秘訣?

ご機嫌麗しゅうございます。
環でございます。

前回の日誌で伊織の話に触れましたが、今回はその方法をお伝えいたします。

まずは体育座りをします。

足は曲げたまま床に仰向けになります。

その体勢で曲げたままの足を左右に開きます。

そう説明しながら開いた伊織の足は見事に左右とも床についていました。

これを自分で試してみると、なかなか床まではつきません。

ただし、立ったまま腰から前屈をするよりも手軽に、寝ながら出来るのはありがたいですね。

関節を柔らかくするメニューに加えたいと思います。

さて、今年中に開脚しても恥ずかしくないくらいに柔らかくなるのか…。

まだまだ戦いは続きそうでございます。

では、また。

3月

お久しぶりでございます。
八幡でございます。

丁度今月で八幡のフットマンブレンド、フリグをお嬢様にお出ししてから1年が経過致しました。

イチゴのフレーバーとチョコレートのフレーバーの比率に頭を悩ませたり、イチゴのフレーバーをどの茶葉に着けるか選んだり既に遠い昔のように感じますね。

やはり1年も経過致しますと自分のブレンドティーにもとても愛着がわきましてフリグを御用命頂いたり、お味の感想を教えて頂いたり致しますととても嬉しゅうございます。

是非今後もフリグをお召し上がりくださいませ。
その際はたっぷりのミルクをご用意いたしますね!

日誌 号外

「今月のアクアパッツァは本当においしいよね、杉村君なら作れるんじゃないの?」(この発言は過去のものです)

軽く口からこぼれた一言が私に本当に本当に幸せなひと時を与えてくれました。

普段から杉村の料理の話はよく聞いておりましたし、昨年同様バレンタインには皆にチョコレートをふるまってくれていたので腕に疑いはなかったのですが

実際にその料理を口にしてうなりました。

わかりやすくシンプルに伝えるならば……

白ワイン1本が瞬く間に空になりました!

お酒が好きな方ならもちろん。召し上がらない方でも紅茶に置き換えればわかりやすいかと存じます。

普段多く飲んでもハーフ程度、食事に合わせてもグラス1~2杯といった具合なのですが、それがもう進む進む!
魚介のうまみがワインと溶け合いそれぞれの味をより一層引き立たせ、それがまた次の一口への呼び水となる。

もう止まりませんね。

マリアージュという単語はよく使われますがここまでしっかり白ワインと溶け合う味わいはそうそうございません。
この一体感。酒飲みだからこそ作れる味でございましょう。

一方で酒に合う味というと分かりやすく濃い味にしがちなのですが、このバランス感覚もすばらしい。
私自身も素人なりに料理を作るのですが塩を決めるというのは本当に難しいです。
後戻りができませんし、若干濃く作るほうがわかりやすくおいしくなるのですが、杉村が用意してくれたアクアパッツァは決して効きすぎることがなく主張しすぎません。メインは飽くまで魚介の味。うまみと甘さがしっかり主張しております。杉村の料理教室に通いたくなりますね。

そしてまた、味もしっかりなじんでいて、時間をかけて作っているのがわかります。
材料に火を通しスープのバランスをとるだけですとそれぞれの要素がなじみませんし、塩も角がたちます。
それぞれの具材の風味、複雑さはありながらも全体としてしっかり溶けて一つになって丸い味わいでございます。

ご覧の通り多くの具材がございますが、どれを最後に食べようかどの順番で食べようか……最後に向かうにつれ迷って迷って仕方ありませんでした。
おいしいものを食べているとそうなりますね。

「筆舌に尽くしがたい」と伝えることを放棄したくなるのですが誠に伝えきれないおいしさでございました。

ただ、それ以上に嬉しかったのは杉村の優しさを端々に感じられたことでございましょう。
これだけ手の込んだ料理でございます、時間も手間もかかったことがわかることは勿論ですし。
何度も申し上げた通り、しっかり白ワインを意識した味づくりに食べる人(ワインが大好きな私)のことを考えて味を調えて作ってくれたのかなと感じられます。
作る前にもさりげなく「大河内さんは好き嫌いないんですか?」と聞いてくれていました。
料理の技術も勿論ながら、彼の人柄こそが最高のスパイスとして暖かい料理……というよりも全てを含めて暖かい気持ちになる時間を与えてくれたのだと思います。

作る人は食べる人のことを考えて、食べる人は作る人のことを考えながら。

職務的にも、食材、調理法、ソース、マリアージュ等々頭で考えることばかりで忘れておりましたが、そもそも「食」に大切なのはそこではないのだなと学べた気がいたします。
「食」「料理」の根幹とでも申しましょうか。今まで感じたことのない感動を食から得られた気がいたします。

杉村くんごちそうさまでした。

……

……

ちなみに。
スープもたっぷりとくれたので締めをパスタにすべきかリゾットにすべきか
本当に迷ったですが……

どちらにするかはこれから決めます!

