リリスフィナンシェ

お嬢様、ご機嫌麗しゅうございます、百合野でございます。

まもなくバレンタインデーでございますね。
街並みが少しだけ華やかになる様子がとても好みでございます。

そんな世間の最中、私もオリジナルの焼き菓子を作らせていただきました。

私オリジナルブランド、ほうじ茶とアッサムのリリスをベースとしたフィナンシェ

『リリスフィナンシェ』でございます。

今回のフィナンシェはヴァンドゥールの的場と何度も試行錯誤しながら作らせていただきました。

私は一つのものを作るのに時間のかかる性分でございまして、的場には何度も付き合っていただいてしまいました。

もちろん半端なものはお嬢様にお出ししたくございませんので、そこは譲れないのでございますが…

そのおかげでとても良いものが出来あがりました。

ほうじ茶の香ばしさ、アッサムのコク、そしてほんのり後味として残るベルガモット。

是非私的にもお勧めでございますので、お手に取ってみてくださいませ。

ではまた。
ティーサロンでお待ちしております。

おせち

お嬢様、あけましておめでとうございます。
2020年もどうかよろしくお願いいたします。

お嬢様、今年おせち料理は召し上がりましたでしょうか。
使用人とおせちの話になった時にそれぞれの好みが違い楽しゅうございました。

ちなみにお嬢様はおせち料理で何がお好きでございますか?

お雑煮?伊達巻?栗きんとん?

私は数の子が好きなのでございますが、使用人に散々いじられました。
どうやらその中ではマイノリティーらしく…

他の使用人に好みを伺った時に、なんとなくその使用人のイメージに合った回答が得られた様な気がいたしました。

私はどうやらおじいちゃんぽい回答をしてしまったらしいです。

是非使用人に好みを聞いてみてくださいませ。
意外な返答を頂戴出来るかもしれません。

今年も素敵な一年にいたしましょう。

百合野

小さい秋見つかるかな?

お嬢様、9月という事で季節は秋に入りましたね。

私ふと思ったのでございますが
どうして「〇〇の秋」という言葉があるのでございましょうね。
読書の秋、食欲の秋、等よく耳にしますが…
なぜそんなに秋に対して何かを求めているのでしょうかなぜ、〇〇の春や冬、夏はないのでしょうか

そんな疑問から調べてしまいました。

その答えは…

秋の平均気温は18度、そして天気も比較的穏やかで過ごしやすい気候にあり、さらには日が落ちるのも早くなる為家で過ごす時間が増え、物事に集中するのに適した季節であるからでそうでございます。
なるほど。
では、それを踏まえてお嬢様は何の秋となりますでしょうかね?

私の場合は、日が落ちる時間が早くなり自室での時間が増えますので…

作曲や編集に向き合う時間が出来て
「音楽の秋」となりますでしょうかね。

あ!でもこれは一年中の話でございました。ははは。

…では、またティーサロンでお会いいたしましょう。
百合野

燕楽会

お嬢様、9月6日に燕楽会という催し事を致します。
燕楽会とは何?というお嬢様の為に簡単に説明致しますと三人のフットマンがそれぞれのアイデアで自由に構築したパーティーでございます。今回は私百合野主導のもと、瑞沢、桐島と共にお送りさせていただく運びとなりました。

少しだけこの三人になった経緯をお話ししますと…

それは瑞沢と歌の練習をしている時、私が感じた事がございました。彼の歌への想いはとても実直で、今より素敵な歌声の可能性を秘めている…と。

しかしながら歌劇団ではダンサーとしての任務を仰せつかっている瑞沢。歌を歌う機会は限られてございます。

そんな中この燕楽会のお誘いを大旦那様から頂戴致しました。

これはなんというタイミング!これで自由なステージを作り彼のポテンシャルをたくさん引き出せないだろうか。そしてそれによりいつもとは違った楽しみをきっと作る事ができる、と閃きました。

ですが、もう一人のメンバーに関してしばらく悩みました。瑞沢とのマッチング、会の雰囲気を更に広げられるフットマン。
なかなか見つかりませんでした。
誰か居ないかな…と考えていた時。いつしか交わした桐島との会話を思い出しました。
「いつか一緒に面白い催し事をしてみたいですね」
それは私がカウントダウンパーティーでの桐島の出し物を見たがっていた時に交わした何気ない言葉。
桐島なら会を穏やかな雰囲気にしてくれ、瑞沢とも色々な可能性を広げられるかもしれない。そんな風に思いこの三人での会が決まりました。

まだ詳しい事はお伝え出来ませんが、とても穏やかな雰囲気かつ楽しい会になる事は間違いございません。是非パーティーでお会い出来ることを楽しみにしております。