パニック

先日、久しぶりにテレビの映画放送を鑑賞しました。
「日本初上陸」等という触れ込みで放送されるもので、なるほど、タイトルはもちろん、私の知らない俳優ばかりでした。どうやらハリウッドの作品ではないようです。

内容は、所謂パニックムービーと言われるものでして、台風に襲われたロンドン市内が未曾有の大洪水に見舞われるというものです。
これからシーズン到来となる台風に合わせたのでしょうが、ただでさえここ最近大雨が続くものですから、なんだか他人事とは思えず自然と感情移入してしまいます。・・・・どうやらまんまとテレビ局の作戦に嵌められた様です。

・・・と、番組が始まったとほぼ同時に、窓を打つ音が聞こえてきます。
「まさか、雨?」
まさにそのまさか。タイミングが良い?にも程があります。
窓を打つ音は次第に大きくなり、やがてザーーというノイズが部屋に押し入ってきます。

画面の向こうは雨

窓の向こうも雨

無事なのは虚構と現実を挟む、僅か2メートル程の空間のみ。
何でしょう?この緊迫感は?

結局『現実』の雨は程なくして収まりました。
作品は・・・・まぁ、なんと申しましょうか、えぇ。
何とも生きた心地のしない映画鑑賞となりました。

取り留めのない内容となりましたが、最近は突然の雨が大変多ございます。
こんな季節はどうかご面倒ですが、傘をお持ちになって、お出かけ下さいませ。
出先で雨に降られましたら、ご一報下さいませ。
当家の馬車がお迎えにあがります。