日誌

ご機嫌麗しゅうございます。
東條でございます。

何やら一気に肌寒さを感じるようになってまいりましたね。
このような時にはほっと一息温まっていただくために私のブレンドティーである、ベリーサンデーをご用意させていただきますね。

ここまで一気に冷えてまいりますと気は早いですが何となく冬を意識し始めてしまうなぁと考えております。
せっかくでございますから、そんな少し早い冬のご用意を、、

というわけで今月は私と香川とでカクテルをお作りいたしました。
使用したものは香川と言えばの日本酒、そして私のベリーサンデーなど、当家の紅茶たちも用いティーサロンならではのお味をと工夫をこらしました。
イメージしたものは初冬、初雪でございます。

まだまだ秋風の時期ではございますが、冬の訪れをほんの少しでも感じていただけたのであれば嬉しゅうございます。

気温の変化に十分ご注意いただき、また元気なお顔をお見せくださいませ。

冬に向けてのささやかな趣味

敬愛せしお嬢様

毎年のことではございますが、10月に入る頃はまだ夏の香りが残っておりますのに
月の終わりが近づく頃には、冬の足音が近づいているのを感じますね。

年々に秋が短くなっているとは聞き及んでおりますが、こうも急に冷えて参りますと
お嬢様がお風邪など召さないか心配になってしまいます。

お嬢様が寒い日に暖かくお過ごしいただけるよう、この時期はよくホットカクテルのご紹介をしておりましたが、此度は趣向を変えまして

「出汁」についてご紹介しようかと存じます。

和食にさまざまお使いいただける出汁。
鰹、煮干し、椎茸、昆布など材料もさまざまでございます。
お料理の調味料の一つとして、お味噌汁やうどんやお吸い物、茶碗蒸し、卵焼き、果ては炒め物やお鍋なども段違いに美味しくしてくれる「出汁」は、
今日日お湯に溶かすだけで使用できる顆粒状のものなどもありお手軽でございます。

それらも使いやすく美味しく良うございますが、あえてそこをもう一手間
原材料から自ら抽出して手作りいたします出汁は、一層にお料理の味を深めますゆえ大変おすすめでございます。

もしかしたら何時間も煮込んだり複雑怪奇な手順を想像なさるかもしれませんが
案外と、出汁を作るには原材料を10分程度煮込むぐらいで十分なものも多うございます。
しかし10分間煮込むというのも、分単位でご多忙であられるお嬢様にとっては難しいのかもしれません。

そんなお嬢様、ご安心くださいませ!
今宵、私がご紹介するのは、そんな煮込む手間すら必要ない「水出し」でございます!

手間がさらに少なくて、しかもひと晩かけてじっくり抽出するため、お味が奥深くも優しくクリアなものとなり、お出汁料理のお味をさらに高みへと導いてくれるのです。

作り方はあら簡単。
タッパーなり冷水筒なりの入れ物をご用意いただき
おおまか1リットルのお水に、25g~30gほどの材料(カツオ節、昆布、煮干しなど)をお入れいただき、ひと晩そのまま冷蔵庫に入れておくだけでございます。
(干し椎茸は500mlに対し椎茸4つぐらいがよろしいようです。)

おやすみ前にさっと仕込んでいただき、お目覚めの頃には完成です。
あとは材料を抜いて完成した出汁を冷蔵庫でとっておけば
いつでも最高のお出汁をお料理にお使いいただける寸法でございます!

あ、でもそれぞれ、こうすると一段と美味しいという小技もございます。
・昆布は表面のぬめりや汚れは拭き取っておくと良いです。白い粉やつぶつぶは逆に美味しさの元なのでそのままで大丈夫でございます。
また昆布は「なるべく刻まない」のが美味しく作るコツでございます。

・煮干しはできれば頭を取ってやったほうが苦味が出ません。
ご面倒ですが、さらに腹わたも取ってやりますと、煮干しの澄んだ旨みだけが味わえる最高の出汁に仕上がります。
また、煮干しは漬け込む前にちょっとだけフライパンで炒ってやるといっそう深みある味わいになります。

・また、どのお出汁も水出して漬け込むのは8時間ぐらいです。
これを越えますと雑味や苦味が出てきてしまいますので、寝過ごし要注意でございます。

ぜひこれらを参考に、お料理などもお楽しみくださいませ。
お料理以外でも
晩酌のお供に、日本酒や焼酎の出汁割りを作りますと、お体が暖まり素敵でございます。
なお、時任はドライジンの出汁割りもかなりお気に入りでございます。

