鯖を砂漠で捌く

いかがお過ごしでございますか。桐島でございます。

天候も落ち着いてきて秋の風情がある陽気になってきたかと存じます。

近頃は鶏肉だけではなく魚も積極的に摂るようしておりましてもっぱらサバ缶などが主食ですが、なんとなく私も魚を捌ける様になりたいなぁと感じて来ました。

これからの季節魚介も大変美味しいので、美味しいお魚料理なども皆様にご紹介できれば嬉しく存じます。

かと言っていきなり捌き始めても食材に申し訳ないので現在は動画を見てもっぱら勉強中です。

しかし何故か私の見る動画は巨大な魚ばかり捌くものばかりでしてそんなのばかりおすすめされます。

何故でしょうか…サバイバル動画とかボディビルのコンテスト動画などばかり見てたのがいけなかったのか…。

とりあえずまだまだ勉強中ですが美味しいお魚お料理などをご紹介出来るよう努めますのでどうかご期待くださいませ。

それではまたお屋敷でお会いしましょう。

9月

ご機嫌麗しゅうございます。
八幡でございます。

先月から当家パティシエ特製のドリンクをティーサロンではご用意してございます。
今月のドリンク、飲むティラミスでございますが丁度私もその場に居合せ試飲をさせていただきましたところ濃厚ではございますが、非常にスッキリといたしました甘みがあり召し上がりやすく存じました。

先月のフローズン杏仁も非常に好評でございましたので今月はなんと三日間お嬢様に提供いたします。

提供の杯数に限りがございますので是非とも召し上がりくださいませ。

またギフトショップでもパティシエの用意いたしました美味しいお菓子が沢山ございますので、こちらも合わせて召し上がりくださいませ。

秋の気配

司馬でございます。皆様、お健やかでいらっしゃいますか?

いまだ汗ばむ陽気も続いておりますが、庭園から聞こえる蝉の声に、ツクツクボウシの鳴き声が交じるようになりました。この声が聞こえますと、秋本番が迫っていることをしみじみと感じさせられます。

心なしか、朝夕の風も涼しげに思えて参りましたが、そろそろ夏の疲れが出てくる頃でございます。季節の変わり目は、特にご油断なさらずに、体調を崩さぬよう、ご自愛くださいませ。

さて、延期となっておりましたハリウッド映画の大作が、このところ、ようやく続々公開の運びとなっております。娯楽映画好きの司馬といたしましては、うれしい限りでございます。公開が伸びたため、ゆとりをもって編集の手直しができたのか、なかなか良作に恵まれているような気がいたします。

首を長くして上映を待っておりました、「フリー・ガイ」というコメディを先日鑑賞いたしましたが、これは非常に傑作でございました。今年拝見した映画の中では、ベスト1でございます。機会がございましたら、お嬢様方もぜひご覧くださいませ。

また、ほぼ2年近く公開延期となっておりました007の最新作・「ノー・タイム・トゥ・ダイ」も来月に公開となります。映画館に足を運ぶのが、ますます楽しみとなってまいりました。

これから、夜はますます深くなってまいりますが、当家のホームシアターにも夜長の退屈をお慰めする傑作が勢ぞろいしております。どうぞ、ご安心なさって、実り多き芸術の季節をお迎えくださいませ。

クロテッドクリームアイス4th

影山でございます。
9月後半よりクロテッドクリームアイスをご用意させていただきます。

今年でクロテッドクリームアイスが4年目を迎えました。

ありがたいことです。

クロテッドクリームアイスに温かいチョコレートソースを別に添えた形でご用意いたします。アイスにかけることでチョコレートが固まり、パリパリの食感に仕上がります。

お召し上がり方は主に2つございます。

1、温かいチョコレートソースをかけて外側をパリパリのチョコレートに固まらせ、チョコレートクロテッドクリームアイスとしてお召し上がりいただく。

2、スコーンにアイスをのせてお召し上がりいただく。

共通点として、

スコーン、チョコレートが温かいという所です。

温かさと冷たさをドッキングさせた至高のデザートをどうぞお召し上がり下さいませ!

長月

日毎に少しずつではありますが秋の気配を感じる今日この頃

お嬢様いかがお過ごしですか、乾でございます。

さて、今月は私のフットマンケーキとして栗のロールケーキ「森の散歩道」をご用意いたしました。

お屋敷の裏山の山小屋に続く散歩道にある大きな栗の木から収穫した栗を使い、シンプルな味わいのロールケーキに仕上げております。

軽やかながらもコクのあるケーキでございますので是非お召し上がりくださいませ。

今回のケーキに付けました「森の散歩道」という名は私の敬愛するギタリスト、ゲイリームーア様の楽曲よりヒントをいただきました。

ご存じの方も多いと思いますが、羽生結弦選手が使用なされた楽曲としても有名でございます。

さて、今月は猫の折り紙でございます。

お気に召していただけましたでしょうか

では、お嬢様のお帰りをお待ちしております。

モノポリー

2007 Puligny Montrachet 1re Cru Clos de La Mouchere
Domaine Henri Boillot

2007 ピュリニー・モンラッシェ クロ・ド・ラ・ムーシェール アンリ・ボワイヨ

クロドラムーシェール。
ドメーヌ・アンリボワイヨがピュリニーモンラッシェの1級畑ペリエール内に単独所有する区画です。

コルクから一瞬シェリーのような香りがしたので若干心配しましたが、健全でした。

輝きのある深みを増したイエロー、リムに立体感を感じる液体に期待が高まります。

開けた瞬間、まるでゲランの香水のように、華やかに洋酒とバニラの香りが広がります。その後しだいに落ち着き樽の香りはフルーツのになかに溶け込んでいきます。
白い花、レモン、リンゴ、洋ナシ、ブリオッシュ、バニラ、ミネラル。
フルーツはもう少し糖度が高いかと思ったのですが、酸を感じるフルーツの香りがメインに。ミネラルも豊かに感じます。
抽象的な表現になってしまうのですが、熟成した上質なブランデーなどにも共通する密度の高いエキスのような香り立ちが素晴らしく、品質の高さがうかがえます。

口に含むと重さと輪郭を感じるコクのある液体。
リリース当初堅固であったであろう凝縮した果実味がほどけて、角が取れた酸とミネラルがしっかり輪郭を作っています。
2007らしく酸はかなり豊かで。一般的なピュリニーの酸ではありません。
かといって、シャブリやシャサーニュとも違うヴィンテージの個性を感じさせます。

優良とは言えない年ですが、生産者の技量と努力、ブドウと向き合った中で生まれた液体なのでしょう。
酸もただ酸っぱいわけではなく厚みがあります、糖度が上がらなかったであろう果実味もしっかり凝縮感があります。補糖や補酸だけではこうはならないでしょう。
96年などは特に顕著なのですが、酸が美しい年のワインには心を打たれます。

赤でしたら2000や2005あたりでしょうか。
多くの要因がありますが、古典的と言える作品にはもうそうそう出会えないのかなとも感じ寂しさを覚えます。

しかし何事もそうなのですが、懐古的になるのはあまりよくありません。今を楽しむべきでしょう。
懐古的な感傷に浸れるのも、「10年前の今」を全力で楽しんだからです。
10年後のためにも、今を楽しむのが正しい生き方でしょう。