大晦日 蕎麦の準備を お側にて

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様、お坊っちゃま。
藤波でございます。
あっという間にクリスマスも過ぎ、何かと忙しい日々が続く時期でございますが、いかがお過ごしでしょうか?

 

 

 

 

 

 

私事で恐縮でございますが、クリスマスはスペシャルなゲスト(写真右部)と共にブッシュドノエルをお作りいたしました。
今年も無事に完成させることができ、大変よろしゅうございました。いちごを使いすぎたような気もしますが、大は小を兼ねる…?でございます。
心なしかゲストの口角も上がっているように存じます。

こうしてクリスマスを重ねるごとに、「ジングルベル」や「きよしこの夜」の歌詞をだんだんと思い出せなくなりかけたので、歌詞を思い出しながら幼少の頃は沢山歌っていたなあと物思いにふけったりもしました。

記憶というのは月の満ち欠けのようで、隠れたと思ったらふと浮かび上がったりする不思議なものでございますね。
きっと今までの記憶はすべて自分の中に眠っていて、然るべきときに目を覚ますのでしょう。

また来年も、ティーサロンでのお食事やお話を通して、お嬢様やお坊っちゃまにとって素敵な思い出の星空を創り出すことが出来たら大変光栄に存じます。

年末は気温も低く、風の強い日々が続きますので、どうかご自愛くださいませ。
そして、新年をお迎えになられてまた笑顔でお目にかかることが出来ることを心よりお待ち申し上げます。

今年も一年、大変お世話になりました!

日誌

ご機嫌麗しゅうございます。お嬢様。

12月も後半になりいよいよ年末でございます。

今年は暑い日が長く続きまして暑い日が苦手な私は日々苦戦してございました。

最近は急激に気温も下がり極寒の日が続いておりますが一つ気が付いたことございます。

私、寒いのも苦手みたいでございます。

そんな私の弱点は放っておきまして改めて年末のご挨拶を申し上げます。

今年も一年、お嬢様にお仕えすることが出来ましてとても幸せな時間でございました。

 

2025年は私にとって様々な挑戦の年でございました。

多くの「初めて」経験させていただきました。

その「初めて」にお力添えいただいた先輩使用人や同期、そして何よりお顔をみせていただけるお嬢様の御厚情に感謝申し上げます。

そんなお嬢様が来年はよりティーサロンで過ごす時間が楽しいひとときになりますよう精進いたします。

 

それでは来年も変わらずティーサロンにて

お嬢様のお戻りをお待ちしてございます。

 

お嬢様が穏やかな新年を迎えられますように。

中島

日誌

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

本年も大変お世話になりました。

十二月九日を持ちまして、
ファーストフットマンを拝命して二年が経ちました。
微かにでも、何か皆様のお力になれていれば。
お屋敷の門を叩く者たちに寄り添える存在になれていれば。
そんなことを常に考える日々でございます。

私自身も使用人として今一歩成長しなければいけない。
そう感じることが多い一年でもございました。
長く同じところに留まると、停滞や慢心に負けてしまうことがあります。
ですが個人としても使用人としても、
今が一番だと胸を張れることが大事なことなのだと、
背中を見せてくれた人がいます。

少しずつ初めてはみるのですが、
なまった身体に鞭を打っても、反応は鈍いものです。
焦らずに日々努めてまいりたいと存じます。

===

さて本年も大旦那様からのご用命を受け、
皆様に様々なものをお届けする機会がございました。

やはり大きく分けますと
「夏祭り」「ハロウィン」の二つではないかと。
この二つを中心に振り返ってまいります。

■夏祭りについて

執事歌劇団へのゲスト出演をさせていただきました。
今回はハロウィンパーティーに続き、二回目。
火野と共に参加させていただきました。

私としては「イリオスの誘拐」を伊織と共に披露いたしました。

その際百合野の作ったこの楽曲を元にしまして、
追加の部分を作成させていただきました。

百合野によるとこの楽曲のテーマは「ヒーローがヒロインを救う話」。
本来の「赤ずきん」において、狼は赤ずきん(少女)を騙して食べようとします。
この楽曲においては、狼が赤ずきん(少女)を救うというものになっています。
そのことから私はこれが可逆的なものであると考えました。
それは狼が赤ずきん(少女)を救ったように、赤ずきん(少女)が狼を救った側面もあるということです。

誰もが誰かを必要とする、そのような博愛的な側面がそこにはあり、
博愛の美しさの影には実現しづらいが故の儚さがあります。

そういった部分をより強く表現するという意味で、
二次創作として面白いものが作れるのならば面白いのではないか。
そう感じ、製作しました文章でございます。
百合野の許可をもらいましたので、
年の終わりのまとめとして記載させていただきます。

