気候の変化は食べものの旬にも影響を与えるものです。
四季が失われつつあるという話をよく耳にしますが、同時に季節感をともなう食べものの旬というものも失われていくのかもしれません。
このようなことを申すと怒られてしまうでしょうが、今や様式美となりつつある伝統的な季語も意味をなさなくなり、ますます形骸化してしまうのでしょう。
さみしいものです。
伊織でございます。
秋から冬にかけて空気が澄んでいくにつれて、夜空を見あげて星を探す機会が多くなるように思います。
星同士を線で結んで星座に編んでは、はて何の神話に登場するものだったっけ、と首をひねります。どうにかして助けによらず思い出したいもので、眉間にぎゅっとしわを寄せながら夜道を歩こうものなら、自然と人に道を譲られていたりするものです。
そんなに怖い顔して歩いてるものでしょうか?
そうして悩んでいても答えにたどり着けない星座がどうしても出てまいります。
神話のない星座群です。元も子もない話でございます。
星座がすべてギリシャ・ローマ神話に由来していると思いきや、18世紀になって制定された器具や芸術の道具を象る星座の一群というものが存在いたします。
「けんびきょう座」とか「じょうぎ座」などがその一例です。
古くからある星座でも、こいぬ座のような「おいおい、ムリするなよ」とつい口にしたくなる形の星座があるというのに、この新しい星座群はツッコミどころに事欠くことがございません。
ラカイユの設定した新しい星座の内、9月に見えるのは「けんびきょう座」です。
暗い星ばかりで見つけづらい星座、望遠鏡でものぞきながら探したいものです。
ちなみに「ぼうえんきょう座」は日本からは半分しか見えないそうです。
片目をつぶってよーく探して……見つからないならもう片方の目もつむって、ゆっくり眠るといたします。
