ご機嫌麗しゅうございます。お嬢様。
葉山でございます。
春バラが美しく咲き誇る季節でございます。
バラは西洋では古くから「神が最も完成形に近づけた花」と言われてきました。
花びらの重なり、色彩そして香り。棘も含めて美の芸術として。
さて、私もいてもたってもいられず今年も美しいバラを求めてお散歩に行ってまいりました。
私が今回訪れたその公園には約400品種、約5200本のバラの花が植栽されており国内でも最大級の規模のバラ園でございます。
バラの花の色は、王道の深い紅だけではございません。
淡い桜色、杏子のようなアプリコット色、透き通るような白、蜂蜜を思わせる黄金色、夕焼けのような橙、そして藤の花を思わせる青みがかった紫まで、本当に多彩でございます。
そして同じバラでも花の形、咲き方も様々。まるで舞踏会のドレスのような花や幾重にも重なった花弁が光を抱え込むように咲いているものなどがございます。
大きさもさまざまで、手のひらほどある大輪種や小ぶりの房咲き品種、アーチに絡むつる薔薇なども。
それぞれ似通ったものはあっても同じ花はなく、私は広大なバラ園を調べたり気に入ったものを写真におさめたり、その美しさに見入ってしまったりと時間をかけて探索し、心行くままに春のバラを楽しんだのでした。
園内は多くの春バラと人々の微笑みに満ち、風が吹くたび香りが幾重にも重なり合いとても華やかな空気に包まれておりました。

もしお嬢様があの庭園を歩かれていたなら、どの薔薇の前で立ち止まり微笑まれるだろうと想像し思いにふける、そんな初夏のような陽気の春もおわり次の季節の足音聞こえるそんな一日。
いつかはお屋敷の庭をこのバラ園のようにできたら良いなと思うのでした。
さて、戻って花壇や菜園仕事を致しましょう。