なないろ

お嬢様、お坊ちゃま方、ご機嫌麗しゅうございます。

今年でティーサロンも12周年を迎えます。

干支も一周。

ゴーギャンではございませんが、

我々はどこから来たのか
我々は何者か
我々はどこへ行くのか

対話の先に、
スワロウテイルの使用人としての自分を追究していきたいと存じます。

壮大な旅をご一緒させて頂けましたら、
これに勝る喜びはございません。

お早いお帰りを、こころよりお待ちしております。

その思い出は決して忘れない

お嬢様、お坊っちゃま、ご機嫌いかがでございましょう、金澤でございます。
ある使用人の大きなクシャミを聞くと、春が来たんだな〜と実感する今日この頃でございます。

ときに3月と言えば新生活に向けて準備で大忙しの月でもございます。
お嬢様にも大慌てで準備なさっている方がいらっしゃる事と思います。
かく言う私は全く変わることはないのですが、3月になりますと色々な思いがよみがえり感傷的になるものです。

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神より賜りし物

皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。

先月のデザートプレート、クピドのおみやげ『オーパス・ワンのひと粒チョコレート』はお楽しみいただけましたか?
憧れのワイン、オーパス・ワンのチョコレート…想像するだけでも口内が幸せで満たされます。
今月のプリンセスのおみやげ、そして12周年記念品のカードミラーもお喜びいただければ何よりです。

さて、そんなオーパス・ワンを羨ましがっていた私にも先日、思いがけず神からのおみやげ、いえ、贈り物が届きました。

ピンポーン。

おや、宅配便だ。
はて?
何か通販を頼んでいたかな?
覚えが無いな…。
そう思いながら荷物を受け取ると、送り主は何やら「キャンペーン事務局」とのこと。
エアパッキンで梱包され、中身は見えません。
はてさて??
ますます混乱してきましたが、送り状の内容物欄を見ると『脱臭ハンガー』との記述が。

ん?
脱臭ハンガー?
ここで頭の片隅を過る記憶が…。
まさか…あれか…あれなのか…!?

逸る気持ちを抑えてエアパッキンを剥がすと、『脱臭ハンガー』の箱に封筒が貼られています。
おぉ…封筒…!
興奮しながら封筒の中身を確認すると、「おめでとうございます! あなたが当選しました!」との手紙が…!

そうです!
以前に応募していた懸賞が当たったのです!

記憶が定かではなかったので、手紙を頼りにネット検索してみると、確かに応募していたことを思い出しました。
しかも当選者10名とのこと。
応募者数は計り知れませんが、なかなかの確率です。
まさか当たるとは思っていなかったので、すっかり忘れていたのですね。

この『脱臭ハンガー』なる代物、昨年から少し話題になっていた家電製品でしたが、全く下調べしていなかったため、知識がほぼ無い状態での対面となりました。
調べてみると16,000円超えの商品です。
自分ではちょっと手が出しにくいですが、当選したとなると相当嬉しい額の商品、ついつい小躍りしてしまいます。

『脱臭ハンガー』とは何かと申しますと、厚手のハンガーの中にナノイーXなる謎イオンを発生させる装置が付いており、上着を掛けてスイッチを入れるとナノイーXによって脱臭・除菌されるという、着眼点が素晴らしいアイデア家電です。
もちろん電力が必要となりますので、コンセントからACアダプター経由で電源ケーブルを繋がなければならず、この点が煩わしいように感じます。
しかし、この商品の凄い所は、スマートフォンなどを充電するために使うモバイルバッテリーでも動く所なのです。
早速モバイルバッテリーで動かしてみると、フォーッという空気清浄機のような風音がします。
ナノイーXは不可視ですから、この微風によって拡散され脱臭効果をもたらしているのでしょう。
事実、何日か着用したジャケットでも、気にならない程度に脱臭されました。
このナノイーXとやら、花粉抑制・除去にも効果があるようですから、これからの季節に大活躍してもらうことにいたします。
神よ、ありがとうございました。