===

〇冒頭

「一方から見れば、また一方が見えない」
「真実は嘘で、嘘は真実なのかもしれない」
「ただそれはきっと、正しいもの」
「信じてください」

貴方を迎えにきました

〇間奏後

狼は立ち止まった少女に聞きました。
「君は何に期待したんだ」

少女は振り向いた狼に答えました。
「貴方が見せたいもの全てです」

「君が見ていたのは」
「貴方が見せていたのは」
「後ろ姿だったのに」

〇ラスト

「貴方を迎えに来ました」

===

以上です。
イリオスの誘拐の歌詞と合わせて見ていただければ、幸いです。
あなたは何を感じますでしょうか。

■ハロウィンについて

改めまして、本年もお屋敷のハロウィンにお付き合いいただきありがとうございました。
日頃お屋敷からお届けするものに比べますと、
今年は「Cats & Dogs!」ということで、
使用人たちが猫耳や犬耳をつけた姿をお届けしました。

フォトブックをご覧いただいた方々には周知のこととは思いますが、
今回は「人間が滅び、動物たちが知能を得て文明の支配者となった世界」のお話です。
俗にいうアポカリプス物(終末後世界を描いた作品)をイメージした内容で、
ディストピア(全体主義により自由が失われた世界を指す)的な部分を取り入れました。
人間の滅亡によって情報技術を喪失したことで、
一部の権力者による情報統制が容易になり、デイストピア社会が形成された。
というのが私がストーリーを作る上で考えた本筋です。

ここで言う情報技術という部分には、旧来的な「活版印刷」までを含みます。
長くなりますので詳細な説明は省きますが、
この活版印刷が人類の情報伝達を著しく発達させたことは明らかで、
それはこの活版印刷が活字の「大量生産」を可能にしたからです。

「ミニストーリー」にも新聞というものが登場し、
登場人物がそれに驚くというシーンを認めましたが、
これが彼らの文明がどれだけ「情報」という面において遅れているのかを書いております。
そしてこの「新聞(及び情報)」によって、
彼らの文明が根底から覆り得るというのが、
後半のストーリーを想像していただく上での一要素でもございます。
踏まえてお読みいただくと、また違った視点もうまれるのではないかと思いますので、
是非年末年始の娯楽としても、お楽しみいただければと存じます。

また「ミニストーリー」上のラストのお話である「fight for whom」ですが、
悩んだ上で没にした別バージョンがございますので、
この場を借りて供養させていただきます。
よろしければご覧くださいませ。

ちなみにこの「fight of whom」は、
ヘミングウェイ著「誰がために鐘は鳴る」をもじったものです。
直訳すると「誰がために戦う」でございます。

没案は以下からです。

===

8.「fight for whom」

あの頃の思い出。
幼い百合野と隈川が走り回っていて、伊織がそれを諫めている。
父親はそれを笑いながら眺めている。
幸せな記憶。過ぎ去りし光景。戻らない時。

――夜、「イースト」屋敷・大広間にて

近い未来。
百合野と隈川が相対している。

お互いに銃を持っている。
二人の距離は、ただただ遠い。

隈川「君はあの頃と変わってしまったのか」
百合野「変わってしまったのは、お前だろ!」
隈川「僕は! ……あの頃のままだ」
百合野「よく言うよ」

銃を構えて。

百合野「ならこの現実を見て、どう思うんだよ」
隈川「申し訳ないとは思っているよ、でも」
百合野「でも?」
隈川「僕は君を、友達だと思っている」
百合野「……」
隈川「それは絶対に変わらないよ」
百合野「……馬鹿にしているのか、信じられるわけがない」
隈川「信じてくれないか、それがこの街の平和にもつながるんだ。僕も君と争いたくはないんだ」
百合野「どれだけの犠牲出たと思っている」
隈川「だからだ」
百合野「失われたものはもう戻らないんだぞ!」
隈川「だからだ! だから、もうこれ以上」
百合野「笑わせるな、そんな言葉で誤魔化せるか、俺は全てに責任がある、
託してくれたあいつらにも、奪ってきた奴らにも。今更だ、今更無責任なことを言うな。
言うなよ……そんな綺麗事を言うんじゃねえ!」