 

 

何より最高なのは
鰹出汁や煮干し出汁は、猫たちにとっても最高のおやつになるところでございます。
ちょっとだけ掬ってあげて、愛猫たちと盃を交わす癒しタイムも良うございますね。

(猫のおやつになさる場合は、必ず無塩の材料をお使いください。
また、無塩でお造りになった場合も、あくまで嗜好品・オヤツとして、与えすぎにならないようお気をつけくださいませ。)

 

それではお嬢様、良き出汁ライフをお送りくださいませ!

日誌

秋も深まりつつあるこの頃、街の景色は少しずつ落ち着いた色合いに変わり、朝晩の空気には涼しさが感じられるようになりました。慌ただしく過ぎる日々の中では気づきにくい、小さな変化や静かな時間の大切さを改めて意識する季節でございます。

 

通りを歩けば、木の葉が風に揺れ、ゆっくりと舞い落ちる様子に目が留まります。こうした何気ない光景に少し心を向けるだけで、自然と落ち着きを取り戻すことができます。忙しさに追われ、目の前のことだけに気を取られてしまう日々の中でも、立ち止まって周囲を見渡す時間は、心を整えるために欠かせないものと感じます。

 

日中の合間にも、短い時間で立ち止まることを心がけました。通りの景色や人々の様子に目を向け、風や空の色を感じるだけでも、気持ちが静まり、次に進むことに集中しやすくなります。特別な出来事がなくとも、こうした短い静かな時間が、日常を支える力となるのです。

 

また、ひと息つくときには、その日のことを静かに振り返ることも大切にしております。慌ただしい日常の中で見落としてしまいがちなことも、立ち止まって考えることで整理され、次にすべきことを落ち着いて考えられるようになります。この頃は、立ち止まることの価値をあらためて知り、心を整える時間を持つことの重要さを深く感じる日々でございます。

 

妖艶たる繊細美

ご機嫌麗しゅうございます。お嬢様。

葉山でございます。

日中汗ばむような日もありながら朝晩はめっきり冷え込む日が増えた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

先日、曼珠沙華の花を求めて出かけてまいりました。
予定では一面真っ赤に染まった曼珠沙華畑に行きたかったのですが予定が合わず、それならばと水辺に綺麗に咲いているところを写真に収めるべくお散歩へ。

曼珠沙華は不思議な魅力を持ち合わせた花でございます。

花の形は実に神秘的。四方に広がる花弁と6枚の花びらはまるで火焔のよう。

学術的には「リコリス」と呼ばれ日本では秋の彼岸の頃に咲くので「彼岸花」。「曼珠沙華」は仏教的な呼ばれ方でサンスクリット語で天界に咲く花を意味し見る人の心を清め吉兆をもたらす花とされております。
しかしながら一方で日本文化としては「地獄花」や「幽霊花」等の異名を持ち厄災を運ぶような禁忌とされる言い伝えも残る花。
そんなミステリアスな二面性を持ち合わせているからこそ、こんなにも魅了されるのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて帰り道ハロウィンの飾りで街は賑やかに。

お屋敷もハロウィンの準備をしっかり整えお嬢様方のお戻りを心待ちにしております。

日誌

健やかにお過ごしでいらっしゃいますか?
宗近でございます。

ようやく秋らしくなってまいりましたね。
朝カーテンを開けて青い空が広がっているのを見ると遠出したくなる季節でもございます。

私が旅行をするようになった30年以上前、旅行は事前に旅行会社で相談しながら全ての行程、宿泊先、訪れる場所などを決めるのが普通でした。
しかし今はスマートフォン一台で海外旅行ですら自室で(ビールを飲みながら)飛行機を検索、予約し、旅先の情報を集め、現地に着いてから臨機応変に宿や行程を決め、現地の方とは翻訳アプリでコミュニケーションをとることすらできるようになりました。

素晴らしく便利になり日本中、世界中が身近になった気がいたします。
ただ一方で事前の情報が多いためでしょうか、現地に着いて初めて目にする驚きや感動は少なくなっているようにも感じますね。

最近あまり旅行へ出掛けられていなかったので、手のひらの中で電車や飛行機を乗り継ぎ、興味深い街や風景を探し、美味しい名物やお酒を探して秋の夜長を過ごしたいと思っております。

お嬢様の最近行かれた旅の感想、おすすめの旅先などございましたらお戻りの際に是非教えてくださいませ。

どっち派?

