如月

暦の上に春は立ちながら、厳しい寒さが続いております。

お嬢様いかがお過ごしでしょうか、乾でございます。

 

今月の11日は建国記念の日でございます。

今回は建国記念の日を少し掘り下げてみることに致しました。

 

神武天皇(初代天皇)が即位したとされる日でありかつては「紀元節」とされておりましたが戦後より「建国記念の日」として改めて国民の祝日に制定されております。

 

神武天皇は日本書紀によれば神日本磐余彦尊(かんやまといわれひこのみこと)とされる伝説の人物でございます。

 

まだ日本という国がなかった頃、国生みの神イザナギとイザナミによって多くの神々が誕生しそれぞれの役割や力で日本国を統一していきます。

その大和を平定した日本国の創始者が神武天皇でございます。

アマテラスをはじめとする天津神の末裔で、山・海といった大自然の系譜を取り込み、更に国津の神末裔と婚姻を果たしあらゆる神々を合一化されました。

そのため国家安寧や安泰を意味し即位を祝う紀元節が行われてきたのです。

 

注・天津神(アマツカミ)は高天原(たかまがはら)にいる神々、国津神(クニツカミ)は高天原と黄泉の国の間にある葦原中国(あしはらのなかつくに)に現れた神々
とされています。

 

改めて調べなおすと奥深いものでございますね。

 

さて、今月は時期や季節に関係なく「子犬」を折ってみました。

何を折ろうか考えあぐねた時に見つけ一目で気に入った折り紙です。

お気に召していただけたら幸いでございます。

 

では、お屋敷にてお嬢様のお帰りをお待ちしております。

睦月

あけましておめでとうございます。

麗らか初日の光を仰ぎ穏やかな新年をお迎えの事でございましょう。

乾でございます。

 

昨年は素敵な笑顔を有難うございました。

今年もお嬢様が笑顔で過ごす事ができますようお仕えいたしますので宜しくお願いいたします。

 

さて、1月の豆知識を一つ。

1月16日は藪入りと申しまして江戸時代、商家などに住み込みで働いていた奉公人が
主人から休暇をもらい親元に帰る事が出来た日でございました。

7月16日も同様に休暇をいただく事が出来こちらは「後の藪入り」と言われたとの事でございます。

休暇をもらい家族や親族に会い墓参りなどをした後は思いっきり羽を伸ばしたそうでございます。

ちなみにこの日は閻魔大王の休日でもあるそうです。

しかし、閻魔大王にも休日があるとは少々驚きました。

 

今月は今年の干支のうさぎを折ってみました。

お気に召してくだされば嬉しゅうございます。

師走

ポインセチアの紅色が華やぐ季節になりました。

お嬢様いかがお過ごしでしょうか、乾でございます。

 

唐突でございますが英語で12月はDecemberでございますね。

 

最近知ったことでございますがDecemberは「10番目の月」の意味で、ラテン語で「第10の」という意味のdecemに由来しているのだそうです。

実際の月の番号とずれているのは、紀元前46年まで使われていたローマ歴が3月から始まるため3月から数えて10番目の月になるという事なのだそうです

 

まだまだ知らないことが沢山あるのだなと痛感致しましたが、こうして新しい知識を得ることが出来て嬉しくもあります。

 

お嬢様も何かご存じの事があればぜひお教えくださいませ。

 

 

今月はご挨拶にございましたが12月らしくポインセチアを折ってみました。

 

お気に召してくだされば光栄でございます。

 

では、お屋敷にてお嬢様のお帰りをお待ちしております。

霜月

鮮やかな紅葉の季節となり秋も一段と深まってまいりました。

お嬢様いかがお過ごしでしょうか、乾でございます。

 

さて、今月の七日は二十四節気の立冬でございます。

以前にもこの日が「ココアの日」である事をお知らせした記憶がございます。

その他には真冬の寒さに備えて冬支度の準備を始める「こたつ開き」の時期でもございます。

お屋敷でもそろそろ暖炉を掃除したり、薪割りをする時期となりますね。

掃除は身の軽い使用人が何人か居りますし、薪割りは当家の力自慢が何人かおりますので彼らに任せるとして私は彼らの仕事ぶりの確認と、そうそう吹雪の日などお出かけ出来ないお嬢様に読んでいただく書籍の準備をすることに致しましょう。

