ご機嫌麗しゅうございます。お嬢様。
いったい何が起きているのでしょう?
4月に28度の夏日があり、意味が分からないよ…と思った日があったのもつかの間、まだ5月だというのに東京で30度を超える真夏日、そして連日の激しい朝晩の寒暖差。
体調崩されておりませんか?心配でございます。
葉山でございます。
さて、今年は花の時期も例年に比べると大幅に前にずれ込み今が見ごろのはずの藤の花も東京ではすでに終わりを迎えているとの知らせを耳にいたしました。
花を見に行く予定を来週にしようなどと考えていると痛い目を見るなんてことも。
ならばと季節の花を見に今日も元気にお散歩でございます。


本日愛でに来た花は「百花の王」とも呼ばれる牡丹の花でございます。
牡丹は花が非常に大きく、可憐で優雅。
大きなものになると30センチほどになるものも。
薄い絹のような花びらが幾重にも重なり、まるでドレスの様。咲くというより花開くや花満ちるといった表現が似合う花。
ちなみに冬に咲かせる寒牡丹や冬牡丹なる品種もございますが、こちらは冬に咲くように工夫され手の加えられたものでございます。
雪の中で大輪を開いている姿を何かでご覧になったことがあるのではないでしょうか。
そして「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」とまるで当家のお嬢様方を表現しているかのような言葉がとても有名ですね。
芍薬と牡丹は非常に似ている花ですが簡単に申しますと「芍薬は草として育ち」「牡丹は木に咲く」という違いがあります。




牡丹は華やかで凛としていて、優しく立派に気高く咲き誇っておりました。
牡丹は暑さや日差し、雨や湿気に弱い花。その華やかさとは裏腹に咲いている時間は長くはございません。
だからこそ「美しさの儚さ」や「今という時の尊さ」を人はこの花に感じてしまうのでしょう。
風に揺れる花を眺めながら、もしお嬢様がこの景色をご覧になられたらどの花をお好きになるだろうかと考えずにはいられない、そんな過行く春の一日でした。