続・貴重な旅

百合野でございます。先日の旅の話の続きでございます。

実はこの旅でも大旦那様はしっかりと我々使用人を育てようとしてくださいました。

それは、己の精神を鍛える為にとても高い場所に位置する吊り橋を皆で渡る事になりました。

怖いので渡れないと入り口で引き返す使用人、山と山を繋ぐ吊り橋は中盤辺りで一番風が強くなり、そこで諦める使用人…
様々おりました。

そんな中、姿勢一つ崩さず、突き進んでいく使用人がおりました。

水瀬でございます。

使用人を先導するかの様に進む、その大きな背中はまるでお嬢様を護る戦士の様でございました。

そして振り返ると後ろには微笑んだ古谷の姿が。

凛と立つ彼もまた、後衛を司る聖騎士の様。

皆、頼もしゅうございます。

私は危険な状況にも関わらず、なんだか安心感に包まれておりました。

(本来は前後でなく、高さが敵でございますが…)

そしてその試練を終えましたら大旦那様からのお食事やサプライズのプレゼントがございました。

大変使用人想いな大旦那様と仲間の心強さを実感した旅でございました。

歌劇団の団員達はもちろん誰よりも頼れる仲間でございますが、今回の旅では少し違った目線で仲間との話をお届けいたしました。

まだまだ語りきれませんが、この続きはティーサロンでお話いたしましょう。

では、失礼いたします。

貴重な旅

先日使用人の皆でお出かけに行ってまいりました。

バスに乗り少しばかり遠くの地へ。

普段給仕や勉強で一日を終える我々。
この様な余暇は大旦那様からいただいた貴重なお時間でございました。

普段ゆっくりお話できない仲間との交流も楽しみました。

金澤とは欧州車の話で盛り上がりました。
とても博識で、普段大人しい金澤が車のことになると様々な知識を伝えてくれる事が新鮮でございます。

彼は本当に色々な事に気が付き使用人に対しても気を回してくださいまして、心優しい尊敬する使用人の一人でございます。

尊敬する使用人といえば
大河内もその一人。

彼が給仕の時に私は歌劇団の稽古などで顔を合わせる機会は少のうございますが、いつも顔を合わせる度に笑顔で
「いつも稽古お疲れ様…」と言葉をかけてくださいます。

使用人としても階級としても先輩にも関わらず、後輩にも優しく様々な事に博識で、お屋敷に入った時から憧れている方の一人でございます。

そして…

旅の最中ではこんな方とも交流を交わしました。

何やら、使用人が集まっておりまして…

その中央にある何かを囲んでおります…

四角くて…

色とりどりな…

カードゲームでございました!

司馬執事でございます。

カードの使い手と行っても過言ではないほどたくさんのカードゲームを所持しておりました。

いつもとても変わったカードゲームで皆を楽しませてくださいます。

ゲームの内容はカードの手札の絵柄を使いながら物語を作るという素敵な内容でございました。

司馬執事はまるでラスベガスのディーラーの様にカード操って、皆を楽しませてくださいました。

旅の話は尽きませんね…。

この続きはまた日誌でお伝えいたします。

アイスと紅茶とお出かけ

暖かくなってまいりましたね。
私は暖かい場所が大好きでございますので、ホッと一息ついた所でございます。

今月2日より私のアイス、黒蜜きな粉バニラアイスをご提供させていただいております。

今年は求肥と共にお楽しみくださいませ。

黒蜜は通常のものよりも少し濃いめのものでご案内してございます。
是非召し上がってみてくださいませ。

そして、紅茶リリスに関してでございますが、ただいまのブレンドしているアッサムが無くなってしまいまして、間もなく新しいアッサムへと変更されます。

ただいまのほうじ茶は変更ございませんので、アッサム側のみの変更でございます。

マイナーチェンジといった所でございましょうか。

次のアッサムはボルサポリ農園2ndフラッシュでございます。

ほうじ茶により、ローカフェインでお身体にも優しく、アッサムが変わり以前よりも少々香ばしい仕上がりでございます。

こちらも重ねてお勧めいたします。

さて先日、珍しいメンバーでお出かけをいたしました。

普段誘われる側の伊織からお出かけに誘われたので、ワクワクしながらお屋敷を後にしました。

気づけば香川執事も一緒でございました。

香川執事と伊織の共通点…
なんだと思いますか?

