ある日のコーヒーのお話 ~ホンジュラス ブエナビスタ農園~

お嬢様、お坊ちゃま、奥様、旦那様。

ご機嫌麗しゅうございます、山岡でございます。

 

この手記をしたためる頃、世間は梅雨入りをいたしました。

この手記をご覧いただく頃、主はいかがお過ごしでございましょうか。

 

先日新たなコーヒー豆を求め、街を散歩しました。

そこで出会った豆が

「ホンジュラス ブエナビスタ」というものでした。

ホンジュラスは世界コーヒーシェア6位の国で

スペシャルティクオリティの豆の生産が主で

近年コーヒー豆生産において注目を集めているそうです。

豆の特徴は酸味苦味どちらかに偏り過ぎることのない

中性的な味わいがよくあげられております。

ホンジュラスの公用語はスペイン語でして、

ブエナビスタというのはスペイン語で「良い眺め」を意味するそうです。

農園自体はホンジュラス中心から少し西の方に位置し、

生産量の少ない小規模農園だそうです。

 

だそうですばかり。。覚えたての知識を記しました。

というのも私自身ホンジュラスの豆を頂くのは今回が初めての事でして、

昨今はアイスコーヒー用ブレンド豆を自身でブレンドする事に暫く勤しんでいた為、

スペシャルティクオリティの豆をシングルで求める機会は久しくございました。

 

テイスティングノートには

オレンジ、ストーンフルーツ(桃やプラムなどの種の大きい果実)、ブラウンシュガー

と記されております。

手に入れた豆屋さんの焙煎は一律中煎りとのことでございました。

 

味わってみましょう、まずはホットで。

豆を挽いた瞬間の香りは格別でございますね。

まさにこの瞬間しか嗅げない香りでございます。

ノートにある通り香ばしさと甘さからはブラウンシュガー系の香りを感じられます。

そして中煎りと聞いていたにはやけに明るい、浅煎りのような豆の色でした。

抽出している最中からフルーティーな香りが立ち込めます。

出来立ての香りは桃の香りが一番強くございました。

飲んでみます。うむ、酸味が強い。

ちなみに抽出は中挽きで90度です。

普段苦みの強い豆を好むので特に酸を強く感じました。

確かにバランスで言えば中性的なのでしょう。

平たく言えば日本には馴染みの薄いタイプの酸っぱいコーヒーです。

新鮮なコーヒーチェリーの酸味と甘みをしっかりと感じられるタイプの、

ジュースのような捉え方が適している味わいでございました。

これからの季節にはこういった味わいでスッキリと楽しむのもよぉございますね。

 

アイスコーヒーでも飲んでみました。

急冷製法、抽出は細挽きで100度です。

予想通り、非常にスッキリとした味わいで、アイスティーのように飲めます。

甘味を入れていないのにほのかに甘い後味がします。

初見でいきなり出されると恐らく何を飲んでいるかわからないような味わいです。

悪い意味ではなく、それだけ一般的に思われているコーヒーの苦みがこのコーヒーにはないということです。

この苦みの少なさと酸味と甘みの強さこそ、

サードウェーブコーヒー特有のスペシャルティクオリティのコーヒー豆たちの特徴と言えます。

 

お嬢様お坊ちゃまもホンジュラスの豆で

新たなコーヒーの味を知ってみるのはいかがでしょうか。

お外の世界で出会えましたら是非飲んでみてくださいませ。

古谷でございます

日差しの強い毎日が続いております

いかがお過ごしでしょうか

白昼の熱気に包まれた一日の終わりには

どうぞお召し上がりなさってください

今宵の一杯を

グラスに満ちるきめ細やかな泡が
夜空に散りばめられた星々を
閉じ込めたかのように煌めいております

そのままお楽しみいただくのはもちろん、
お好みのリキュールを添えていただくのもよろしいかもしれません

残る余韻が
ひと夏の宵をより印象深いものにしてくれます

そのひとときが
かけがえのない思い出となりますように

お嬢様と夏の思い出に

乾杯

笹の葉サラサラ

司馬でございます。
皆様、お健やかでいらっしゃいますか?

七月に入りましても、どんよりとした陽気が続いております。
カラリとした晴天が続くのは、いつ頃なのでしょうか?