隈川も銃を構える。

隈川「……撃ちたくない」
百合野「それなら俺が先に撃つ」
隈川「大切なものがあるから、僕のエゴを優先してはいけないんだ」
百合野「ああ、それでいい」
隈川「……最後に一つだけ聞きたい、なんで兄さんを」
百合野「……終わりにしよう」
隈川「……わかった。はっきり言うよ。僕は、君が憎い」
百合野「俺だってそうさ」
隈川「ねえ」
百合野「なんだよ」
隈川「○○、○〇〇〇」
百合野「馬鹿野郎、抜け駆けは許さねえよ」
隈川「じゃあおあいこだね」

百合野が、小さく笑う。
銃声が、広間に響く。

===

以上才木の2025年振り返りでした。
本年もお世話になりました、よいお年をお過ごしくださいませ。
来年もたくさん楽しんでいただけるよう、精進いたします。
改めてよろしくお願いいたします。

才木

古谷でございます

2025年をまもなく終えようとしております

365日を四季折々と共に過ごしてまいりましたが

来年もまた

舞う春

焦がす夏

実る秋

そして

忍ぶ冬を越え

巡りめぐってすこしだけでも進めた一歩を積み重ねてゆけたらと私は存じております

本年も誠にありがとうございました

本年もありがとうございました。

ご機嫌麗しゅうございます。
東條でございます。

もう年の瀬でございますね。
お嬢様・お坊ちゃまは今年の目標はいかほど達成なさいましたか?
ぜひお話の際には教えていただけますと嬉しゅうございます。

私は目標であったオリジナルカクテル、自身の紅茶を作る。を達成することができました。
昨年同様目まぐるしい日々ではございましたが、今年もお嬢様・お坊ちゃまにお仕えすることが出来て嬉しゅうございました。

来年もよりご満足いただけるお給仕をできるよう精進いたしますね。
それではお嬢様・お坊ちゃま良い年をお過ごしくださいませ。

いつでもお戻りいただけるように屋敷の掃除は欠かさずにしておきましょう。

年末のご挨拶

お嬢様、おぼっちゃま、奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
山岡でございます。

今年も一年、沢山お仕えさせて頂きまして
誠にありがとうございました。

お一方お一方にとって
お屋敷へ帰って来られた一回一回が
しっかりと何か積み重なる
思い出の一つ一つになって頂けたならば
使用人としてこの上ない喜びでございます。

お次にお顔が見れるのが年明けだと仮定して、
またお早く、
明けましておめでとうございます。と
直接ご挨拶を交わせる日を心待ちに致しております。

良いお年をお迎えくださいませ。

ふぅ あったか~い ブルル

お嬢様、お坊っちゃま、ご機嫌いかがで御座いましょう、金澤でございます。
年末の何かと慌ただしいこの頃、また本格的冬に入り気温もグングンと下がってまいりました、お忙しくお過ごしと存じますが、お体にはくれぐれもお気をつけくださいませ。

時に昨日は自室の大掃除を兼ね、インテリアを初冬仕様から真冬仕様へと変更致しました。
布団をより暖かい物に替え、カーテンを淡緑からベージュに、空気清浄機の加湿機能を使い始め、そして久しぶりに「こたつ」導入してしまいました!
ここ数年は冬でもソファーやデスクチェアーで過ごしておりましたが、今シーズンは床でゴロンゴロンしてみようかと存じます!
そう思ったきっかけは、お使い先にて某ミドリの看板の家具屋さんで部屋のコーディネート例をみているうちに…

「気持ち良さそう…」
「あったかいんだよなー…」
「ゴロゴロしたいなー…」

気付けば部屋で鼻歌交じりで組み立てておりました…

先ずは形から、やっぱり「みかんとおせんべい」はマストアイテムでございますね!置きましょう。

 

 

 

 

「こたつ」
ホントに落ち着くんですよね、リラックス出来ます。
暖かさも優しくて、よく世間では「人間をダメにする、悪魔的だ」、などと言われますが、そのセリフを発する時はみんなニヤニヤして言ってるのでございますよ

サブカルチャーの世界のとある名言で「キンキンに冷えてやがる」と言うセリフがございますが、これに関しては「ぬくぬく暖かいでやがる」と思わず叫ばずにはいられません。

よくわからぬ事を言い出したわたくしでございますが、只今こたつに入ってお煎餅をツマミに2本目に突入したところでございます。
「ぬくぬく暖かいでやがる!」「キンキンに冷えてやがる!」と勝手に叫びながら悦に入る私の戯言をどうかお許し下さい。

・・・・

このままこたつで寝ないように気を付けます。
別宅にて「こたつ」運用のお嬢様方も十分お気をつけ下さいませ。そこがこたつの魔力でございます。

『 布団の中から出たくない 』♪