Bayes’ Theorem

遂に新年度が始まり、春麗らかな毎日が続いております。
早速、生命の息吹を愛車と共に感じた能見でございます。
お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

やって参りました長閑な時間が流れる卯月でございます。
風信子の爽快なグリーンノート香が立ち込めております。
嗚呼、やっとツーリングを楽しめる季節が来たのだなぁ。
行楽計画を立てる段階でお腹一杯になってしまいますね。

さてお嬢様。新しい年度は如何お過ごしでございますか。
昨年度に比べて環境が大きく変容したかも知れませんし、
別に何も変わったことはないよ、と仰るかも知れません。
春と云えば、新しい子の歓迎会の季節でもございますね。

新しい後輩とお話したいけれど、余り積極的になれない。
話題も次第に減ってゆき、グラスを傾ける手が止まらない。
そのようなお酒の席での苦悩をお持ちのお嬢様に朗報です!!
私、明日すぐに使える数学的雑学問題をご用意致しました。

—【Question】—
当家が誇るティーインストラクター隈川が目の前におります。
彼は3つの紅茶缶を取り出しました。中身は全く見えません。

「1つの紅茶缶にはウヴァの茶葉が入っております」
「残りの2つの紅茶缶には何も入っておりません」
「では、お嬢様。茶葉が入っている缶を当てて下さいませ」

お嬢様、正解だと思う紅茶缶を直感でお選び下さいましたね?
隈川は選択されなかった2つの缶のうちの1つを空けました。

「こちらの缶には茶葉は入っておりません」

残念ですねぇ、と隈川はニヤニヤしている様子です。
そして追い討ちをかけるように、非情な悪魔の囁きが。

「お嬢様、もう一度選びなおしてみますか?」

選びなおす?それとも選びなおさない?
どちらの方が正解の確率が高いのでしょうか?

——

お嬢様、この確率論問題をお楽しみ頂けましたでしょうか。
これで歓迎パーティも楽しく乗り切れそうでございますね。
是非緊張している後輩に優しく問いかけてみて下さいませ。
少し個性的な先輩だなぁと慕われること間違いありません。

私、お嬢様のお役に立てて大層嬉しゅうございます。
ではこの美しい季節を思う存分にエンジョイして下さいませ。

能見

佐々木と申します

はじめまして。

私、佐々木と申します。

桜も満開になり、いよいよ春の行楽シーズン到来でございますね。

この度、大旦那様よりお許しを頂き
お嬢様、おぼっちゃまへの、お給仕をつとめる事ができるようになりました。

いたらないことが多々ございますが
精一杯頑張りますので
宜しくお願い致します。

佐々木

お嬢様、おぼっちゃま方、ご機嫌麗しゅうございます。

今年もあっという間に4分の1が過ぎました。
行く、逃げる、去るとよく言われておりますが、本当にこの三ヶ月が過ぎるのは早うございます。

さて、アニバーサリー期間も終わり、お馴染みのデザートプレートも戻ってまいりました。

今月のお品に「桜に幕」というものがございます。
お気づきの方もいらっしゃるかも知れませんが、日本のかるたの一種花札の中の一枚でございます。

トランプなどもカードと呼ばれますが、それが転じてかるたとなったようでございますね。

花札は一年の各月をそれぞれの花になぞらえて描かれたものでございます。

実は4月の札は藤でございますが、この時期の主役はやはり桜でございましょう。

各月4枚の札がございますが、桜の札の中には赤い短冊が描かれたものがございまして。桜の名所、奈良の吉野地方をさす「みよしの」と書かれたものがございます。

短冊といえば、思い浮かぶのは七夕でございますね。
お嬢様方は昨年の願い事は覚えておいででございましょうか。

願い事、、、うーむ。
そういえばわたくしも何か願ったような。

時の経つのは本当に早うございます。
奇跡は待つだけでは起こらず、また願うだけでは願いは叶わないようでございます。

行動あるのみ。
4月はやはり新たな自分に出会う時期なのかもしれません。

お嬢様方の新たな一歩を、使用人一同全力で応援しております。

息抜きできる場所はいつでも整えております。
お帰りをこころよりお待ちしております。

高尾山~西へ2~

影山でございます。

しばし西へ進みますと高尾山が見えてきました。

色々なルートがありますがどの道も経験がある故、今回は王道のルートに致しましょう。

10:17出発
平日ということもあり、わたくしの好きなアイスや団子はお店が空いてなくて食べれませんでした。無念。

11:30頂上着。
しばしのんびり。

さて、どうしましょうか。

ゆったりと下山するのか、思いきって相模湖コースを進むべきか

案内図とにらめっこしました。

他のルートもあるようです。

高尾山頂上から陣場山方面へ向かうルート、

かかる時間は約5時間半。

…………。

では参りましょう。

12:00高尾山頂上出発。

ひたすら進みます。

暫くしてふと標識を見ますと神奈川県と書いてありました。

どうやら知らない内に県をまたいでいたようです。

更に進みます。

前日の雨でぬかるんでいる為、なかなか下り坂は大変でした。

16:34
陣場山着。

景色が綺麗です。

大分足にきてましたので少し休んでから下山しました。

一番きつかったのはここでした。

陣場山のぬかるみ道での下山。
何度滑ったことでしょうか。

下っては下を見て絶望。
下っては下を見て絶望。
下っては下を見て絶望。

17:45下山

走行距離約20km。

水分補給なしパン1つで駆け抜けるには少し無理があったようです。

ですが、その分本日のご飯はいつもよりきっと美味しく頂けることでしょう。

ご飯を求めて、更に西へ

ハナ

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
隈川でございます。

4月に入り、新生活を迎えた人々のそわそわとした空気が街に溢れているように感じます。心地良いようなどこかくすぐったいような、始まりの季節ならではのものですね。
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