もっとも、あまり陽射しが強烈になりすぎてしまっては、お体の調子も心配になってしまいます。
今のうちから、夏本番の暑さに備えつつ、ゆっくりとコンディションをお整え下さいませ。
ご無理は禁物でございますよ。

さて、7月の初めには恒例行事の七夕がやってまいります。
玄関には笹の葉が飾られ、使用人たちの願い事をしたためた短冊が下げられます。
恐れ多いことながら、今年はいつにも増して、多くの使用人の願い事が、賑々しく飾られております。
ご一読いただきまして、お嬢様方のお出かけの座興にでもなれば、うれしい限りでございます。

とはいえ、お嬢様方の願い事は、使用人の願い事。
お嬢様方も、どうか堂々と短冊を笹の葉に掲げてくださいませ。
主の本当の望みを知り、それを叶えるために粉骨砕身するのが、我々一同の真の望みでございます故に。

では、良き七夕をお迎えくださいませ。
当日の夜は晴天に恵まれて、満天の星々が見えるとよろしゅうございますね。

文月

暑い日が続いておりますが、お嬢様いかがお過ごしでしょうか。
乾でございます。

少し前に「バックムーンBuck Moon」と言う言葉を知りました。
アメリカの先住民が名付けた7月の満月の呼び名でございます。
北米に生息するオスの鹿(バックBuck)の立派な角がこの時期に新しく生え変わる事に由来しており、生命力や成長の象徴とされております。
角が生え変わる鹿の習性から、バックムーンの時期は「再生」「成長」「新しい自分への生まれ変わり」に最適なタイミングと言われております。
過去の失敗やネガティブな感情を手放し、新たな目標に向かうエネルギーをもたらしてくれると信じられております。

お嬢様も新たな試みに挑戦してはいかがでしょうか。
きっと良い結果が待っているかもしれません。

では、お嬢様のお帰りをお待ちしております。

デフォルメ

ご機嫌よう、隈川でございます。
生きているとそれぞれ考え方の癖がついてくるかと存じます。

ちなみに、私の思考の癖はデフォルメです。ものごとの要所をつまんでわかりやすい形に整えてしまうのです。

この考え方をしているとコツを頭で理解するのが早く、傍から一見すると器用に見られることが多くございますが、実際はざっくりと形を捉えているので深く探求する専門家に敵わないことを痛感してばかりです。

などと、こんな風にお話しておりますと、自身を卑下しているように見えるかもしれませんが、わるいことばかりでもないのですよ。

例えて申しあげるならばインスタントラーメンなどでしょうか。

本格的な味には及びませんが「ラーメンを食べたい」という欲求を廉価に手軽に満たすことはできます。

名店のラーメンとは違った需要がございますよね。

いつも申しあげている目的と手段の明確化などもこの思考癖に由来するのかもしれませんね。

 

…….え?インスタントラーメンをシェフに作らせてみる??おやめください!そういうお話では、お嬢様!

お嬢様〜!!

隈川

右か左か

コーヒーを淹れる際、お湯を右回りに注ぐのと左回りに注ぐのとでは味が違うという言説がありますが、違いを実感したことはありません。

伊織でございます。

 

 

地球は西から東へ左回りをしております。

もしこれが右回りだったらどうなっていたのでしょう。

左回りだからこそ生命が誕生したのかもしれませんが、あくまで左回りというのは北半球に住むわたくしたちが北を上にした地図を見て言っているだけで、南半球の方がお使いの地図をもとに考えれば右回りになります。

 

 

どちらの回転にせよ生命は生まれていたらしい、ということは聞きかじりました。

しかし、風や海流の流れが逆になるため、気候が反転していた可能性はあるというのもまた読み知りおもしろく感じています。

北が熱く、砂漠は緑になっていたのではないか、ということです。

 

 

太陽を回る惑星はみな同じ公転方向ですが、金星などは自転が右回りですし、天王星に関しては横倒しです。

右とか左とか、立てとか横とか、どれも重力の元で生きる人間に当てはめて定義しているだけです。

よくよく考えれば宇宙は無重力ですし、左右上下の区別もありません。

 

 

実際あれこれ逆に回してみたらどうなるかだなんて確かめようはありませんが、逆転の世界はきっと似て非なる環境になっており、そこにはパラレルワールドと呼ばれるような地球が存在していたのでしょう。

むずかしいことは分かりませんが、分からないこそ想像を膨らませる楽しさがあります。

答えを知りたい反面、知らないままずっと思惑にとらわれていたい気持ちもいたします。

 

 

今年も南半球、オーストラリアのシドニーにてお勤めを仰せつかりました。

逆転した冬の街から、また様子をご報告いたします。

風鈴

健やかにお過ごしでいらっしゃいますか?
宗近でございます。

先日散歩をしている時に風鈴の音色が耳に届いて参りました。
夕暮れの風も相まって非常に心地よい響きでございましたので、ふと風鈴が欲しくなり探しに行って参りました。

探してみると多種多様ございますね。
本体はガラス、鉄や錫などの金属、陶器の風鈴もございました。
本体の材質や形状によって響きが変わるのはもちろん、本体が同じでも舌が違うだけで異なるため好みの音色を探すのが楽しくなり一日中探し回っておりました。

悩みに悩みましたが最終的にひとつ買い求めてまいりました。
涼しさを感じる心地よい音色には厄除けの意味もあるようです。

お嬢様も心地よい響きに出会われましたら是非お試しになってみてくださいませ。