はじまりはじまり

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

四月は始まりの季節です。
例外なく、私にとってもそうでございました。
使用人になるべく修行を重ねた日々の末に、
ようやくティーサロンに立ったあの日。
嬉しさや楽しみという感情よりも、
緊張や戸惑いが先立っていたのを覚えております。

今でこそ教育係を仰せつかるようにもなりまして、
何食わぬ顔が出来ております(と思います)が、
当時の自分が見たら驚くかもしれませんね。

あの頃教えてくれた教官や共に励んだ同輩たちは、もう旅立ってしまいました。
気づけばそろそろ教官たちが仕えた年数を追い越してしまいそうです。
それだけ長い時間が経ちました。

ここまでお仕えさせていただいたこと、感謝しております。
そして何よりも皆様のおかげであることを胸に留め、
これからもお仕えいたします。
10年目、改めてよろしくお願いいたします。

才木

目まぐるしい季節に

椎名でございます。

大よそ4月とは思えない気温が続いてございます。

何でも4月上~中旬に25度以上に達する事は、東京都心でも4年ぶりなのだそうでございます。

 

もともと寒がりな体質のため、暖かくなっていくこと自体は大変ありがたく、待ち遠しく感じておりました。

しかしながら、さすがに冬の装いのまま突然25度という気温を迎えますと、思いのほか暑さを覚え、季節の移ろいの速さに少々驚かされております。

 

また、日中は汗ばむ陽気である一方、夜間には気温が落ち着くことも多く、服装選びに悩まされる日々でございます。

それでも、少しずつ近づいてくる明るい季節の気配には、心が弾でまいります

 

先日、東武デパートスカイデッキにて開催された催しに参加いたしました折にも、日差しの強さはなかなかのもので、日傘が手放せないような一日で、春というよりは、もはや初夏を思わせるような陽気でございました。

これは夏本番はどうなってしまうのか・・・?

と考えますと不安になってまいりますね。

 

 

さて、お話は変わりますが、4月は新たな生活を迎えられた方も多い時期でございます。

環境の変化に胸を躍らせていらっしゃったり、あるいは少しの緊張や不安もあるかと存じます。

お嬢様の新しい歩みが、穏やかで実り多きものとなりますよう、心より応援申し上げます。

 

また、これまでと変わらぬ日常を大切に過ごされているお嬢様にとりましても、この季節がささやかな彩りや心地よい変化をもたらすものでありますように。

 

お屋敷でも、新たな顔ぶれが加わり、日々お嬢様にお仕えするために研鑽を重ねてございます。まだ至らぬ点もあるかと存じますが、一日も早く一人前としてお迎えできるよう努めて参ります。

屋敷にてお見かけした際には、ぜひ温かく見守っていただけますと幸いに存じます。

 

季節の変わり目、どうぞご自愛のうえお過ごしくださいませ。

お嬢様のご帰宅を心よりお待ち申し上げております。

99.9

いかがお過ごしでしょうか。桐島でございます。

4月のイメージは皆様はどんなものでしょうか。
私は変化の季節だと存じております。

と言う事で自身でも何か変わった事があるかふと思案してみました。

最近変わった事でございますと新たなフライパンを手に入れました。

特に特殊な機能はございませんが、とにかくでかく、30cmの物を購入いたしましたが非常に良いですね。今までの2倍の量を調理してもしっかりと収まってくれるので作り置きにおいて非常に時短になります。

その他ですとよく掃除をする様になりました。

心の乱れは部屋の乱れと申しますが特に絵を描く人間でございますので乱れているとダイレクトに絵に出てしまいます。

一般的な掃除頻度でございましたが物自体を減らして綺麗にするまで簡単にしたところ非常に掃除しやすくなったので落ち着いて作業をするスペースを確保しやすくなりました。

なんだか家事のことばかりですね。

お嬢様はどんな変化がございましたか?是非ともお教えくださいませ。

建物

健やかにお過ごしでいらっしゃいますか?
宗近でございます。

私は好きなものと聞かれるとまず「お酒」と「甘いもの」が出てまいりますが、その次くらいに好きなのが「建築物」でございます。

大型のビルや小さな住宅はもちろん、橋やタワー、地下構造物も含め興味がございます。
地方で暮らしていた時期もございますが、東京の素晴らしいところは旧い建築物から新しい建築物まで数多揃っているところでございましょう。

普段は散歩をしながら旧い建物を眺めたり、新しくできた施設を歩いたりしております。
先月は首都圏外郭放水路と大井町トラックスを観てまいりましたが、共に興味深い点の多い建築物でございました。

そんな私が楽しみにしている催し「東京建築祭」が5月に始まります。
年に一度、100以上の建物の展示や特別公開が行われる催しであり、京都非公開文化財特別公開に匹敵する催しと感じております。

一週間程の開催期間をどのように周ろうか計画をたてるのが楽しい最近でございます。

個人的な今年のおすすめは
旧近衛師団司令部庁舎
カナダ大使館
東京藝術大学 赤レンガ1号館
慶應義塾 図書館旧館
丸石ビルディング
カトリック築地教会
辺りでございましょうか。
建築物がお好きなお嬢様がいらしたら是非一度情報をご確認くださいませ。

近い将来にはお屋敷やティーサロンにも催しへの参加依頼が参るかもしれませんね。
その日のためにも私共使用人が品位と格式を守ってまいりましょう。

ぴっちぴっちちゃっぷちゃっぷ

お嬢様、ご機嫌麗しゅうございます。

間もなくいたしますと梅雨のシーズンが到来いたしますね。

 

え、気が早うございますか?

