翼になりて天翔る

お嬢様!
突然ですが、私、
天ノ川の水質調査へ赴かなくてはならないので、
少々地球を留守にします!

天ノ川の水で入れるアルセードは、どんな色をしてどんな味なんでしょうね?
レポートをお待ちくださいませ!

 

 

 

え?
なんですか?
それだけかって???

伝えたいことが無いのでは無く、
有りすぎるのです。

私にとってのティーサロンは
この日誌に書ききれるような、
小さな世界ではございませんでした。

お戻り頂く一人ひとりに対して、
思い出があり、心の器があります。

 

本当にキリがないのです。
お嬢様一人ひとりの表情、お声、仕草、癖、
何をとっても貴女は貴女だけなのです。

ですから、少しでも多く、
私の時間が許す限り、
お嬢様の姿をお見せ下さい。

お姿をお見かけするだけでも、
私はほっとするし、
『今日はお召し物やメイク、こんな感じなんだ!趣味が変わったのかな?頑張って早起きしたのかな?』
と、思いを巡らせることが
私の日々のウキウキなのです!

 

そんなに観察しないでくれ、と?

もうあと数日のことですから、
お許しください。

 

そして、ティーサロンの他の使用人には
大変お世話になりました。
先輩からすれば、生意気で扱いずらかったであろうし、
後輩からすれば、変な人だったことでしょう。

そんな私と一緒に給仕してくれたこと、
本当に感謝の限りでございます。
ありがとうございます。

きっと天ノ川の美味しい水を持ち帰りますからね!
お茶にお酒にお使いください!

はぁ、改めて同期くらいの使用人たちの中で
私が最後になってしまったんですね。
彼らも元気にしているでしょうかね?
旅立つ前に手紙でも出してみましょう。

3年半という長い月日、
大変勉強になる日々でございました!

そして最後にお嬢様、
使用人らしくは無いかもしれませんが、
私からの言葉を受け取ってください。

どんな時でも楽しむことを忘れないでください!
お嬢様は使用人の事を労わるあまり、
時に我慢をしすぎる時はございませんか?
それを解決する手助けをするのが、
我々の仕事でもありますが、
お嬢様自身で解決出来ることも、
ございます。

『私が私として楽しくある為に、
誰かの為、何かの為、私の全力を注ぐ。』

趣味や好きな物全般に言えることだと思いますが、
気付くと忘れていること、
よくありますよね。

どうか変わらず楽しいティータイムをお過ごしください!
使用人たちを信じて、
我々はそれに応えましょう。

伝えることはこれくらいです。

さて、湿っぽいのは嫌いなので、
笑って見送ってくださいませ!

翼を得、羽ばたくことを知った鳥は、
本能のままに飛んでいくのです。

 

どうぞ私が戻った時には、
『笑顔』でお迎えいただければ
嬉しゅうございます。

ではまた。

羽瀬

 

あ!!!裏山の管理はだいたい自動化したので!大丈夫だと思います!
小屋の望遠鏡を覗くと私が見える、かも?

茘枝と桜桃、そして水無月へ

5月ももう終わりますね。

今月も沢山のことに挑戦した月でございました!

エクストラティーとタイニーブルームーンでございます。
お嬢様方のお陰で無事に終えることが出来ました、ありがとうございました!

まず、桐島と務めたエクストラティー!
カクテルの『楊貴妃』をイメージした茘枝と金木犀のアイスティーをご用意致しました。

桐島は本当に絵が上手なので、レシピカードは見劣りしてしまいますが、いいイラストのお勉強にもなりました!
お手に取っていただいたお嬢様、
大切にお持ちくださいね!

こちらのお写真を添えて。

そして、その次の週にはタイニーブルームーン。
桜の季節が過ぎまして、桜桃のリキュールとブランデーを使った季節のカクテルをご用意致しました。

私の技量不足な点もまだまだございましたから、もっと美味しく、もっとスピーディに作れるようこれからも精進して参ります!

今は扉を閉めておりますが、ブルームーンを収めた写真が私の手元にもございました!

