どっち派?

あれよあれよと気温が下がってまいりましたが、お嬢様方に置かれましてはいかがお過ごしでしょうか。

香川でございます。

ご別宅での衣更えにもようやく躊躇なく手を付けられる頃合いといったところでございましょうが、ハロウィーンのフィッティングがお先になりましょうか。

今年はお屋敷では魍魎というよりは猛禽、、
いやいやワンちゃんニャンちゃんたちが10月を盛り上げようと頑張っているようでございます。

ゆきやこんこんで始まる歌の中でも、
犬は喜び庭駆け回り、猫はこたつで丸くなるというフレーズがございます通り、
両者は違った性質のものとして描かれることも多々あるように存じますが、
イヌ派?ネコ派?というような聞かれ方も世にまま存在するようでございますね。
お嬢様におかれましてはいかがでございましょうか。

ネコ派だけどスキーやスノーボードが大好き!
こたつなしの生活なんて考えられないけどイヌ派!

…そもそも雪とこたつとの選択じゃあございませんでしたね。

時に、

ハロウィン?

それとも

ハロウィーン??

そこまで気にするほどのものでもございませんが、実は違いには理由があるのでございます。

答えをここですぐにお伝えしようかとも思いましたが、、
ちょっぴり味気ないようにも存じましたので、
お嬢様なりの理由などもお考えになってみてくださいませ。

話題は変わって味と申しますれば、今月20日には東條とともにカクテルデーを仰せつかりました。
東條からは趣の異なる二種類のカクテルを提案され、当家らしいアレンジをわれわれなりに施してございます。

さあ、お嬢様。
ドチラ派??

…願わくばドチラも派となっていただきたいところでございますが。

お帰りを心よりお待ちしております。

秋といえば②

ご機嫌麗しゅうございます。
山岡でございます。

「秋といえば」をテーマに日誌をしたためております。
第二弾でございます。
ざっと調べて出て参りました単語はこのような形。

食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋、芸術の秋
紅葉、金木犀、コスモス、
秋刀魚、栗、さつまいも、
お月見、運動会

参りましょう、ふぁいっ!(鐘のなる音)
(戦わないって前回言ったのに、、)

5.紅葉
大好きです。好きじゃ無い人は非国民です。
申し訳ございません流石に言い過ぎましたので撤回いたします。
何故好きなのかを言語化したかったのですが、
本当に好きなものが何故好きなのかは、
いつも感覚的な要素が勝ち上手く表現出来ません。
綺麗だから好き。シンプルですがこれ以上の言葉はきっと不要なのだと思います。

6.金木犀
ティーサロンで仕えるまであまり意識した事がありませんでしたが、当家のオリジナルブレンド「ステイゴールド」の香りが凄く好きなので、恐らく好きな香りなのだとは思います。
ただ花そのものを見た記憶は、、ないかもしれません。
どんな花だったかと調べ、画像を見た上でこんな花なのかとなっているので恐らく相当今までご縁のない花だったのだと存じます。
こういったものを好める感性をお持ちの方には非常に風情を感じ素敵な印象を抱きますね。

7.コスモス
日本名秋桜でございますね。
小学校の庭園に咲いていた記憶がありますが、
いかんせん山岡が花に興味を持ち始めたのは今年の春過ぎからなので、思い出や記憶に残る視認をしてこなかった感覚がございます。
それにコスモスや秋桜という言葉は、
山岡にとっては花そのものより
曲が浮かぶものでざいます。
特に一番浮かぶのは合唱曲の「COSMOS」でございます。
ただこの曲も学生時代に触れてきた曲ではなく、
大人になってから知った曲です。
ふと思ったのですが合唱曲というものはどこまで共通認識の話題として話せるのでしょうか。
世代や地域による差などは出るものなのでしょうか。
元のコスモスの話題とは全然関係なくなってしまいましたが、
是非お嬢様方の思い入れのある合唱曲を
今度ティーサロンでも教えて下さいませ。

さて今回は自然、花といった3つのワードに触れてみました。
鐘はなりましたが戦わずには済みましたね。
お次もお読み頂ける機会がございましたら是非お楽しみくださいませ。

十月

茹るような暑さと肌にまとわりつく熱気、立っているだけで額に汗をかく季節が終わろうとしている今日この頃。

あと数ヶ月もすれば今年も終わる事実に驚きを隠せませんが、残りの数ヶ月で何を果たせるか、何が出来るかを考えるのも楽しいかもしれません。

私はと申しますと、残りの数日を使い毎日のランニングを頑張ろうと思っております。

しかしながら、ただ走るだけというのは味気がないと思い、目標を立てることにいたしました。

合計で100キロ。

途方もない数字に見えますが、朝晩空いている時間で走り切ろうと思います。

嬉しいことに小早川も室戸も、私がちゃんとやり切れるか時折見守ってくださることに。

こんな素敵な同期に出会えたことに感謝と期待を裏切らないように決意が固まりました。

お嬢様、お坊ちゃまも、もし残りの月日で成し遂げたい目標がございましたら、達成できますよう、息を切らしながら祈っております。

Rêverie

執務室の椅子の上、深いまどろみの中で何か夢を見たようでございました。

心地よい風の吹く秋の夜長に、読書を存分に満喫したい能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

 

国際博覧会閉幕のニュースを耳にする度、郷愁という言葉が想起されます。

実際にその地におりますと、中々足を運ぶ機会はなかったかと思いますが、

遠く離れた慣れ親しみのある場所ならば、せめて一度は赴いてみたかった。

そう感じるほどに、人間心理というのは誠に都合のよいものでございます。

 