あれよあれよと気温が下がってまいりましたが、お嬢様方に置かれましてはいかがお過ごしでしょうか。

香川でございます。

ご別宅での衣更えにもようやく躊躇なく手を付けられる頃合いといったところでございましょうが、ハロウィーンのフィッティングがお先になりましょうか。

今年はお屋敷では魍魎というよりは猛禽、、
いやいやワンちゃんニャンちゃんたちが10月を盛り上げようと頑張っているようでございます。

ゆきやこんこんで始まる歌の中でも、
犬は喜び庭駆け回り、猫はこたつで丸くなるというフレーズがございます通り、
両者は違った性質のものとして描かれることも多々あるように存じますが、
イヌ派?ネコ派?というような聞かれ方も世にまま存在するようでございますね。
お嬢様におかれましてはいかがでございましょうか。

ネコ派だけどスキーやスノーボードが大好き!
こたつなしの生活なんて考えられないけどイヌ派!

…そもそも雪とこたつとの選択じゃあございませんでしたね。

時に、

ハロウィン?

それとも

ハロウィーン??

そこまで気にするほどのものでもございませんが、実は違いには理由があるのでございます。

答えをここですぐにお伝えしようかとも思いましたが、、
ちょっぴり味気ないようにも存じましたので、
お嬢様なりの理由などもお考えになってみてくださいませ。

話題は変わって味と申しますれば、今月20日には東條とともにカクテルデーを仰せつかりました。
東條からは趣の異なる二種類のカクテルを提案され、当家らしいアレンジをわれわれなりに施してございます。

さあ、お嬢様。
ドチラ派??

…願わくばドチラも派となっていただきたいところでございますが。

お帰りを心よりお待ちしております。

秋といえば②

ご機嫌麗しゅうございます。
山岡でございます。

「秋といえば」をテーマに日誌をしたためております。
第二弾でございます。
ざっと調べて出て参りました単語はこのような形。

食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋、芸術の秋
紅葉、金木犀、コスモス、
秋刀魚、栗、さつまいも、
お月見、運動会

参りましょう、ふぁいっ!(鐘のなる音)
(戦わないって前回言ったのに、、)

5.紅葉
大好きです。好きじゃ無い人は非国民です。
申し訳ございません流石に言い過ぎましたので撤回いたします。
何故好きなのかを言語化したかったのですが、
本当に好きなものが何故好きなのかは、
いつも感覚的な要素が勝ち上手く表現出来ません。
綺麗だから好き。シンプルですがこれ以上の言葉はきっと不要なのだと思います。

6.金木犀
ティーサロンで仕えるまであまり意識した事がありませんでしたが、当家のオリジナルブレンド「ステイゴールド」の香りが凄く好きなので、恐らく好きな香りなのだとは思います。
ただ花そのものを見た記憶は、、ないかもしれません。
どんな花だったかと調べ、画像を見た上でこんな花なのかとなっているので恐らく相当今までご縁のない花だったのだと存じます。
こういったものを好める感性をお持ちの方には非常に風情を感じ素敵な印象を抱きますね。

7.コスモス
日本名秋桜でございますね。
小学校の庭園に咲いていた記憶がありますが、
いかんせん山岡が花に興味を持ち始めたのは今年の春過ぎからなので、思い出や記憶に残る視認をしてこなかった感覚がございます。
それにコスモスや秋桜という言葉は、
山岡にとっては花そのものより
曲が浮かぶものでざいます。
特に一番浮かぶのは合唱曲の「COSMOS」でございます。
ただこの曲も学生時代に触れてきた曲ではなく、
大人になってから知った曲です。
ふと思ったのですが合唱曲というものはどこまで共通認識の話題として話せるのでしょうか。
世代や地域による差などは出るものなのでしょうか。
元のコスモスの話題とは全然関係なくなってしまいましたが、
是非お嬢様方の思い入れのある合唱曲を
今度ティーサロンでも教えて下さいませ。

さて今回は自然、花といった3つのワードに触れてみました。
鐘はなりましたが戦わずには済みましたね。
お次もお読み頂ける機会がございましたら是非お楽しみくださいませ。