消夏法など

司馬でございます。
皆様、お健やかでいらっしゃいますか?

もはや聞き飽きられた言葉かとも存じますが、本当にお暑うございますね。
ぜひとも、水分補給と塩分補給は決してお忘れなきよう。
食欲もなくなってまいりますが、なによりも三度のお食事をしっかりとお取りくださいませ。

夏の盛りには冷たいものが嬉しゅうございますね。
かき氷、シャーベット、アイスクリーム。
井戸水で冷やした西瓜。
暑さには閉口いたしますが、涼風が流れる庭園の木陰で、こんな品々をお召し上がりになれば、夏が過ぎていくのも惜しまれることでございましょう。

さて、夏の暑さをやわらげ、涼しく過ごすための工夫や方法のことを消夏法(しょうかほう)と申します。
すだれや日傘で日光を遮る、夕方に打ち水をする、風鈴や扇風機を使うことなどが挙げられます。
怪談話などもよろしゅうございますね。

ちなみに、司馬が好む消夏法は、叩いた胡瓜にもろみ味噌をつけて、冷酒を一杯でございますが、あまりにも庶民的でして、これはお嬢様におすすめできるものではございませんね。
お嬢様方も、それぞれに良き消夏法を見つけて下さいませ。

では、いつでもご滞在いただけるように、湖畔に建てられた当家の別荘を整えて参ります。
お嬢様方。
決してご無理をせずに、この夏を乗り切ってくださいませ。

 

晩夏の候

お屋敷の庭を渡る風にも陽の香りが、激しく地をたたきつける雨を降らす雲近づけば雨の香りが混じるようになりました。

ご機嫌麗しゅうございます。お嬢様。

 

葉山でございます。

 

夏 この季節は、春のような華やかな競い合いではなく、強い陽射しを受け止めながら静かに咲く花々がその真価を見せる時節でございます。

 

朝には蓮の花が静かな水面に気高く咲き、世俗の喧騒から少し離れたような穏やかな時間を授けてくれております。

 

昼には炎のような花を咲かせながら、葉の付け根で静かに未来を育てるオニユリが暑さの中でも力強く凛として咲きほこります。

見た目は豪胆、しかし生き方は実に慎ましく賢い花です。

 

そして夾竹桃は炎天下にも負けず鮮やかな花を咲かせます。

夾竹桃は葉は竹に似て花は桃に似ていることから「夾竹桃」という名が付けられました。

最大の特徴は、植物全体(花・葉・茎・樹液・種子)に強い毒性があることです。誤って口にすると危険で、枝を箸や串代わりに使うことも避けるべきとされております。

一方で暑さや乾燥、大気汚染にも非常に強く街路樹や公園樹として広く植えられてきました。特に広島では、被爆後にいち早く花を咲かせたことから、「復興」と「希望」の象徴としても知られています。

 

夏の庭園に出かけ炎天下の中、美しさと強さを併せ持つ花々を見ていると私も暑さに負けることなく精進せねばとうなだれた姿勢を正されるのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この季節は、体にも心にも少しずつ疲れが積もりやすいものでございます。思うように歩みが進まない日もあれば、立ち止まりたくなる日もあることでしょう。しかし、お嬢様もどうか暑さに負けることなく、ご自身の歩幅で前へと進んでいただきたく存じます。

 

しかしながら疲れた時は休息も大切、そのような時はお屋敷にお戻りくださいませ。

いつお戻りになられても良いようにご準備をしてお待ちしております。

 

それでは十分にご自愛くださいませ。

 

 

無題

お嬢様、奥様、お坊ちゃま、旦那様、ご機嫌麗しゅうございます。
久保でございます。

先日、良き食にふれることもまた、大事な使用人としてのお勉強と自身に言い聞かせて、遠方のとある名店まで足を延ばしてまいりました。

実はここ最近、自分でも少し困っていることがございます…

ハンバーグが好きなのです。

いえね、正確に申しますと、昔から特別好きだったわけではございません。
もちろん嫌いではありませんでしたし、食べれば美味しいと思っておりました。

しかし、ここ数年はどうでしょうか!

気づけばメニューにハンバーグがあると目で追い、街を歩けば評判のハンバーグ店を調べ、お暇を賜れば「今日はハンバーグを食べようかな(ニッコリ)」と考えている自分がおります。

これはもう立派な恋ではないでしょうか!!!

おっと、失礼いたしました…少々取り乱してしまいました….