さて、このカクテルはいつの何でしょうね?
わかったお嬢様、ぜひ答えをお聞かせください。
私の修行の日々を写したものでございます。

 

さて、来月は、大河内とのカクテルに、
ギフトショップではケーキのご用意もございます。

ぜひお味を楽しんでいただければと。

あ!
そして!伝えたいことが多くて申し訳ございません!!

アイスティーですよ!アイスティー!6月から全ての紅茶が!頼めますよー!!

アルセードのアイスティーはとってもオススメです!!
グラスを彩る氷と青のコントラストは
まるで天ノ川のようです!

 

梅雨が過ぎ、七夕の空をお嬢様と見上げられること、それが私の願いです。

 

羽瀬

もとが、ネガティブ思考なのでね。

月を隠す薄雲に花の散った桜の木。
緑が芽吹きを見せる反面、地べたには茶色く濁る花弁だったもの。

今宵も裏山にて、一人酒でございます。

やらなきゃよかった。
日誌の読み返し。

書いてあることといえば、
酒か、くだらないこと。
あとは旅立つ使用人のこと。

 

自分で言うのもなんですが、
私、お屋敷ではにこにこへらへらしてる
比較的明るい人間だと思うんですよ。
(異論は認めます。だって、そうじゃない時もありますから。)

ですが、本当はそうじゃないんです。

音楽で耳を塞いで、自分の世界に引き籠もり、裏山の自室で酒を嗜み、一人その日の反省や自分の給仕の粗探し、気づけばボーッと時間が過ぎる。もしくはうたた寝している。

頭の中に浮かぶのは良かったことより悪かったことなんです。
日本人ってそんなものですよね、たぶん。

だからふと日誌を読み返した時に『ああ、ぜんぜん気にしてなかったけど、自分はこういう人間で、こういう思い出があった』と漠然とではありますが、憂う気持ちになってしまったのです。

幸いにも、『その思考は生きずらい!もっと楽に生きようぜ!』と思っただけで、明るくポジティブに生きることに多少シフトできる頭でございましたから、意識すれば明るくいられます笑

 

ただ、内に目を向けるとどうでしょう?
想像に易いですね。

 

この裏山での時間を『現実逃避』と見るか、『プライベートな憩いのひととき』と見るか、
捉え方次第でございます。
まぁ、根はネガティブな私でございますので。ええ。

大切なのは自分を受けいれ、自分を許してあげること。
わかっております。
甘やかすとはちょっと違いますね。

 

きっと自分を許し自分を受け入れられる人間は、誰かを許し誰かを受け入れることの出来る、そういう人だと信じてるので。

全く文章がまとまりません。笑

そういう時はそう!

 

寝ましょ。

 

この新しい春に思い悩んでいるお嬢様がいるのなら、その後押しを少しでも私が出来ますように。
人は春が過ぎても散りませんから。

 

羽瀬

早咲きの桜はなんか損した気分になる

気づけば裏山の梅は桜にバトンタッチしておりました。

羽瀬でございます。

少しずつではございますが世間も、かのウイルスに適応して参りましたね!
油断は出来ませんが、できる楽しみな行事はなるべく以前のように行いたいものでございます。

多くの使用人やお嬢様方と
桜を見ながら団子(いや、スコーンですかねぇ?笑)に酒、、、
なーんて日が明日やってきたらいいのに。

日頃は裏山に引き篭もり気味な私も
お酒と美味しいものあらば、すぐに馳せ参じますよー!!!
羽瀬だけに。
はい。

私は関東の桜しか、直接見た事がございません。
いつか皆で桜前線とともに2ヶ月ほど花見の北上ツアーなんてしてみとうございます。

 

散りゆく桜。
戻らぬ桜。
けれど来年またくる桜。

諸行無常の流れの中で『この時間がもう少し長く続けばいいのに』と
思えることがあるだけで、
実は幸せなんだなと実感する今日この頃でございます。

 

さて、今年も冬眠の動物たちが裏山で元気に動く季節でございます!
お嬢様方もぜひ遊びにいらしてくださいね!!

羽瀬

A rose to you

先日は初めてのワインデーを務めさせていただきました。

このような時勢だというのにも関わらず、無事に終えることが出来たのも、お嬢様方のおかげでございます。ありがとうございました!

