黄色の隣人

お嬢様、お坊ちゃま
ご機嫌麗しゅうございます。
佐倉でございます。

暑さが段々と厳しくなってまいりました。
お嬢様、お坊ちゃまにおかれましては、お身体にお変わりなくお過ごしでございましょうか。
大変心配でございます。
室内で過ごすことも、多いことかと存じますが、空調下でも、熱中症にはなるとの事でございます。
水分補給、そして塩分補給はお忘れない様、お気をつけくださいませ。

さて、夏でございます。
夏といえば、大変トロピカルなフルーツが多ございますね。
パイナップル、マンゴー、パッションフルーツ。
どれも、大変南国的で美味しいフルーツばかりでございます。

南国的と聞きますと、ふと思い浮かぶフルーツがございます。
黄色く、細長く、そして連なってなるあのフルーツ。

左様でございます。
バナナでございます。

私、気になりまして調べましたところ、やはりバナナも旬は夏とのこと。
南国のイメージから考えれば、当たり前の事かとも存じましたが、そこはやはりバナナ。
日本では、ほぼ一年中、市場に並ぶフルーツでございます。

しかし、不思議でございます。
数あるフルーツの中で、何故バナナはこれほどまでの地位を築いたのでございましょう?
栄養価が高く、価格は求めやすく、大変美味しく、
「バナナはおやつに入りますか?」
などと、冗談混じりにも愛されるフルーツであるバナナ。
……おや、どうやら考えるまでも無かった様でございます。

もちろん、お嬢様、お坊ちゃまは、しっかりと朝食をお取りになっていることと存じますが、
もし、忙しく、お時間の少ない朝などございましたら、バナナだけでもお召し上がり頂けますと、
お嬢様、お坊ちゃまの健康をお支え頂けることかと存じます。

この暑い夏を、健康にお過ごし頂けることを心よりお祈り申してございます。

見当たらない旬の果実

お嬢様、お坊ちゃま、
ご機嫌麗しゅうございます。
佐倉でございます。

6月でございますね。
やはり日本の6月といえば、梅雨の印象が大変強くございます。
雨は、様々な植物の生育に影響を与える、言わば天からの恵みではございましょうが……
外を歩く事の多い私といたしましては、土は泥濘み、足元は濡れ、少々憂鬱にございます。

先日は、そんな気分を多少忘れるべく、
またも旬な果実などを求め、市場に向かいました。

さて、アプリコットは6月が旬の果物とのことにございます。
今回は事前にそのように調べ、市場に向ったのではございますが。

見当たらない。

よくよく考えてみると、私、一度も生のアプリコットというものを見た事が無いのでございます。
市場をぐるりと巡りましたが、どこにも見当たらず、その日は結局諦めて帰宅いたしました。

その後更に調べてみたところ、アプリコットはドライフルーツにする事が多いとか。
栄養もそちらの方が豊富になると知り、驚き。
旬のフルーツは見つけられないようでございましたが、新たな知見を得た事を喜ぶことにいたしました。

さて、生のアプリコット。
どこ行けば見つかるのでございましょう?

爽やかな果実

お嬢様、お坊ちゃま、
ご機嫌麗しゅうございます。
佐倉でございます。

さて、先日、旬の果物を求め市場に立ち寄ったところ、グレープフルーツをおすすめ頂きました。

グレープフルーツ。

大変好みでございます。
弾けるような水々しい果肉と、爽やかな酸味。
ビタミンCも豊富に含まれ、風邪予防にも効果的でございます。

幼い頃、私が皮をむき、家族と分けて食べあう、
そんな思い出が頭をよぎり、どこか懐かしい想いを感じさせる酸味を頂いておりますと、
ふと、その名前の由来が気に掛かりました。

柑橘の果物に「グレープ」とはこれ如何に。

少し調べましたところ、グレープフルーツは、まさにブドウの房のように、連なってなるとのこと。
何とも、簡単な話ではございましたが、是非一度、この目で見てみたいものだと、
遠くの地に思いを馳せるなどいたしました。

気温の変化が大変不安定であり、温度の高い日と低い日を繰り返してございます。
お身体にお気をつけて、お過ごしくださいませ。

よろしければ、お供にグレープフルーツなど、如何でございましょう?

ご挨拶

お嬢様、お坊っちゃま、
ご機嫌麗しゅうございます。

この度、大旦那様より命を賜り
ティーサロンにてお給仕をさせて頂くことと相成りました。

佐倉と申します。

未熟な私では、至らぬ点も多いことと存じますが、
お嬢様、お坊ちゃまに穏やかな時間をお過ごしいただけますよう、
誠心誠意努めてまいります。

何卒、よろしくお願い申し上げます。

段々と暖かくなってまいりましたが、未だ気温の変化の激しい日々でございます。
体調を崩さぬよう、お気をつけくださいませ。

お戻りを心よりお待ちしております。