振り返るのには少し早いですが、浪花に所縁のあった一年でございました。

舞台の上での自分の発する言葉、そして様々な報道で見る画面越しの風景。

そういえば、私が度々赴いていた商店街は今どうなっているのでしょうか。

逡巡の末、知ることの恐怖からその好奇心に蓋をすることにいたしました。

 

マンデリンのシティロースト。私がずっと愛してやまない嗜好品のひとつ。

その焙煎香が部屋全体に広がっていき、壁一面に染み込んでいくようです。

最後のドリップを見届けて机に戻りますが一向に思考が進んでくれません。

きっと本日は諦めろということでしょう。そういう日もあっていいのです。

 

肌寒い秋風の撫でるこの執務室で。

もう少しだけ、瞼を閉じていようと思います。

 

能見

magic butterfly

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
隈川でございます。

使用人にできること、とはなんでしょう。

現実的に使用人がお役にたてることなんてせいぜい限られておりましょう。

どれほど望んでもあなた様の過去の後悔を消すことも、未来のご不安を理解することも、今この瞬間の心の痛みを和らげることも、直接的には何ひとつできやしないではありませんか。

魔法のようにすべてを叶えてさしあげたくとも、この現実を変える魔法を私たちは誰1人として持ち合わせていないのです。

 

それでも
だからといって、なにもできないのか、というとそんなことはございません。

たとえ限られたことであったとしても、何かがきっとできるはず。

もしも、貴方が嬉しそうに
微笑みを湛えることがあれば
特別製のケーキを用意して一緒に祝いましょう

もしも、貴方が退屈そうに
あくびを浮かべるような午後は
滑稽なユーモアで口元を緩めてみせましょう

もしも、貴方の悲しみに
世界が滲んで見えるときは
仰せのまま何処へでも
新しい景色を探しに行きましょう

未来や過去、今を愛せなくとも
なにもかもがうまくいかなくとも

この瞬間にこの文章を読んでくださっているあなた様が我々使用人にとってかけがえのない大切な存在であることを、心から信じていただきたいのです。

そして、他ならぬあなた様にも自分自身のことを、同じように大切に思っていただきたいのです。

それはティーサロンにお顔を見せられないときでも変わることはございません。

そのために本日も変わらず
紅茶を注ぎ、言葉を紡ぎ、音楽を奏で、それぞれにできることを精一杯にあなた様に捧げます。魔法でも作れないような幸せな一瞬のきっかけを見逃さぬように。

あらためて
使用人にできること、とはなんでしょう。

どうかこれからもその答えをお傍で探させてください。

小さな蝶が追い風で海を渡るように
この日誌がほんのすこしでも
眠れない夜を越えるささやかな力添えになりますように。

隈川

 

御礼参り

お嬢様、お坊ちゃまご機嫌麗しゅうございます。

冴島でございます。

お嬢様、お坊ちゃまは覚えていらっしゃるでしょうか。

私がいつの日か日誌に綴ったとある神社を参拝するまでの珍道中。

あれは確かとても寒い冬の日でございました。

私の記憶が正しければ2月。

そう、バレンタイン近辺の出来事でございました。

どのような出来事だったのかは改めて振り返るにはここに書くと少々長いお話になってしまいますので私の過去の日誌を参照して頂けましたら幸いでございます。

確かあの日誌の最後には”もう行くことはないでしょう”と綴ったのを覚えております。

しかし時間が経つにつれ私の胸にはもう一度挑戦したい、何よりお参りしてから今日まで無事に、平穏に過ごせていることに対して御礼参りをするべきではないかという思いが膨らんで参りました。

そして9月のある日朝、起きてから行くなら今日だと決意を固め御礼参りへと行って参りました。

再挑戦にございますので交通手段も時間も全て同じものに致しました。

まだまだ残暑の厳しい頃でございましたので家を出てからしばらくして駅のホームで乗り換えの電車を待っていると非常に激しいゲリラ豪雨も降って参りました。

今回の行程も一筋縄ではございません。

ただ幸いなことに直接雨に打たれるということはございませんでした。

これも歓迎の雨と思い、目的地へと歩をすすめて参ります。

そして前回降り忘れた駅へと着き、今回は無事にしっかりと一回で乗り換えることに成功致しました。

その後も大きなトラブルはなく無事に目的地の神社に辿りつく事ができました。

前回よりも時間が早く、季節が夏ということもありついてからもまだ空が明るく非常に充実した時間を過ごすことができました。

しっかりと御礼参りを済ませ帰路につく頃には空は晴れ綺麗な夕焼けでございました。

これにて御礼参りのお話はお終いでございますが、お嬢様におかれましても無限大の可能性をご自身で狭められることはございませんよう日々をお過ごしくださいませ。

富士山からの景色には及ばぬかもしれませんが、日誌の最後にはその日撮った写真も何枚か載せますのでぜひ御覧くださいませ。

 

ではティーサロンにてご帰宅お待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冴島

日誌

お嬢様、お坊ちゃま
朝晩と涼やかになり秋を感じておられる頃合いでしょうか?
近衛でございます。

今回はハロウィンフェアについて少し書かせていただこうかと存じます。

私は、サマーフェアに続いての二回目の撮影でございました。

普段とは違った使用人たちの姿を見ることができとても新鮮な気分でございました。

犬と猫といったテーマでお送りした今年のハロウィンいかがでございましたか?

お戻りの際にはお嬢様、お坊ちゃまが見てみたいと思うハロウィンのテーマや仮装なさったエピソードを聞かせていただけましたら幸いです。

ハロウィン飾りで彩られたティーサロンにて、お戻りになられる時をお待ちしております。