 

さて、お嬢様、奥様、お坊ちゃま、旦那様。

そんなハンバーグの溢れる魅力を是非お届けしたく、

僭越ながらさらに筆を走らさせていただきます。

 

運ばれてきたお皿には、ふっくらと厚みのある常陸牛100%のハンバーグ。
こんがりと焼かれた表面は艶やかで、見ているだけで期待が膨らみます。
ナイフを入れると、すっと切れ込みが入り、美しいレアの断面が顔をのぞかせます。

そして熱々の焼き石へ

そっと乗せた瞬間、、、

「じゅううううぅぅぅ……」

香ばしい音とともに湯気がふわり。
お肉の焼ける香りが鼻をくすぐり、思わず顔がほころびます。
さらにもう一切れ。

「じゅっ!」

もう一切れ

「じゅわっ!」

この時間が実に楽しいのです。
自分の好みの焼き加減へ育てていく感覚。
焦らず、少しずつ。

音を聞き、香りを楽しみながら待つひとときもごちそうでございます。

そして口へ運べば、表面は香ばしく、中はふっくら。
噛むたびに肉汁が「じゅわっ」と広がり、お肉の旨味と甘みが次々と押し寄せてまいります。
一口…
また一口…
さらに一口!

気づけばお皿の上のお肉がどんどん減っていくのでございます。

不思議なものです。

以前は「今日は何を食べようかな」と考えていたのに、最近は「どこのハンバーグを食べようかな」と考えております。

なぜこんなにも惹かれるのか。

音でしょうか。
香りでしょうか。
それとも、目の前で仕上げる楽しさでしょうか。
理由は分かりません。
ただ一つ確かなのは、私は今、かなりハンバーグに夢中だということでございます!!

次のお休みも、きっとハンバーグを探している気がいたします。

こちらの日誌を夜中に読んでしまった皆様、お気の毒でなりません。そんな時はハンバーグ食べましょう!!

泡沫の夢

夢には大きく二種類あると言われてます。
心の影響によるものと、願望。
つまり、心の影響によるものを支配出来れば、
睡眠も一つの楽しいコンテンツとなります。

わたくしはどちらかというと追われる夢でしたり、良くない夢を見る方が多くございます。

ではどうしたら夢を制御出来るのでしょうか?

それはきっと

『日々を希望溢れるものであると願うこと』

簡単そうで難しい。

お嬢様、
何か良い方法がございましたら
是非わたくしに教えてくださいませ。

7月を終え

ご機嫌麗しゅうございます。東條です。

7月も終わり夏本番と言ったところでございますが、その前に…夏祭りお疲れ自分と言ってやりとうございます。

有難いことに大旦那様にお声をかけていただき、舞台に立たせていただきました。人前特にお嬢様方の前でのお歌の披露などしたことがなく、大変緊張いたしましたが何とか大きな問題もなく成功と言っても良い状況で終わらせることができ嬉しゅうございました。

もちろん改善点などは上げればキリがありませんが、楽しかったのでそれで良しということにさせていただければ。

まだまだ夏も真っ只中でございます。

大変お暑うございますのでどうぞ体調にはお気をつけてお過ごしくださいませ。

グリーンカーテン

健やかにお過ごしでいらっしゃいますか?
宗近でございます。

猛暑が続いておりますね。
歳のせいとは思いたくございませんが、最近は暑さも相まってか明け方に目が覚めることがございます。
そんな時は無理にまた寝ようとせず散歩に出掛けるようにしております。

先日そんな散歩をしていた時に、ある庭先に見事な朝顔のグリーンカーテンを見つけました。
花が綺麗なのはもちろん見た目にも涼やかでございますね。

私が子供の時代には学校で一人ずつ朝顔の鉢を育て、夏休みには家に持ち帰って観察日記をつける宿題がございました。

そのせいか庭先や玄関に朝顔の鉢を見かけることがございましたが、最近あまり見かけない気がいたします。

今は子供の宿題はなくなったのか、または朝顔を育てること自体難しい暑さになってしまったのかもしれませんね。

来夏にはティーサロンの玄関先にも朝顔のグリーンカーテンが設えられるよう、自室に朝顔の鉢でも準備しようかと思っております。

Catalyst

今年は暑くなるのが遅くて良いと思っていたところ寝首を掻かれました。

日傘を買うはいいものの、そのたびに紛失してしまう能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

 

クリームソーダのグラスに結露が滴る様子を眺めながら、読書する時間。

目の前の事象に集中する環境を整え、全てを忘れ物語に没頭いたします。

自分だけの隠れ家に浪漫を感じるのは、きっと私だけではないはずです。

 

高校生時代の夏休み、私はよく近くの図書館にずっと籠っておりました。

ときに複素数平面と向き合い、ときにトムとメアリーの会話を聴きながら。

カフェで勉強することが増えた大学生になってからは赴くことがなくなり、

私にとってのその図書館は、青春の思い出が封印された場所となりました。

 

この日誌を書いているうちに図書館の様子が知りたくなり、HPを覗くと、

以前よりも洗練されたページが出てまいりまして寂しさを感じると同時に、

掲載されているところどころの写真に時代を感じて、嬉しくもなりました。

 

記憶を動かすのはいつも偶然。時間を超えて思い出が蘇ってまいりました。

郷愁の想いが増えるのも、人生の経験が重なってきた証拠かもしれません。

大人になってからしか味わえない楽しみを、また増やすことができました。

 

記憶の引き金は普段の生活の中でもたくさん転がっているものです。

僅かなきっかけから想いを巡らせるのも、大人の醍醐味でございますよ。

 

能見