ご用意したアイスワインというもの、寒冷な土地で造られる甘口ワインでして、樹上で凍った葡萄をそのまま刈り、凍ったまま圧搾することにより甘さが増します。

凍ったジュースの溶け始めが甘いのと、近しい原理でございますね!

今回の品ですが、ピノ・ノワールから造られたロゼをご用意致しました!
ロゼ=薔薇
…ということで1週間ほど遅れましたが、私からお嬢様方へのバレンタインフラワーのプレゼントをイメージ致しました!
お口に合いましたでしょうか?

また、
『甘口ワインの特徴って何がどう違うの?』

何人かのお嬢様から伺いました。
貴腐ワインは蜂蜜のようなとろりとした甘さと重厚な風味が特徴ですが、アイスワインは100%果汁のジュースのようなフルーティーで甘みと酸味のバランスが特徴でございます!

アイスワインは、主にドイツとカナダが名産国でございますので、ぜひこの2カ国のアイスワインから楽しむのがよいかと。

また極上の酒を探しておきますので、お楽しみにお待ちくださいませ…!

羽瀬

新年の挨拶と去年の忘れ物

2022年がやってきまして、はや十数日、、、
お嬢様方、改めまして本年もよろしくお願い致します。

年末年始は山形の良き日本酒と海鮮を合わせて、山小屋でぬくぬくと過ごしました。

あまりにも怠惰なので、さすがに初詣には赴きましたが、末吉というなんとも言えない結果に。

まあ、まだ上があるとポジティブに捉えて、2022年も頑張ってまいりましょう!!!

今年もお嬢様方に楽しい時間と新たな発見をお届けできるといいですし、私自身も沢山楽しいこと、新しいことに挑戦していきたいと存じます!

あ。そうそう。
昨年、絢辻とカクテルを作った際のお写真を載せる機会、完全に逃していたのでした。

どうぞ、少しばかりお時間が経ってしまいましたが、飲んだ方もそうでない方も改めてお楽しみくださいませ!

~Femme Fatale~

Recette
・DISARONNO Amaretto 5ml

・GODIVA White Chocolate Liqueur 15ml

・Dekuyper Butterscotch 15ml

・Camus VSOP 1tsp

・Whip Cream30ml

・grenadine 1tsp

2月にはワインデーも務めさせて頂きます。
どうぞお楽しみに!

羽瀬

気づいたら4年目

この空気の香り、肌を刺す寒さの感覚、懐かしく思います。
お屋敷の門を叩いて、3年という年月が経ちました。

今年は大きく変化する年でございましたね。
同じ頃にティーサロンにやってきた使用人は皆、ある者は旅に出て、またある者は大旦那様の命を受けて執務の場を変えました。

元気にしているでしょうか?

やっぱり少し寂しくなりましたが、気にかけてくださる先輩方や、真面目に執務に取り組む後輩の姿を見て、自分もやらねば!と後押しされました。

懐かしい思い出を忘れてほしい訳では無い、むしろ、心のどこかで彼らのことは覚えていて欲しいのですが、今、ティーサロンにて仕える使用人達にお嬢様方にも沢山目を向けて頂きたいのです。

私も過去を振り返り、『あの人はこうだったな』や『あの人とのあのやり取り、懐かしいな』と思うことが多くございました。

単純な事だからこそ勘違いしてしまうのか、
今いる人たちは各々のアイデンティティがあるわけで、他人の物差しで測ることは個性を殺しているような気が致します。

こう文面で見れば理解できるのですが、無自覚に物差しを突きつけてる自分がいた、そんな年になりかけておりました。

分かりきっているからこその再確認!
各々使用人にはお嬢様方にお届けできる長所がそれぞれ沢山ございます。

もちろん、人間ですからパズルみたいに合う合わないはあるかと存じます。
それは仕方のないことです。

しかし忘れないでいただきたいのです。
使用人一人ひとりが各々の思う1番の給仕を日々、試行錯誤しながら努めていることを。

まぁ、私が言うまでも無いことだとは思うのですが、この1年を振り返っての独り言だと聞き流してくださいませ。

さて、4年目。
私にできることをさらに探求。でございます。

羽瀬