ヒントは…

そこで皆でリズムを刻みました。
伊織も香川も動きが華麗でございました。

お誘いには乗ってみるものでございますね。
大変楽しゅうごさいました。

息抜きでもあり、勉強にもなりました。

Lilith

お嬢様ご機嫌麗しゅうございます。

お正月はゆっくりと過ごせましたでしょうか?
私は何年かぶりに家族と年越しをさせていただきました。

毎年必ず食べていた年越し蕎麦のお店がなくなっており、以前とは違うものを皆が食べておりまして、年月の経過を感じました。

さて。
お嬢様にお知らせがございます。

僭越ながら私、今月からオリジナル紅茶をご提供させていただきました。

名は「Lilith」と申します。

ほうじ茶とアッサムのブレンド。

ベースは私が考案したものの、伊織と何度も打ち合わせを繰り返し、給仕を終えた後のフットマン達にも協力していただき完成した作品。

皆で作った作品といっても過言ではございません。

お食事の味を引き立たせ、スイーツともマリアージュが良く。
食後にはストレートでお口直しに。
ミルクではお砂糖をたっぷりと入れて召し上がると、ラテの様な味わいでデザートティーとしても楽しめます。

ほうじ茶の香りが苦手でなければ個人的に万能なお茶だと自負してございます。

一度で良うございますので是非召し上がってみてくださいませ。

今年もよろしくお願いいたします。

百合野Smile

デザートと紅茶の追いかけっこ

少しずつ寒くなってまいりましたね、これからはホットティーの出番が増えそうでございますね。

暑い時にはアイスティー…でございますか?
気分的には良いかもしれませんが実はアイスティーもホットティーも身体を温める作用がございます。

特にジンジャーティー等はよりお体を温めますので冷え性の場合などに最適でございますね。

逆にホットコーヒーは結果的に体を冷やすと言われております。
しかしながらカフェインは紅茶よりも飲用時には多く摂取できますので、目を覚ましたい時などにオススメでございます。
くれぐれもカフェインは摂りすぎ注意でございますが…

最近お嬢様から多い紅茶の質問がございましたのでこちらでもご案内させていただきます。

『どんな紅茶がどんなデザートに合うか』

こちらを掘り下げてみようかと存じます。

それぞれのフットマンによって考え方が違いますので一概にはお答えでないのですが(逆に使用人の趣向を知る上では聞いてみるのも楽しみの一つかもしれませんね)
今回は敢えて合わないものと共に案内してみようかと思います。

私個人的な意見になりますが…

①スコーンや焼き菓子、クリーミーな味わいのデザートには

・セイロンティー(※当家で扱っているものより ヌワラエリア、ウヴァ、ディンブラ、ルフナ)
が合うかと存じます。

セイロンティーは紅茶らしい茶葉の味がしっかり舌に残る特徴がございます。
その茶葉の味わいとクリームの味わいのマリアージュが良いためでございます。

逆にそちらのデザートとあまり合わないと判断するもの

・ハーブティーでございます。
ハーブの種類にもよりますがハーブとクリームが一番香りとして遠い存在のため少し違和感を覚える場合がございます。
しかしながらデザート後にハーブティーでスッキリと気分を整えるにはとても最適かと存じます。

②チョコレート系のデザートには

・アッサムやルフナなど
濃厚な味わいのものがマリアージュとしては最適かと存じます。
お好みでミルクを入れても良いかもしれませんね。

逆にチョコ系に合わないと判断されるものは

・フルーツメランジェ(ベリー、アップル、オレンジなどフルーツを中心としたお飲み物)

ミルクを入れられない特性がある上、チョコレートの味がフルーツの味わいを殺してしまう可能性がございます。

③フルーツ系のデザートには

・ハーブティーやフルーツメランジェ
でございます。

フルーツの繊細な味わいをとのマリアージュが良うございます。
果糖の甘みが舌に残るうちにレモングラスのハーブティーやアップルのフルーツメランジェなどで仕上げるのも良うございますね。

合わないものと判断されるものは
・アッサムやルフナなど
濃厚な味わいの紅茶でございます。強い紅茶の味わいがフルーツの繊細な味わいをぼかしてしまう可能性がございます。

いかがでございましょうか?
一概にデザートに合う紅茶というだけではなく、デザートの種類によっても合うものが異なります。

「これには合うのに、これには合わず、逆にこっちには合ったり…」

あくまで一例でございまして、こちらに該当しない場合もたくさんございます上、お好みによっては合わないと記載されたものが良いと判断される場合もあるかと存じます。

今回の日誌、普段あまりセレクトされない紅茶をご用命するきっかけになれたらと存じております。
それではまた、ティーサロンでお待ちしております。

珈琲

お嬢様、ご機嫌麗しゅうございます。
百合野でございます。

この度珈琲サロンに参加させて頂くこととなりました。
速水と珈琲談義をしている時にお誘いをいただきまして今回の参加が決まりました。

些か緊張してございますが、珈琲もこだわって普段から淹れておりますので
ぜひご一緒に珈琲の味を楽しんでいただきとう存じます。