 

いえいえ、そんなことは決してございません。

 

以前お話したことがあるやもしれませんが、私自身なにを隠そう、雨を好んでおります。

 

もちろん、お屋敷にて干しておりますお布団の乾きづらさやお外へのお出かけの難しさはあるかと思われますが、

それを差し引いても雨の日になりますと少しワクワクしてしまうのです。

 

お気に入りの傘を差す際の高揚感、夕立ちが訪れる前の香り、長靴をはいた少年の足音、

 

どれをとっても楽しくて仕方がございません。

 

実はと言うと、つい先日も雨の際のお出かけ用に長靴を新調したばかりでございます。

 

トタン屋根に当たる雨粒の音はまるでオーケストラのようで、

 

目の前に広がる水溜まりはどこかのどなたかが描いたアートのようで、

 

そう考えると楽しくございませんか?

 

もしよろしければ、後日 雨天の際には共にお気に入りの傘をさしてお出かけいたしましょう。

 

もちろん、お洗濯ものはしっかりと取り込んで起きますのでご安心くださいませ。

 

雨天の素晴らしさ、わかちあえると嬉しゅうございます。

 

火野

麗らかな春光の候

ご機嫌麗しゅうございます。お嬢様。

 

日々温かさが増して行き、ようやく春本番といった様子。

街路樹の桜も、まるでお嬢様をお迎えするかのように一片また一片と花を開いていき、あっという間に満開に。

その美しい情景たるや、見上げれば枝の隙間からこぼれる光が花びらに反射し、薄紅がかった白い霞のような空が視界すべてを覆い広がり。風がそっと吹けば、花びらはユラユラと舞い落ち空気そのものが淡い香りを帯びてゆくようでございます。

 

桜の名所と言った所へ赴けば、それはもう大勢の花見に勤しむ方々でいっぱいでした。

桜の木の下は海のように青いシートを敷き全力で宴を楽しむ人々。

歩き見ている人も歩を進めるスピードは様々でしかしながら皆天を仰いで思い思いに眺め、時に足を止め機器でその一瞬を写していたり、各々がそれぞれの方法で心にとどめているようでした。

 

満開の桜の下で人は皆、満面の笑みでただその美しさに心を預けている様子でした。

この時がずっと続けば良いのにと思わずにはいられないのでした。

 

 

 

 

 

 

 

ところが

せっかくソメイヨシノの開花を告げたその日から花散らしの雨風に見舞われる日も多く

あっ

という間に緑の葉と枝がむき出しの姿になってしまったのでした。

しかしながら桜は咲くその瞬間にすべてを注ぎ込むかのように、短い命を惜しげもなく輝かせます。

だからこそ毎年こうして私を含め多くの人々を魅了して止まないのでしょう。

 

そしてお嬢様にお届けしたい春を告げる花がもう一つ

それはネモフィラ

とある使用人にお話をいただくまでは不覚にもあまり気にも留めることはございませんでした。

しかし、その公園に足を運び私はその圧倒的なまでの青の絶佳に言葉を失うのでした。

ネモフィラは「瑠璃唐草」とも呼ばれ、春の庭を淡い青で染め上げる可憐な花でございます背丈は控えめでありながら、群れ咲く姿はまるで青い絨毯のよう。ひとつひとつは小さくとも寄り添い合うことで風景を変えてしまう、その慎ましさと力強さが、なんとも奥ゆかしくございます。

 

 

 

 

 

 

 

頬を撫でる春の風にプルプルと揺れる可愛らしい花たち。

風に揺れる青の光は、心をやさしく包み込み優しさで満たされてゆくのを感じました。

 

今年の春は長くあって欲しいと願うのでした。

 

季節の変わり目ゆえ、どうぞご自愛のうえお過ごしくださいませ。

お嬢様の春が、やわらかな幸福に満ちたものでありますよう。

 

葉山

1

ごきげんよう、隈川でございます。
4月は気候、生活ともに環境が大きく変わる転機になりやすくございます。いえ、天気と転機をかけたつもりはありません。

ご環境によって0から1に変わることもあれば、1から0に戻ったり、0のまま、あるいはマイナスに落ちてしまったように感じることもあるかもしれません。

もしも今、感じている数字にご不安を覚えたのであれば、手元のちいさな情報すべてを部屋に置き去りにして外を歩いてみてくださいませ。

プラスもマイナスも悩みごとの多くはその身に宿っているわけではありません。

大丈夫です。
貴方様は生まれてから今日までずっと変わらず尊い1なのですから。

どこを向いているのか、どこへ行きたいのかを手ぶらで再確認するのにこの季節はちょうどよろしいでしょう。お散歩日和でございます。

隈川