春の詩

お嬢様、お坊ちゃま、
ご機嫌麗しゅうございます。
佐倉でございます。

私の最も好んでいる季節、春でございます。
お嬢様や、お坊ちゃまもお学びになられている事とは存じますが、
『春暁』と呼ばれる漢詩には
「春眠暁を覚えず」という言葉が記されております。

ーー春の眠り(夜)は、大変心地が良く、朝が来たことにも気付かず寝過ごしてしまう。

その様な一文でございますね。
今では、技術の進歩も相まって、どの季節でも大変心地良い眠りを得る事が出来る様ではございますが、やはり春の暖かな朝というのはつい、うとうととしてしまうものにございます。
先日も使用人として、これではいけない、と少々襟を正そうとはしたものの、気付けば春の陽気に飲まれておりました。
どうやら春には不思議な力があるようでございます。

『春暁』ではこの後、

ーーあちこちで、鳥の囀りが聞こえる。
昨夜の雨風でどれほどの花が散ってしまったのか。

と続くのではございますが、
先程も記したように、今ではどの季節でも良き眠りを得る事が可能でございます。
つまり、現代風には、

眠りは大変心地が良く、朝が来た事に気付かず寝過ごしてしまう。
あちこちで鳥や車など、様々な音が聞こえる。
昨夜の雨風は強かったが、本日はどうだろう。
天気予報でも見てみよう。

などとなるのでは、と取り止めのないことを考えてございました。
私に、詩の才能は無いようでございます。

お散歩に心地よい日和も増えてまいりました。
自身がよく知っているはずの道でも、視点が変わると様々な発見が有る、との事にございます。
お散歩の際に見つけたものなどございましたら、よろしければ是非お教えくださいませ。

皆様の元気なお姿を拝見できることを心よりお待ちしてございます。