時間でございました。

 

改めまして限りある時間の中、我々の催しにお戻りいただきありがとうございました。

 

これからも精進して参りますので

今後ともよろしくお願いいたします。

 

では、来月もお嬢様のお戻りを心よりお待ちしております。

中島