早速書店巡りに出かける事に致します。。

はい?何か嬉しそう?滅相もございません。

あくまでお嬢様の為の書籍をお選びするためでございます。

何か良い書籍がございましたら必ずご報告させていただきますので少々お待ちくださいませ。

 

今回はご挨拶にもございました紅葉を折ってみました。

お気に召してくだされば幸いでございます。

では、お嬢様のお帰りをお待ちしております。

神無月

秋色日毎に深まり山々の紅葉も美しい季節となりました。

お嬢様いかがお過ごしでしょうか、乾でございます。

 

先月ギフトショップにて私がおすすめの「栗のケーキ」が大変ご好評いただきまして
誠に有難うございました。

今後また機会がございましたらお嬢様にお喜び頂けるスイーツをご用意いたしますの
でその時は宜しくお願いいたします。

 

さて、今回はミステリー記念日のお話をさせていただきます。

1849年の10月7日はミステリー小説の先駆者であるエドガー・アラン・ポーが亡く
なった日でございます。

後年この日をミステリー記念日と制定されました。

代表作「モルグ街の殺人」はご存じの方も多いと思います。

現場の状況を考えながら犯人?人?意外な事実を結論づけるまでの見事な推理が展開
されるさまは現在でも面白うございます。

 

また面白いミステリーが読みたくなってまいりました。

お嬢様、何かお勧めがございましたらお教えくださいませ。

 

今月の折り紙はリスでございます。

では、お屋敷にてお嬢様のお帰りをお待ちしております。

長月

残暑去り難く暑い日が続いておりますが、お嬢様いかがお過ごしですか。

乾でございます。

 

9月といえばお月見がございますね。

今年は9月10日の土曜日が十五夜(中秋の名月)となりますので皆でお月見が出来れば嬉しゅうございます。

 

ところで「お月見どろぼう」という風習がある事をご存じでしょうか?

「お月見どろぼう」は、十五夜(中秋の名月)に飾られているお月見のお団子を子供たちが盗む風習でございます。

昔、子供たちは月からの使者と考えられておりこの日に限ってお団子を盗むことが許されていたそうでございます。

そして「お月見どろぼう」にお団子を盗まれることは縁起が良く、豊作になるということから昔は日本各地の農村部で行われていたそうでございます。

中でも愛知県の日進市や名古屋市、三重県の四日市市などが有名なのだそうです。

こんな風習がある事を知った時、なんとなくですがハロウィンの子供達にお菓子をあげる風習を思い出しました。

この様な風習は世界中にあるのかもしれませんね。

 

さて、今回は隈川君からのリクエストで「しろくま」でございます。

 

ファーストフットマン仕様でクロスタイを着けさせましたがお気に召してくだされば幸いです。

 

では、お屋敷にてお嬢様のお帰りをお待ちしております。

葉月

暑さがひときわ身に染む毎日でございますが、お嬢様いかがお過ごしでしょうか。

乾でございます。

 

まだまだ暑い盛りでございますが今月の7日は立秋となりますので暦の上では初秋でございます。

8月は葉月と申しますが、葉が紅葉して落ちる月「葉落(はおち)月」から「葉月」となったと言われております。

紅葉で葉が落ちるのは秋ではないかと思われるかもしれませんね。

旧暦では、8月は秋なのでございます。

 

また、8月は「葉月」以外に「萩月」「秋風月」「月見月」「子染月」「雁来月」「草津月」「燕去月」といった秋を連想させる別名がございます。

 

こんな事を認めておりましたら、何かとても秋が恋しくなってしまいました。

早く涼しくなってほしいものでございます。

 

さて、今月は夏の花、向日葵の折り紙でございます。

 

 

お気に召していただけましたでしょうか。

 

では、お屋敷にてお嬢様のお帰りをお待ちしております。